ドラキュラ城の舞踏会 百年の迷宮 (角川文庫 あ 6-147)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年9月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043870264
感想・レビュー・書評
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テンポが良く、さら〜りと読めます。
殺される必要、あった??
という人物も居ましたが(笑)、ホラー要素としてインパクトはあったと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
流石、赤川次郎さん。
文章が読みやすかったです。
土砂が崩れて、中世のお城が完全な形(中身も新品同様)で現れるって、
そりゃあワクワクしますよね。
ルーマニアのお城なのに、日本人女性の肖像画が飾られていれば、
尚更想像を掻き立てられます、きっと。
なので、お城が現れてからの騒動は容易に想像できました。
ブラム・ストーカーさんもちょこっと出てきて面白かった。
これは吸血鬼ものということになるのでしょうが、
どちらかというと狼の方に重点が置かれていたように思います。
まぁ、結末の所為かもしれませんが。
所謂吸血鬼のイメージは、蝙蝠に変化できて狼を使役して・・・。
こう書いていくと合っているようにも感じますが、何かしっくり来ない。
たぶん、主人公の松橋美奈の能力が中途半端だからでしょう。
というより、正体が定かでない。
美奈のお母さんもよく分からなかった。
マックスの行動も説明不足だし、全体的に消化不良気味でした。 -
ルーマニアの山奥で発見された中世の城
ドラキュラ城と名付けられた城内には日本人女性の肖像画
肖像画の女性に瓜二つの松橋美奈は運命に導かれるようにルーマニアへ…
城の発見者である小国にルーマニア観光大臣ナタリーは恋に落ちる
小国が鏡の中の美奈と瓜二つの女性に言われた「私を裏切ったのね!」
ドラキュラ城での舞踏会へ来てしまった「彼ら」
そして「彼らの国」へ行き着いた美奈が見た、本当の「彼ら」
鷹が語る人間は奇妙な生き物でしかない