土佐日記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫 83 ビギナーズ・クラシックス)
- 角川学芸出版 (2007年8月25日発売)
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感想 : 27件
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- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043574209
感想・レビュー・書評
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なのめのネカマのブログならむと思ひて読み始めたてまつれど、さしもあらず。まうけたまふネタの数々、自身の待遇を心うく思ひたまへるさま、道すがら海賊のむくひもこそすれなどとおびえたまふさま、そして今は帰らぬわが子を思ひたまへるさま…。いづれをとりても、いとあはれにをかしかりき。解説もゆかしかりき。
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2011/07/09
古典学習用に。
国司の任を終えた紀貫之が女性に扮して書き下ろした、土佐から京への紀行文。
2ヶ月弱の船上生活を思えばさぞかし大変だったに違いないが、今の時代から考えると、なんてのんびりとした旅なんだろうと思ってしまう。
それも、出立後10日余りは、土佐から大して離れることもなく毎日飲んだくれている始末。笑
とはいえ、長く読まれているのは、笑いの要素も入れつつ、喜びも憂さも率直に気持ちを書き綴った、紀貫之の人柄の表れもあるのだとも思います。 -
高知などを舞台とした作品です。