ディファレンス・エンジン 上 (角川文庫 赤 キ 6-1)

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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042659013

感想・レビュー・書評

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  • 蒸気機関で動くコンピュータとか、スチームパンクの世界感に引かれました。ストーリーはちょっと難しくて、全部読んで解説読んでようやくわかってきた感じです。いずれ読み直そうと思います。映画になったらうれしいですね。?

  • あまりギブスンぽくないと思ったら、作品のアイディア自体はスターリングのモノだということ。納得して読み進めるも、いまいち波に乗れず(ストーリィが上手く掴めず)上巻の終盤を迎える。フレイザーが出てきた辺りからようやく面白くなり、楽しむことが出来た。オリファント邸に居た日本人5人は「長州ファイブ」を思い起こした。さあ下巻へ。

  • 冒頭は少し期待したけど古いせいか頭に入らない

  • 蒸気機関が発達し、チャールズ・バベッジの差分機関(ディファレンス・エンジン)が完成した一八五五年のロンドンが舞台。これまでディファレンス・エンジンの登場するSFはよく見てきたが、ようやく古典というべき本書を読めた。
    ひとつのIFからそれを波及させ、異なった世界全体を描くのはSFの面白さの最たるものの一つだけど、本作はその意味では高い完成度。詩人バイロンがロンドンのトップにいて、バベッジの弟子エイダはエンジンの女王とまで言われている。人々の情報はカードに納められ、差分機関で検索する場面はレトロだけど新しい。
    しかし上巻、読み終わってから内容思いだそうと思ってもすでに思い出せない。物語の起伏は下巻で。

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著者プロフィール

ウィリアム・ギブスン
William Ford Gibson
米国のSF小説作家、脚本家。1948年、サウスカロライナ州コンウェイ生まれ。1984年発表の「ニューロマンサー」(ハヤカワ文庫刊)で長編小説デビュー。本作のヒットによって〝サイバーパンクSF〟と呼ばれる文学ジャンルが確立した。以後、「電脳」三部作、『ディファレンス・エンジン』、「橋」三部作など数多くの著作を発表している。ハリウッドからも早い段階から注目されていたものの、彼の原作である『ニューロマンサー』『クローム襲撃』なども映画化の案アナウンスは出るものの実現にはいたらなかった。ギブスンの関わった映像作品には以下がある。脚本を執筆した映画『JM』(1995)、短編『ニュー・ローズ・ホテル』を原作とした『ニューローズホテル』(1998)、テレビシリーズ『X-ファイル』の2エピソード(「キル スウィッチ」「ファースト・パーソン・シューター」)の脚本を執筆している。

「2022年 『ウィリアム・ギブスン エイリアン3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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