- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043484034
感想・レビュー・書評
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スーパー時代劇にて放送されていた「大奥」にハマっていたならば、ノベライズを読んでも十分ハマれるだろう。
宮崎篤姫のホームドラマ的な要素は、菅野篤姫にはない。
変革の波にさらされる幕末時代において、大奥の世界は時代遅れのシステムに支配され、そこに住まう女性たちを狭い檻の中に閉じ込めてきた。
しかし彼女たちが不幸であったかどうかは簡単に判断できない。
篤子は故郷と恋人に別れを告げ大奥と運命を共にすることを決断したし、和宮は政略結婚ではあったが真実の愛を見つけた。
生まれも育ってきた環境も違う二人の御台所ではあるが、短い結婚生活の中で二人は自分の運命を切り開く力を手に入れたのである。
篤子が家定と向き合った際に訴えたセリフが印象的だ。
ただ空を見上げるだけの亀に終わるのか。それとも広い世界へと勇気を持って踏み出すのか。
菅野美穂の美しい横顔を思い出しながら、是非とも読んでもらいたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドラマが好きだったので購入。
やっぱり篤子、家定、瀧山の愛憎関係がたまらなく大好きだ。
2005.12.25 第6刷/2009.10.27 購入/2009.10.29 読了 -
テレビでやっているのを一度見て、気になって買ってみたけれど違う話で残念。大奥の女性は怖いだけかと思っていたけれど、殆ど自由のない制度に驚いた。
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箸休め的にノベライズ本を、紐解いて見た。画像記憶が物語を連結してくれて、楽に文(フミ)が流れて行った。