- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043572229
作品紹介・あらすじ
京子は美しきギャルソン。だが幼い頃性的虐待をうけた彼女の中には、たくさんの人格――レズビアンのナオミや奔放なユカリなどが潜んでいた。さらに彼女の周りでは、何人もが謎の死をとげていて!?
感想・レビュー・書評
-
映画とは違って、小説として、ストーリー展開を楽しめた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多重人格のうちの一人が殺人を犯す、よくあるパターンのホラー。テンポは軽やかだけど、性描写が過激すぎたり、ラストシーンが物足りなかったり、やや不満足な内容。
-
大石圭らしい面白さがありました。最後まですらりと呼んでしまうことができました。
終わり方も良かったです。 -
途中まで
-
決して主食にはならないけど、すごくヒマなときに読んじゃうのが大石作品。
多重人格のオチはまぁよくあるパターン。
ただ、最後の結末があまりにも雑で。
大石作品のてっぱん構成、スリムでスタイルがよく、美しい若い女性。
対するはナニしてんのかよくわからんけど金持ちのそこそこの男。
今回は職業が作家で、そこになにか伏線が??
なんて期待したのに完全な肩すかし。
まぁいいか、大石作品ですから。 -
多重人格サイコホラー。多重人格になった経緯とか人格の特徴とかはなんだかもう、よく見かけるような感じで月並みっぽく。ありがちだなあ、という印象。大石作品にしては鬼畜度も薄め。
だけど。殺人鬼人格の憎しみの理由などが分かるにつれ、けっこうなカタルシスがありました。多重人格の怖さって……こういうところにもあるのかもしれないなあ。
ハッピーエンドに思えるラストも。よくよく考えるとそうハッピーでもないのかも。この後の物語が幸せになるのか更なる惨劇になるのかは、読者の想像に委ねられます。 -
多重人格の女の話です。
うーん、うーん・・・・・・「大石圭」として期待したものとはやっぱり違ったなぁ。ここ最近そうなんだけど。
なんというか、恐怖、せつなさ、無力感、執着、愛、なんてものが絡まりあった話が好きだったんだけど。うーん。
今回の話はなんか中途半端に感じてしまった。
それほど怖くもないし、切なくもないし、驚きもないし、オチもないし・・・・オチがない話しは多いからそれほど気にならないけど。
ワインの薀蓄もちょっとダルかったな・・・・・・・
でも、大石圭の新作が出たら絶対また買ってしまうんだ(笑)