魔女たちのたそがれ 赤川次郎ベストセレクション(15) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 165
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043870219

作品紹介・あらすじ

小さな雑貨卸売会社に勤める28歳の会社員。毎日、目の回るような忙しさだが、その奇妙な電話は、仕事中にかかってきた。「助けて…殺される」声の主は、中学高校で同級だった幼なじみの依子に違いない。山あいの小さな町にある小学校で教師をしているはずだが、一体何があったのか?閉鎖された町で続発する怪事件。その裏に隠された戦慄の事実とは-。赤川ホラー・サスペンスの秀作が新装版で蘇る。

感想・レビュー・書評

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  • 魔女たちの長い眠りから読んでしまったので、この作品を後読みしました。赤川次郎さんの作品は、懐かしくて読みやすくハマりやすく…また魔女たちの長い眠りを読みたくなりました!

  • 久しぶりに赤川次郎の推理小説が読みたいなーと思って。

    読めば読むほど気味が悪い。
    相変わらず一文が短くて読みやすいけど、なんか、あれ?こんなに気味悪い世界だったけ、赤川次郎ワールドは。

    読み終わり、解説読んでわかりました。
    これはホラー小説でした。
    しかも伏線の回収にはもう一冊あるそうで、もやもや気味悪いままです。

    でも次が読みたくなる展開と、中学生でも楽々読めちゃう文体で、さらさらーっと読めました。頭使って読まなくていいから、仕事で疲弊したあとの気分転換にもばっちし。

    伏線回収はするけど、今度は間違いなく赤川次郎の探偵物を選ぼう。

  • 「趣味が読書」となった本です。
    中学生の頃入院した際に、父からの差し入れ。
    病室で読むにはとても怖い本でしたが(笑)、ほんの世界に引きづり込まれました。

  • 20年以上前にSFCで発売していた、魔女たちの眠りというサウンドノベルゲームの原作ということで興味を持ち、読んでみました。

    登場人物が多くないのと、サクサクと話が進んでいくため、非常に読みやすかった。

    登場人物の描写が少ないので一人ひとりのキャラが弱い感じがした。
    読め進めていくうちに話の結末を予想できてしまった点は物足りなさを感じた。
    「谷」についての情報が少なく、怖さを掻き立てられなかった点は残念。山奥にある集落ぐらいのイメージしかわかなかった。

    次作の魔女たちの長い眠りがあるので続けて読む事をお勧めします。

  • 最近は読まなくなりましたが、この頃の赤川次郎さんの作品が1番好きです。不穏な空気感と言いますか、、ギクシャクとした不協和音のような人の隠した心の中を、サラッと書き上げていて、だから怖くもあり納得も出来、読み終わった後の、軽い切なさも心地良い。この本が、そういった感覚を得られる1番良い作品だと思います。懐かしい。

  • 初の赤川次郎。超読みやすい!が、ラストは!
    続編読んで消化できることに期待。

  • 以前『魔女たちの眠り』というゲームソフトがあり、その原作ということで読み始め。

    肝心の内容はホラーなのかサスペンスなのかそれともミステリーなのか、どっちつかずで中途半端。矛盾やご都合主義も多く、ラストは「えっ?」というところで終わってしまう。題材や設定が面白いだけに残念。

  • 津田は小さな雑貨の卸売会社で働いている28歳。
    ある日、「助けて……殺される」という電話が幼馴染の依子26歳から来る。
    津田は依子が小学校教師として働いている小さな山間の町へ行く。
    津田は山道をさまよっている依子を偶然保護し、大きな町の病院へ。
    依子が津田と刑事に語ったのは、山間の小さな町で繰り広げられた怪異な出来事の数々。
    別の刑事がその小さな町へ調査に行ったまま行方不明になっていたりも……
    最後は意外な結末。

    ということで途中は結構面白かった。
    でも、ご都合主義が多かったり、矛盾もあったり、最後はぐだぐだ。
    なんだかね。
    ★1つ。

  • 「助けて……殺される」
    2015/05/25-05/30

  • ホラーサスペンスと言うことでドキドキを期待して読んだのですが、えぇー!そう終わるの??と少しガッカリ。。

    本当に最後の最後までハラハラしながら読んだのですが…

    この後に続くストーリーが別冊であるそうなのですが、どうしよう。
    気が向いたら読んでみよう。
    気、向くかなぁ。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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