異常快楽殺人 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1348
感想 : 129
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043486014

感想・レビュー・書評

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  • いかに異常に思える犯罪者にも、そうなっていった経緯があるわけで。生々しく殺人の様を描写した後に生い立ちを語ることで、ある種の問題提議をしている本なのではと思いました。ぐろいこわいと凶悪犯罪から目をそらしたり、あいつらは頭がおかしいんだと全否定したりするのじゃなく、モンスターが誕生したのは何故なのかきちんと見つめたい。ヘンリー・リー・ルーカスの母親が特にひどい。
    2011.05.04

  • 全く頭に入ってこない、外人さんの名前は無理だ

  • 「ダイナー」の作家でこのタイトルなので、さぞかし痛くて面白い本だろうと思いきや…

  • さいこ〜

  • とても面白かった。毎日ちまちま読んで居たので平気だったけれど、これは確かに一気読みは良くないかもしれないですね。

  • 文章だけで、残酷なのがわかる。
    人の肉を食べたり、人の皮膚をあんな事やこんな事…。表現がグロかった。
    実際の事件の話なのでリアルすぎる。

  • 最初は期待外れかもと思ったが、読むにつれて面白くなる本。猟奇殺人鬼7人の生い立ちや、心の傷にスポットを当てつつ、でも彼らの犯した罪は良しとしないスタンス(当たり前だ)なので好感を持った。
    個人的には7人の犯罪よりも、ベトナム戦争が1番悲惨だと感じた。結局怖いのは正義を振りかざす人。

  • 不謹慎なのは重々承知ですが、私は自分より頭のおかしい奴を見ると安心する

  • 非日常すぎる悲惨さだからこそ、物語読んでる気分になってしまった

  • 実際の大量殺人者7人を対象としたノンフィクションホラー。
    読み込むのに多量の精神力がいり、短時間で読み進めるのが困難。作者もあとがきで、制作陣が精神不調に悩まされたと語っている。
    紹介された殺人者たちはみな幼少期に何らかの虐待を受けている。そういった意味では彼らも歪んだ家庭からの被害者なのかもしれないが、しかし擁護は勿論できない。
    また同性愛や屍姦嗜好者が多いのも気になった。心理学では殺人とセックスは似た領域にあるらしいがなるほどと伺える。

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著者プロフィール

1961(昭和36)年、神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。デルモンテ平山名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけた後、1993年より本格的に執筆活動を開始。実話怪談のシリーズおよび、短編小説も多数発表。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社文庫)により、2006年日本推理作家協会賞を受賞。2010年『ダイナー』(ポプラ文庫)で日本冒険小説協会大賞を受賞。最新刊は『俺が公園でペリカンにした話』(光文社)。

「2023年 『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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