三銃士 上 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042020127

感想・レビュー・書評

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  • あまりにも有名なお話ですが、ちゃんと読んだ人は意外に少ないかもしれません。
    17世紀のパリ、ルイ13世のご時世、国王直属の部隊のマスケティアーズ(銃士隊)は精鋭ぞろい。中でもマスケット銃と剣の精鋭アトス、アラミス、ポルトスの三銃士は別格。そこへガスコーニュ地方の郷士の青年ダルタニャンが一旗あげるためにパリに出てきます。そして三銃士に出会うやいなや、次々に決闘を申し込まれるダルタニャン! もう痛快、はらはら冒険活劇が始まります。

    デュマの登場人物の性格描写や伏線の張り方は絶妙で、長編にもかかわらず流れるような軽やかさで読ませます。ただデュマは会話の描写がちょっぴり苦手なのかな~? 少しもたついているところもありますが、そこはご愛敬ということで♫ 

  • 映画を観て興味がわいたので読みはじめてみました

    わかってたことですが、結構映画とは登場人物のイメージも設定も違いますね

    でもやはり名作ですね
    面白いです

    それにしても銃士というのはもっとしっかりした人たちだと思ってたけど、結構やりたい放題自分勝手な人たちでびっくり

    あとバッキンガム公が結構いい人っぽかったのと飾り紐(?)を取り返す過程があっさりめだったのが一番驚いたかな

  • 古典はやっぱり面白い!

    ダルタニャンと三銃士が枢機卿の陰謀に立ち向かう冒険活劇。ダルタニャンの真っ直ぐ過ぎる性格が馬鹿なんだけどあまりにも眩しい。理由を知らなくとも命を賭けちゃう忠義!自分の命にそんな価値があるのか?と言い切ってしまう実直さに微笑ましくも凛々しい騎士の姿を見てしまう。
    物語はまだこれからが本番って感じなので、続きがとても気になるところです。

  • 映画「仮面の男」を観て、あまりにもその世界観が忘れられず、「三銃士」を手に取った。
    始めは、誰が誰だか…と洋書特有の「名前分からず」になったが、それぞれの登場人物の個性がハッキリしている為、あまり困らず読み進められる。

    今の所、電車を降りるのを忘れそうになったり、ハッと気が付くと昼休みの終わりだったり、寝る時間も大分削っている。
    「上中下と全部読めるかな?」と思っていたが、難なくクリアしそうだ。

    ここから先も、大切にしながら読んで行きたい。

  • 人形劇化に伴い新装版ができて一気読みしました。NHKのアニメを見た世代なので懐かしくて。どうしてもアニメとの比較をしてしまうのですが、違うところを含めて楽しく読みました。三銃士とは剣の腕だけでなくどんなに人間的にも優れているかと思いきや。酒に女、何かと言えばすぐに決闘、宵越しの金はもたないとばかりの散在、ゴシップの宝庫になりそうな連中です。そんなとこから起こる騒動と、イギリスへの旅や戦争など、度重なる難問に次々と向かっていく冒険譚にワクワクします。ミレディーの謀略にもさすが悪女と手に汗握りました。ラストはちょっとさみしくもありますが続編もできているのだし。何をしてても彼らはあんな調子で行くのだろうと想像するのもまた一興。

著者プロフィール

1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

「2016年 『ボルジア家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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