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- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042536024
感想・レビュー・書評
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内気で引っ込み思案のランバートと積極的で自信家のチャールズ。最初は会社の同僚にすぎなかったが、だんだんと親しくなった二人は一緒に住みはじめる。自分と正反対のチャールズにランバートはすっかり魅了されるが、チャールズは徐々にその粗暴な本性を露にしはじめ、やがてランバートを愚弄した女たちをつぎつぎと殺していく――
「衝撃の結末」というのもこの作品が発表された当時ならば充分通用したかもしれない。でも悲しいかな、今このテのものを読みなれている人には半分ほどで充分予想がつくだろう。それでも後半、ジャーナリストのモーリーがチャールズの正体に気づき、ヘンリエッタに身の危険が迫る場面ではそれなりにハラハラした。時代設定が1930年代なんだけど、ニーリィがなぜこの時代にしたのかよくわからない。
衝撃度では「心ひき裂かれて」の方が上かな。とにかくとことんいじけた性格ランバートの一人称なので、それで読み進めるのがキツかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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