- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043889044
作品紹介・あらすじ
源氏物語の有名な書き出しを、与謝野晶子はこのように始めている。「どの天皇様の御代であったか、女御とか更衣とかいわれる後宮がおおぜいいた中に・・・」。また各帖のはじめに、晶子自身による短歌が添えられる。
感想・レビュー・書評
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與謝野晶子の訳は彼女独特の潔癖なデリカシーを感じて好きです。決して読みやすくはないでしょうが。光源氏は二部のおっさんになってからがシズル感があって好きです。柏木イビるところとか最高です。匂宮三帖も好きです。特に「紅梅」がいいです。竹河はほかの訳者よりいちばん解りやすかったかも。夕霧のマヌケな恋心が炸裂している「夕霧」もいいですね。落葉宮様かわいそう…。
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光源氏が死んでストーリーはつまらなくなるかと思いきや、宇治の姉妹をめぐる薫と匂宮の恋模様、実に面白かった。第五巻の展開が楽しみ!
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内容紹介
源氏物語の有名な書き出しを、与謝野晶子はこのように始めている。「どの天皇様の御代であったか、女御とか更衣とかいわれる後宮がおおぜいいた中に・・・」。また各帖のはじめに、晶子自身による短歌が添えられる。
内容(「BOOK」データベースより)
女三の宮が柏木との不義の子・薫を出産した。怒りを抑えきれないものの、自らの因果に思いいたって愕然とする源氏。長く臥せっていた紫の上が亡くなり、光源氏の時代もまた、とうとう終わりを告げるのだった…。読者の心を掴んで離さない、起伏にとんだストーリー展開。いまなお古びない、魅力あふれる全54帖が、與謝野晶子の麗筆で現代によみがえる。第四巻には「柏木」から「総角」までを収録。