万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043836529
作品紹介・あらすじ
わずか5年で京都随一の有名スポットになった音隠寺。そこは、あらゆる願いがかなう儀式で知られていた。京都に赴いた凛田莉子は、住職・水無施瞬によるトリックをほぼ見抜くが、決定的証拠を握れずにいた。止められない瞬は、次の話題づくりに安倍晴明の式盤を狙う。所在不明の式盤を密かに探し、盗むつもりだ。「国宝」にたどりつくのは莉子か瞬か?かつてない敵を相手に、究極の頭脳戦が始まる。書き下ろし「Qシリーズ」第11弾。
感想・レビュー・書評
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預言が必ず当たる京都の若きインチキ住職と莉子の対決。あのリサイクルショップの兄弟子でもある。雑学の脇道にそれながらいつものように話は進んでいくのは流石。結構ハートフルな結末だが、今までの作と比べると意外性は少ないと感じた。
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どんな祈願も叶える寺の謎を莉子が見抜く。
シリーズも10作を超えると飽きたりするけど、このシリーズは安定していて、楽しめる。 -
わずか5年で京都随一の有名スポットになった音隠寺。そこは、あらゆる願いがかなう儀式で知られていた。京都に赴いた凛田莉子は、住職・水無施瞬によるトリックをほぼ見抜くが、決定的証拠を握れずにいた。止められない瞬は、次の話題づくりに安倍晴明の式盤を狙う。所在不明の式盤を密かに探し、盗むつもりだ。「国宝」にたどりつくのは莉子か瞬か? かつてない敵を相手に、究極の頭脳戦が始まる。書き下ろし「Qシリーズ」第11弾。
(2011年) -
京都のとあるお寺での話。莉子ちゃん、兄弟子との勝負!割と早い段階でトリックを見破っていたので、次のお話でもあるのかと思いきや、なかなか尻尾がつかめなかった。
お金持ちは移動のスケールも大きいなぁ。 -
今回は豆知識も興味が湧かず、ちょっぴり残念。
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師弟対決! 相変わらずトリックの仕組みがおもしろい.恋愛面も一歩進んだ感じで.
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瀬戸内から師事を受けた水無施瞬と莉子の勝負はどちらも実力が同程度。
互いの考えの読みあいがとても面白かった。
一見、悪役に見える水無施だが、親の為に寺を継いだことや売り上げを寄付していたことなど瀬戸内に行動が似ており、悪になりきれていない人物だった。
次回以降にも莉子を助ける一人として登場してほしい人物だと感じた。