王女の渇き (角川ホラー文庫 は 2-2)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
2.20
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043771028

感想・レビュー・書評

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  •  自傷傷が残る左手首が発見される。刑事は、とある会社に近づくが…。

     なんとも、微妙な作品。
     カテゴリーはホラーだから、推理でもSFでもないんですよ、ってテイなんだろうけど、むしろそれが逃げ道になってる気がして後味が悪い。
     でもって、リスカなどの自傷癖のある女性が物語の核になってくるのだけど、それを題材に取り上げてる扱いもなんか微妙なのだ。
     まぁ、リスカの要因なんて、100人いたら100通りあるから、一概に言えることではないんだろうけどね。

     ともあれ、出てくる人物、誰一人にも感情移入がしにくいのことは確かなんだろう。それをあえて、狙っているのか、そうなってしまったのか、その意図が見えにくいところが、やっぱり難点なんだろうな。

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