ドラキュラ城の舞踏会 百年の迷宮 (角川文庫 あ 6-147)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043870264

感想・レビュー・書評

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  • テンポが良く、さら〜りと読めます。
    殺される必要、あった??
    という人物も居ましたが(笑)、ホラー要素としてインパクトはあったと思います。

  • 流石、赤川次郎さん。
    文章が読みやすかったです。

    土砂が崩れて、中世のお城が完全な形(中身も新品同様)で現れるって、
    そりゃあワクワクしますよね。
    ルーマニアのお城なのに、日本人女性の肖像画が飾られていれば、
    尚更想像を掻き立てられます、きっと。
    なので、お城が現れてからの騒動は容易に想像できました。
    ブラム・ストーカーさんもちょこっと出てきて面白かった。

    これは吸血鬼ものということになるのでしょうが、
    どちらかというと狼の方に重点が置かれていたように思います。
    まぁ、結末の所為かもしれませんが。
    所謂吸血鬼のイメージは、蝙蝠に変化できて狼を使役して・・・。
    こう書いていくと合っているようにも感じますが、何かしっくり来ない。
    たぶん、主人公の松橋美奈の能力が中途半端だからでしょう。
    というより、正体が定かでない。
    美奈のお母さんもよく分からなかった。
    マックスの行動も説明不足だし、全体的に消化不良気味でした。

  • ルーマニアの山奥で発見された中世の城
    ドラキュラ城と名付けられた城内には日本人女性の肖像画

    肖像画の女性に瓜二つの松橋美奈は運命に導かれるようにルーマニアへ…

    城の発見者である小国にルーマニア観光大臣ナタリーは恋に落ちる
    小国が鏡の中の美奈と瓜二つの女性に言われた「私を裏切ったのね!」

    ドラキュラ城での舞踏会へ来てしまった「彼ら」
    そして「彼らの国」へ行き着いた美奈が見た、本当の「彼ら」


    鷹が語る人間は奇妙な生き物でしかない

  • 本当に久しぶりに読んだ赤川先生の本。
    独特の、場面描写。やっぱり出てくる、男女の性。
    ドラキュラ城という、いつも読んでいたミステリーとはまた異なるジャンルで、なんだか読み終わった後は妙に違和感が…。
    いつも人VS人であったけども、これはフィクション度が高くって。
    でもたまにはいいかも知れないですね。

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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