殺人鬼 ‐‐覚醒篇 (角川文庫 あ 45-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043855056

感想・レビュー・書評

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  • ジェイソンや!(13日の金曜日)
    ブギーマンや!(ハロウィン)
    スプラッターや!
    ほんまに、問答無用で殺されるやん。
    それも、「痛い!痛い!痛い!」ってやり方で…
    手、足千切られて…最後は…◯◯◯千切られる…(−_−;)
    何か殺人鬼の正体とか以前にエグいわ。
    普段から、猟奇殺人系の読みまくってるとはいえ…^^;
    何かミステリー要素もあったらしい。伏線があったと、人は言う…
    私の中では、手とか足とか頭とかが、飛び交うだけにしか見えなかった…
    もう一回読もか!
    いやいや、逆襲篇(続編)が待ってるから、ムリ!
    …間髪入れずに、こんなの読むか(⌒-⌒; )

  • どうなるかなと読み進めてましたが、終始スプラッター。
    ラストの驚きはしっかり作ってくれましたが、ほぼほぼグロ描写…

  • 普通のグロ系の殺人ホラーかと思ったら、トリックのある話やった。
    なんか登場人物の名前とか服とかおかしいなーとずっと違和感あったけど、全員双子でそれぞれ話が別々に別れてて進行してたとは!
    トリック分かってもちょっと分かりにくかった。

    殺し方はまあグロい系だけど、別に普通だったが逆さに吊られて、自分の腸を食べさすシーンが良かった!!笑
    こんなグロシーン、映画でも見たことないし「うわー」と思えて良かった!!!

  •  内容は、双葉山にやってきたTCメンバーズの一行。キャンプファイアで行った百物語で、この山には殺人鬼がいるという話が持ち上がる。冗談と一蹴する皆の中、一人の女性のみがその話をしてはいけないという予感をする。そして、その夜から殺人鬼は目覚め――。
     正直言うと初日でリタイアしようかと思った。ホラーだとは知っていたんだけど、ここまで残虐的なホラーだとは思っていなかった。私が読んだホラーは「ジキルとハイド」と同氏の「Another」だけだったため、ホラーに関する知識がゼロに等しく、ホラーは学校の怪談的なお化けや妖怪の類だと思ってた。けど、作品読んでいて気づいたんだけど、ジェイソンもホラーだったんですねー。怖い目を見ました。
     推理小説でも時々、バラバラ殺人とかがあるわけで別にそういうので怖がるということはないと思っていたのですが、綾辻氏の巧みな描写と読んでいて恐怖を感じさせる文章、そのシーンのイメージのしやすさなどが相まって、とても恐怖を感じる箇所が多かったです。具体的に書くとグロテスクなブログになるの必須なぐらい。足と手と首の切断は当たり前、内蔵は飛び散り眼球を切り取るシーンすら巧みに描かれており、想像できずざっと読んだシーンまであったくらいです。
     しかも、そんな作品なのに冒頭のシーンでは官能小説かと思うような(といっても読んだことありませんが)シーンが描かれ、こちらも氏の巧みな描写です。そんなシーンの中に殺人鬼による殺人が行われるわで、天地がひっくり返るような衝撃です。「残酷描写という点ではそこまでたいそうな代物でもない気がする」という氏は後書きで書いてあるのですが、ホラー慣れしてない人には少なくともかなり残酷描写です、これ。
     ただ、何とか読み進めていって呆然とするラストにぶち当たりました。解説に書かれていましたが「不注意な読者は唖然とする」はまさに自分のことでした。いや、言い訳がましいですが、私もトリックの一部には、ん? という感じで気づいていたのですが、あまりにホラー要素が強くてそちらに注意が向いてしまって、そこまで読み取る余力がありませんでした。こんなことあるわけ――と思いますが、ホラーなのでこんなことあるわけが通用するのでしょうか。

     やはり、氏は読者に対して何かを思い込ませ、その思い込みを壊すという作風が得意なのでしょうか。懐疑的な推理小説読者に対して、疑問を散りばめるだけでは犯人がわかりやすくなってしまう(二時間ドラマなど)ので、その部分を思い込ませ(=信じこませ)そこを壊し、どんでん返しを図りますね。この作風好きです。毎回ハマリやられたという感じがまさに推理小説。

     次は、殺人鬼Ⅱ逆襲編を読む予定だったのですが、逆襲編は更に内容が残虐らしいのでこちらは読まないことにしました。今後氏だけではありませんが、ホラー作品だけはちょっと読めそうもありませんね……。

  • とにかくグロい。エグい。しんどい。

    TCメンバーズとは何のグループ?というのが分かった時にはなるほどと納得したものの
    描写がグロすぎて細かい部分は流し読み
    伏線回収の頃にはえ?どういうこと?となりました。

    続編の逆襲篇を読むのは期間をおいてからにしよう…しんどい…

  • ホラーミステリー
    あんまミステリー要素ないやんって
    思ってあんま何も考えず
    読み進めたんがあかんかった
    綾辻さんやもん
    そりゃあるよね
    ちゃんといろんなとこに疑問もって
    読み進めるべきやった
    最後まで読んで
    もう一回いろんなとこ注目した読みたいって思った

  • 某名作ホラー映画より、殺害描写は残酷に執拗く描かれてる
    綾辻行人先生ならではのトリックもあるけど、ミステリー楽しみたい人向けでは無い
    グロ描写に耐性がありホラーを求める人に勧めたい
    オチはかなりあっさりしてたけど、それ以外で胃もたれする位描かれてるから良いかなって感じ

  • グロい描写には慣れてるつもりだったけど、それでも読んでて思わず顔を顰める程度にはグロかった…

  • ああ、グロかった…。グロいのが苦手な私にはこれぐらいでも結構きついものがあった…。でもオチが気になって読み進めてしまった。途中で「もしや…」と気付いた通りのオチだったけれど巧妙に伏線が張られていてパッと見では気付かないなぁ。

  • グロい。
    ホラー要素の強いミステリー?
    こちらが最初のほうなのかな。

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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