マリア・プロジェクト (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 404
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043765010

感想・レビュー・書評

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  • 扱っているテーマは面白いのだが、少しもたつき感があって長く感じるかな。

  • 自分が女だったらまた感想は違ったものになるだろう
    楡周平らしくハードボイルドでなんとなくありそうなことを描いている
    厚い割にスラスラ読める

  • 読みごたえをブンブン感じました!
    後半が少し自分には合わなかったようですけど・・・
    すごい題材の切り口を見せているのと
    上手いです!
    圧巻の文章力と構成で惹き込まれます
    さすがと思いますが、自分的には少し足りず。
    ですが、フィリピン事情や医療事情は
    ものすごく沸沸と伝わってきました。

    日本は平和でいいっす
    これも先祖のおかげか?国民の力か?
    よくわかりませんが
    フィリピンは、大変なんですね
    フィリピンのある一面を把握するのにもいいんでしょうね
    あんど
    けっこう
    リアルにダークに描かれている国と医療が
    怖かったです

    ☆3ですが
    良い作品であることは間違いないですね。

  • 堕胎と不妊治療にビジネスチャンスがある。
    頭がいい人が倫理上正しくないことに使われた場合について考えさせられる。
    家柄を大切にする階級という普段あまり知らない世界についても垣間見れる。
    フィリピンについても学べる。

  • 体外受精・代理出産と臓器移植・売買など、医学ミステリーには良くあるテーマ。

    いくら研究や金の為とはいえ、人間農場のような事をやると言うのはありえなくはないかもしれないけれど、リアリティがあるかと言われれば、疑問。

    ロビン・クックは自分の臓器を作る為に、人間でなく猿を使っていたのを思い出した。

    ストーリーはともかく、ころころよく視点が変わる。

    解説には「視点が変わって矛盾点が出ないのは、筆力がある証拠」とあるが、視点が変わる際、1行開けているけれど、ページをまたぐ所だとそれが解りづらく、あれ、今誰が見ているんだっけと思ったのは1回や2回ではない。

    せめて、章単位で視点を固定した方がいいのでは、と思う。

  • 生まれてくることのなかった子供の卵子から新しい命を生み出し、どこかの金持ちに売ったり、その臓器を移植に使うプロジェクトの話。どこまでが許されて、どこまでが許されないのか。

  • -

  • 一番最初の子供を堕ろすシーンの文に惚れて読みました。
    この本に必要な知識が全くないので一回目に読んだ時はちんぷんかんぷんでしたが、何回も読んだり調べたりしたら少しだけ内容を掴めた気がしました。もっともっと読み込みたいです。

  • 医療の進歩によって、今までだったらこの世に生まれていない命や、助からなかった命が救われるようになったが、どこまでが許される範囲なのか?
    不妊治療や代理母といった、今となっては特別なことではなくなっているものから、技術的には可能だが、現段階で倫理的に許されるのかが微妙な医療行為もある。
    もう10年、20年すれば、金で買えない命は無いなどと宣う先端医療ビジネスをやる社長が出たりするかも。

    ただ、せっかくの重いテーマと、徐々に伏線がつながっていく上手さがあったのに最後は映画化を意識したのか?戦闘シーンになってしまい、残念。

  • 最初の2ぺージ、プロローグにすら入っていないところで「あ、無理」と投げ出した。最短記録だ。
    いつかこれを読める日が来るだろうか。

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著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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