星の王子さま (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042982197

作品紹介・あらすじ

砂漠のまっただ中に不時着した飛行士の前に現れた不思議な金髪の少年。少年の話から、彼の存在の神秘が次第に明らかに……生きる意味を問いかける永遠の名作、斬新な新訳で登場。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと読みたかった星の王子さま!子ども向けな簡単な内容と思いきや、深いこといっぱい書いてあった。

  • 記憶にないくらい昔に1度読んだ以来、久しぶりに読んだ。初めて読んだと思うくらいに感動した。
    成人して社会の中で生きている私たち大人が路頭に迷ったとき、救ってくれるのは子どもの強さ。子どもの時の強さを再び取り戻そうという思いが込められた物語だと思う。大人は間違いなくハッとするのではないだろうか。大人にならないとハッとできないかもしれない。ハッとできる大人になれたのも何だか良かったなぁ、と思わせてくれてありがとう、サン=テグジュペリ。

    5/20追記
    ちび王子は大人たちの子供時代のひたむきさや脆さや儚さなんだ。

  • 忘れていた大切なことを思い出したような感覚。

    大切なのは大人になってから学んだことではなく、子供の頃に感じたことかもしれない。

    大人になるにつれて何かを得たような気持ちになるけど、逆に多くのことを失っているのだと思う。

    日々の忙しさに磨耗している大人たちにこの本を読んでほしいと思う。

    これから空を見上げるたびにこの物語を思い出してしまう気がする。

    他の訳も読んでみたい。

  • 読むたびに感想が変わっていく大好きな本。社会人になり、数字に囚われたおとなになっていることを痛感した。「大人になるべき」と子供の頃は周りに諭されていたが、この本は「子供であること」を肯定している。大人になると自由度は広くなる。例えばお金を使えるし、行動範囲も広くなる。しかし、この本では反対に子供である星の王子様は惑星感を移動しているが、それぞれの惑星にいる大人たちはその場を動こうともしない。精神的な自由度は子供の方が広いことを見事に表現している。

  • 有名だけど、初めて読んだ。
    哲学小説みたいな感じだった。
    特にきつねのキャラクターが好き。

  • この王子様の一人称は『おれ』。攻めてる訳に好き嫌いはあるけれど、3冊読み比べてみて一番ズキューンとなった。

  • 読む度に新しい気持ちにさせる不思議な本。
    今、大人になって、このお話をわかったような気になっているけれど、果たしてそうなのか。
    また次に読む時、自分が何を思うのか楽しみです。

  • ほっと一息するテンションで読むのがいい

  • 考え方、感じ方ひとつ

  • とても有名なのでずっと読みたかった本でした。
    ストーリーやこの本のいいと思ったところはなんとなく分かりましたが、しっかりとはまだなので再読したいと思います。

  • 星の王子さま

    著者:サン=テグジュペリ
    訳者:管啓次郎
    発行:2011年6月25日
    角川文庫

    いまさらこの作品にどうこういうこともないけど、(たぶん)何十冊と出ている翻訳を読み比べて楽しむのって、ありだろうなあと思う。ただ、僕の場合はフランス語が全く分からないので原文との比較は無理だけど。源氏物語の現代語訳はそう何通りも読めないが、星の王子さまならできそう。

    その意味で一番の注目部分はどこなんだろう。レイモンド・チャンドラーの「プレイバック」でいうところの、
    If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.
    の部分みたいなところ。
    やっぱり、王子さま、本書の訳だと「ちび王子」が、地球の前、6番目の惑星できつねと会話するところかな。

    「さよなら」ときつねがいった。「ぼくの秘密をいうよ。すごくかんたんなことだ。心で見なければ、よく見えないっていうこと。大切なことって、目には見えない」
    「大切なことって目には見えない」とちび王子は、そのことばを忘れないようにくりかえした。

    これって訳者によってだいぶ違いがあるんだろうか。手許に他の翻訳本がまったくないので分からない。図書館へgoですな。

    一カ所、気になったところ。ちび王子の惑星には火山が三つあり、二つが活火山で一つが休火山となっている。今の子供たちって、学校で休火山という言葉を習うのだろうか?これ読んで初めて知るのだろうか?

  • 権威というものは道理の上に立つもの

  • とっても素敵な考え方に触れることができた。
    小麦畑の音を立てる風とか、星の光が全て消えてしまう例えとか。
    ロマンティックだなって思った。
    読んでいて前よりも理解ができた。
    大人になってしまったと考えさせられた。

  • 「たくさんの笑った星を所有する」

    大好きな言葉です。この本が教えてくれました。
    星の王子さまといえば大切なものは目に見えない
    という言葉が有名ですが…それよりもキツネが
    懐くとはどういう事なのかと教える場面が
    私は大好きです。「懐く」とは、例えば秋の日に
    収穫間際の小麦畑を見て、その黄金色を見て
    王子さまの髪の色を思い出すことだと…。
    主人公の「ぼく」は星の王子さまと出会う前、
    星を見上げてもそこには綺麗な星がある
    だけだった。
    しかしこんど夜空を見た時に沢山ある星の中に、王子さまの住んでいる星がきっとある。たくさんの笑うスズが輝いている。それを見て暖かく特別な気持ちになる。「懐く」は大切な人が今、自分のとなりに居なくても自分の心の一部、自分の世界の一部となる事だと
    私は読んでいて感じました。

  • 泣ける。
    王子様の純粋な心が良い。
    「大人ってやつは」が出てくる度に、胸が締め付けられる様な気持ちになる。

  • 小学生の頃初めて読んで、
    大学生の時に授業の課題で読んで、
    社会人になってからも、たまに読みたくなる。
    大事な一冊。

  • タイトルと絵が有名な作品。
    読んだことがないのに
    箱根のミュージアムに行ったことがあり、
    いつか読みたいと思っていたら、
    キューバのCallejón de Hamelにも
    星の王子さまの作品があって
    帰国してから読んだ。
    王子さまは大人が忘れてしまっている
    この世界の大切なものを彼の
    旅路を聞かせてくれることで
    教えてくれている。
    何が見えていて何が見えていないかが
    とても肝心だと感じた。

  • 小さいころ読んだ時より断然心に染み込んだのはなぜだろう。
    子どもの頃は王子がわがままに思えて小憎らしく感じた。大人になった今読むと、やるせなさと悲しさがずっと残る。
    もっと年を取ったらどのように感じるのか、今から楽しみ半分、怖さ半分。
    これからもこの本を開くたびに、年を取らない王子が年を取る私のそばに来て、何かを聞きたそうに私の感情を待ってくれるのだと思う。

  • 『本当に大切なものは目に見えない』

    『物事の本質は目に見えない』とも訳されてい名セリフ。

    わたしは、本心を伝えられなかった、薔薇の気持ちがすごくわかります。

    旅をして、成長していく少年。
    優しい、純粋な心。

    お別れの日の言葉。

    大人になって読んでも、泣けてきちゃう。

    この本は大切な宝物のひとつです♡

  • 王子の一人称がおれっていうのに激しい違和感を抱く。

    〜じゃんっていうしゃべり方もチャラチャラした男の子のしゃべり方みたい…。

    新しい感じで新鮮ではありましたが。

    でもやっぱり星の王子さまは特別な一冊です。

  • この物語はとても素敵だった、長さもちょうどよかったと思います。
    そしてこの本は分かりやすいように書かれていると思いますので、誰にでもおすすめします。

  • 3.2
    すみません、ほぼ覚えていません。
    また読み返します。

  • ちょうど読みたいと思ってた時に旅行先の沖縄で友達が貸してくれて読んだ本。もう一回じっくり、時間をかけて読み直してみたい。

  •  読みたい読みたいと思いつつ、なかなか手にする機会に恵まれずにいた一冊。社会人となり、読書習慣を付けたいと思い、これを機に購読しました。
     大人になって失ったもの、失ってみてはじめて気づけたこと。大切なことを思い出させてくれる一作です。

  • 大事なのはモノではなくモノに対するキモチ

  • 4.13/964
    内容(「BOOK」データベースより)
    『砂漠に不時着した主人公と、彼方の惑星から来た「ちび王子」の物語。人の心をとらえて離さないこの名作は、子供に向けたお伽のように語られてきた。けれど本来サン=テグジュペリの語り口は淡々と、潔い。原文の心を伝えるべく、新たに訳された王子の言葉は、孤独に育った少年そのもの。ちょっと生意気で、それゆえに際立つ純真さが強く深く胸を打つ―。「大切なことって目にはみえない」。感動を、言葉通り、新たにする。』

    原書名 : 『Le Petit Prince』(英語版 : 『The Little Prince』)
    著者 : サン・テグジュペリ (Saint-Exupery)
    訳者 : 管 啓次郎
    出版社 ‏: ‎角川書店
    文庫 ‏: ‎158ページ

    メモ:
    ・20世紀の100冊(Le Monde)「Le Monde's 100 Books of the Century」
    ・一生のうちに読むべき100冊(Amazon.com)「100 Books to Read in a Lifetime」
    ・死ぬまでに読むべき小説1000冊(The Guardian)「Guardian's 1000 novels everyone must read」

  • 泣いちゃう。

  • しくじり先生を見てからだったので、挫折せずに終われた。

  •  

  • 小学生の時に、完全に読み切ることができなかった星の王子さま。でも、20歳過ぎてから読んだ星の王子さまは、色々考えさせられるストーリーだなと感じさせられた。子供の頃の気持ちは、大人になるにつれて忘れてしまう。それを、ちび王子は思い出させてくれる。これから、自然と星を見上げてしまいそう。

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著者プロフィール

作家、飛行士。1900年フランスのリヨンに生まれる。子どもの頃に飛行機に乗ったことがきっかけで、空への夢を膨らませるようになる。大人になり、フランスの民間郵便飛行機のパイロットになり、多くのフライトを経験。第二次世界大戦中は、空軍で偵察飛行の部隊に所属。1944年、偵察飛行中に消息を絶つ。著書に『夜間飛行』、『人間の土地』など。

「2015年 『絵本で出会う 星の王子さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

サン・テグジュペリの作品

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