ノロイ: 小林雅文の取材ノート (角川ホラー文庫 77-5)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043563050

感想・レビュー・書評

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  • 映画の小説化?だったことに「いいかた〜」の所で気づく。
    帯にちゃんと映画の広告載ってるのによく見ずに購入してしまい、その後はブックカバーしてたので完全に気づいてなかった。
    基本、後ろのあらすじもよく読まずに手に入れてしまうのでしょうがない。

    随分と前に映画は観ていて中途半端なもの観たなという感想だった。
    案の定、同じ感想。
    小説として映画では描かれてなかった部分を描いてくれてれば…。

  • 『取材ノートとあるのになんで会話文体?」と思ったが、文庫裏の紹介では「ノートを元に書き起こした」とあるので、まあこれでもいいのか。

    肝心の中身は、前半はそれなりに盛り上がってくるのに後半からラストにかけて何も解決せずに終わってしまって「オイオイ…」という感じ。

    本の冒頭に小林雅文の関連ビデオ紹介や年表があり、いかにも実在の人物であるようなのでググッてみたら、たしかに本人のホームページがヒット。しかし、あれ?
    AmazonでDVD?

    とここで初めて「あ、そういえば昔そういう映画のCMやってたな」ということを思い出した。アンガールズと松本まりかのくだりをどこかで実際にそういう話を聞いたことがあるような…と思っていたのも、なんのことはない、そのCMで見たんだった。

    けっきょくこの本は「ブレアウィッチプロジェクト」的な映画のメディアミックス&Buzzマーケティングを目的としたシーディング(種植え)のひとつだったわけで、それなら結末がはっきりしていなくて当たり前か。

    本の内容よりもそのBuzzマーケティングがどういうものだったのかのほうに興味が出てしまって、その後ネットであちこち読んでしまった。小林雅文だけでなく彼のファンサイトBlogも用意してあるなどなかなか凝っているんだけど、思わぬところで正体が出てしまっている。

    ▽ くわしくはこのあたり
    http://myblast.blogtribe.org/archive-200508.html

    うーん、ネット上でこっそりと「仕掛け」を作るっていうのは相当用意周到にやらないとすぐボロが出ちゃうんだなあ、これもWeb2.0の集合知のひとつか?(笑)などと、別の意味で感心させられてしまった。

    こうなると映画(Amazonのレビューではかなり叩かれているけど)のほうも見てみたい気がするけど、怖い映画は苦手なのでたぶん見ないだろうな。

    そういえば、ネット上のクチコミ的な展開を使った怖い話しといえば、昔「マヨイガ」なんてのもあったなー。懐かしい…。

  • 怪奇現象研究家の小林雅文が失踪した。彼はある村に伝わる、相手を呪い殺す儀式を追っていた。その呪いは現代にも息づいているという。本書は残された彼の取材ノートを元に書き起こした真実の恐怖の物語である。(裏表紙)

    久々にホラー小説を読む。
    「取材ノート」というサブタイトルで手に取り、1ページ目のカラーで読んでみたいと思いました。
    内容は…うーん…もう少し郷土的な部分を深堀してほしかったのと、とっ散らかったキャラを整理してもらえれば…。

  • 映画「ノロイ」のスピンオフ
    映画内映画「ノロイ」を作った小林雅文の取材ノートの文庫化
    映画公開当時はサイトもあったらしいけど今は見れないので残念
    映画を観た後に読まないとナニが起きてるか、どれぐらい不気味な描写なのかわからないと思うのでファン向けのアイテム
    ファンのオイラは楽しめた
    劇中の小林雅文の心境が中心なので映画をちょっと補完してると思う

  • 画像ではとてもじゃないけど見られない。

    失踪したライターのノートを中心に取材している。
    確か映像化されたんだよね。パッケージ見たらこわくて放り出してた。

    読んだのはだいぶ昔で、何かの時間つぶしだった。
    自分がもし怪奇現象やこういった呪いに巻き込まれたら…想像したらやっぱりこわいなあ。

  • 取材ノートという形で綴られた作品。うーん、もったいないなあ、と思う部分がちょくちょく。なんだか不完全燃焼というか、あまりに解明されなさすぎな部分が多く感じる。「かぐたば」についてももうちょっと書き込まれていて良かったんじゃないのかあ、などと。
    だけど逆に考えてみると、中途半端に放り出された感があるせいでさらに怖く感じてしまうのかもしれない。「未知なる恐怖」という雰囲気もあるかもね。

  • 信じるか信じないかは…あなた次第?

  • 3月21日読了。短い本だったので、人との待ち合わせ中に立ち読みで一気に読んでしまった。「実在した取材ノート」という形で、実話であるかのように(実話じゃないんだよね!?)書かれた怪奇な物語。肝心な部分は曖昧にして、怖すぎる・詳細すぎる描写をしないところが逆に恐怖を生むのか。時々ぞくっとはしたけれど、記述が淡々としているだけにそれほど怖くない。映画は怖いらしいが、どうなのだろう。

  • 怖かったですよ!映画も小説のほうも!びっくりしました。

  • 怪奇実話作家が、取材ノートを残して失踪した。
    この本はそのノートを元に書き起こしたものです・・・
    ということでさ、本当なのかと思ってたけど、ウソなのね?これ??
    ただの小説なのね??(たぶん)
    なんだかな〜。だまされた私ってばおバカ〜^^;
    途中から「ありえね〜、これウソだろ」とは思ったけどさ。

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