灼夜 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.18
  • (0)
  • (5)
  • (3)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043759064

作品紹介・あらすじ

母親とふたり貧しく暮らす篤のもとに、知り合ったばかりの中国人美少女リーホワが突然訪ねてきた。甥が誘拐されたという。篤は、中国人三世の先輩・尾崎とリーホワと3人で甥の救出に乗り出すが……。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 途中までの二転三転の展開はまずまず面白かっただけに、最後のよくある終わり方が残念。

  • 母子家庭育ちで、どちらかといえばヘタレ気味の中学生が、ひょんなことから誘拐に端を発した激動の1日に巻き込まれる。
    これだけ全員が私利私欲のために仲間をためらいもなく裏切りると、むしろ潔く感じてしまうような感覚に陥った。
    暴力に満ちた作品なのに、少年の成長が好ましく、後味が決して悪くない不思議な作品です。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

永瀬隼介

1960年鹿児島県生まれ。國學院大學卒。週刊誌記者を経てフリージャーナリストとなり、祝康成名義で『真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ』を刊行するなど事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレントボーダー』で小説デビュー。事件現場で培った取材力を活かし、現代の深部を抉る骨太のサスペンスや犯罪小説を発表している。近著に『帝の毒薬』『カミカゼ』『三日間の相棒』『白い疵 英雄の死』『12月の向日葵』など。ノンフィクションに『19歳 一家四人惨殺犯の告白』などがある。

「2022年 『殺し屋の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永瀬隼介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×