千里眼の復讐―クラシックシリーズ4 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 461
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836208

作品紹介・あらすじ

日中開戦の危機を回避したものの人民解放軍に拘束された美由紀。解放の条件に殺人事件の解決を依頼され、香港の施設を訪れるが患者は脳梁を切断され、担当の医師は友里佐知子に酷似していた。完全書き下ろし最新作!

感想・レビュー・書評

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  • エンタメ色の強い作品が読みたくなり手に取る。
    シリーズ物なのだが、前作を読んでからだいぶ間が空いてしまったので
    設定を思い出しつつ読み進める。

    トンネルと言う閉鎖的な場所で起きた事件にヒリヒリさせられる。
    とにかく逃げ場が無さすぎて思わず叫び出したい気持ちになる。
    主人公の美由紀は相変わらずのスーパーウーマンだな。
    生き残った人たちの後日談とかあるのかな。
    内容を覚えているうちに次の巻も読んでしまおう。

  • 今作は微妙だったかな。山手トンネル事件を引き起こした敵の目的が最終版で明かされて漸く納得はできたけど、目的と手段がちぐはぐな印象が拭えなかったというか、唐突なデスゲームは本当に必要だったのか?最適な選択肢だったのか?と脚本構成に疑問を感じた。また同じ展開の繰り返しで中弛みしている気がして惰性で読了した。
    あと、美由紀が中学生に一目惚れしたのが納得いかなかった。そんなんある?しかも最後に一度だけでもキスしたってのがさぁ。それまずくね?モヤモヤの残るお話でした。

  • ジャムサって、もっと優秀に書かれると思った。

  • 残酷な場面の連続でしたね。

    解説の方は後書きで緻密なストーリーだとか友里の存在感が増したみたいなことを書いて誉めておられましたが(解説がケナすわけもないですが)、そうかなぁ???

    自称千里眼たる友里の計画のお粗末たること甚だしく、目的完遂の為にスマートな方法一つ考えつかずに殺戮シーンを繰り返す方法を選択したのは頭悪すぎな気が...

    ちょっとやり過ぎ、というのが感想でした。

  • 1

  • 日中開戦を阻止した岬美由紀だったが、違法行為のせいで南京の監獄に収監される。恩赦の条件は連続失踪事件の解決。現場の香港には脳梁切断手術を施された人々の姿が…。友里佐知子の陰謀を察知し東京に戻った美由紀をトンネル崩落事故が襲う。そこに鬼芭阿諛子の声が響いた!「ようこそ、恒星天球教主催のイリミネーションの儀式へ」隔絶された都心の地下深くで繰り広げられるデスゲームの行方は?

  • クラシックシリーズ第4弾。今回は恒星天球教の教祖友里佐知子が仕組んだトンネル崩落事故に岬美由紀らが巻き込まれ、中に閉じ込められる。トンネル内に放たれた刺客に苦しめられながらも戦い、陰謀の真相を暴いていくという話。強くて賢いヒロイン。ハリウッド映画のパニックムービーを思わせるようなスリリングな展開。現実世界では起こり得ない話ながらも読むのを止められない。もはやミステリーというよりアクション小説となっているこの作品。教祖友里佐知子は次にどのような陰謀を企んでいるのか?。引き続き読んでいきたい。

  • 既読

  • 設定がすごいけど、余りにも美由紀が強すぎるかも。

  • 読了。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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