図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2011年4月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043898060
感想・レビュー・書評
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この世界感に少し馴染んできたかも。味のある登場人物達のこの先が気になる。明日から郁はどんな顔して仕事をするのかな?
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前回の感想に「内乱と見紛うような「戦争」をしておきながら、それが単なる検閲をめぐる攻防であるところが味噌」と書いたが、今回のお話はその「内乱」の話ではない。次第と明らかになる図書館をめぐる組織の力関係の話である。
そういう「見世物」を描きながら、結局「エヴァンゲリオン」等でも良く描かれる美少女美青年の若者が私生活では自分たちと共感できる悩みを抱えながら、対外的には実はとても優秀であるという、アニメにありがちな「キャラクター」モノの世界を描いている。
これ絶対アニメに向いているなあ、と思ったら既にアニメとして完結しているらしい。
巻末の児玉清さんとのトークインタビューを読むと、有川浩は典型的な「ライブ派」作家らしい。つまり、最初から細かな計算をせずにキャラクターが動き出したらその動きに任せるという書き方である。それはそれで分かりやすい。主人公が突拍子も無い動きをしたら、回りがそれに釣られて感動したり、反発したりするのである。そこに細かな心の動きが入るから分かりやすい。有川浩が38歳の女性だと聞いてなるほどなあ、と思う。「阪急電車」の時には女性のような感覚を持った男性作家だなあ、と思っていた。ところが思いっきり女性でした。この世代、思いっきり「エヴァ世代」なのである。
しかし、そうなると悪人はその心の動きが読めない人間ということになる。手塚光の兄の手塚慧などはその典型だろう。
私は小説でマンガを読みたくは無い。けれどももうシリーズを読み出したので、最後まで行かない気がすまないという気持ちにもなっている。児玉清さんの最後のインタビュー記事もおそらく四巻まで繋がっている様なのでそれも気になる。 -
図書館戦争シリーズ第2巻!
今回は郁・堂上周りの人たちをピックアップしたお話多め。
どんなに内容が面白くても、文体が苦手だと読めない私がここまで読めたことに、このシリーズの凄さを感じる。
大変だけど、こんなかっこいい世界があるんだったら私も図書隊入って本守ってたかもな〜〜 -
図書館戦争シリーズ2作目!
このシリーズが好きというより、
有川浩さんの作風が大好きなので読みましたが、ストーリーの展開はややベタ感があって私の好みではないので、
このシリーズはここまででいいかな、という印象。
でも私の大好きな「レインツリーの国」が作中に出てきてるのが嬉しすぎました!!
有川浩さんはやはりキャラクター同士の会話が、言葉を駆使して気持ちを表現しようとしているのが伝わって来て、読んでいてとても勉強になります。
別の作品もさっそく読んでみたいと思える作家さんです。 -
文庫版だけなのかな、巻末に筆者と児玉清さんとの対談が載っていて、それに私の感想の全てが書いてある。
『男らしい』『女らしい』を言うことさえ憚れる世の中。『こうあって欲しい』と思うことくらい自由だろう。が詰まった物語。
もはや、そのこと自体がファンタジーになってしまっているのだろうか。 -
シリーズ2作目
相も変わらずのドタバタコメディ。
本作では周りの人達にスポットが当てられて話が進んでいく……はずなのに、主人公と上官の癖が強すぎて誰がメインの話なのか分からなくなってくる。
でもそれがいい
そして、心に染みる発言が多い。
☆3.4 -
今回は前巻よりも胸キュン続出
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DVDを観たのと第二弾映画化の噂を耳にしたので、シリーズ2作目を読んでみました。
事件が昨今起こってるものと似ているのも多かったおかげか状況が理解しやすく、突拍子もない1作目より読みやすかったです。
本文より、故児玉清氏との対談が面白かったです。(ファンの人ごめんなさい) -
続編。今回はタイトル通り、図書館内部で起こるいざこざ…というよりは、前作のキャラクターを掘り下げた話だった。各所に引かれた伏線が今後どのように絡み合うのか、続きも借りてきているので読むのが楽しみ。
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格闘系単純女子が
探し求めていた王子様を見つける?!
口よりも手が、
考えるより走り出してしまうのだが、
“恋”には滅法弱かった…?
知らぬは自分ばかりなりと
そのことに気づいてしまった。
明日からどんな顔して合うというのか
…などと、乙女心とのギャップが
何ともカワイイのである! -
ニヤニヤが止まらない・・。シリーズ1よりも恋愛要素がたっぷり。会話のテンポが良くてサクッと読了。
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なんか政治的な派閥争い的な要素が強くてもっとわかりやすく戦争してる話も見たいとおもった。全体的には読みやすくて有川さんらしい。
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図書隊内の派閥争いなどタイトルにふさわしい内容だった。ラブコメパート以外はシリアスだった。
シリーズ2作目の本作の方が前作より面白かった。
2作目を読んで確信したが私は本作のヒロイン笠原郁が苦手な部類である。他のメインキャラには好感が持てるから読める。 -
個人的にはシリーズ1よりも面白く感じました。
小牧と毬江、柴崎と朝比奈、手塚兄弟といったキャラクター造形や、図書隊と良化隊、原則派と行政派と中間派、地方行政と中央集権といった物語の対立軸に肉付けが出きるようになってきたからだと思います。 -
図書館戦争シリーズ2作目。やっぱこのシリーズは安定して面白い。郁と堂上がメインで描かれるものの、前作より柴崎、小牧、手塚と言ったサブキャラクターも深堀りして描かれていたのが良かった。ただ、相変わらず内容は小難しいかな…行政派と原則派の対立とか隠蔽図書とか、良化隊との戦争色強めな前作と比べて、題名の通り「内乱」的な話が多かった。でもちゃんとラブコメ要素が調和してくれてて、満を持したあのラストは次作を早く読みたくなる。
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小牧さん、犯罪です
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サクサク読みやすいフィクションの物語。一巻よりロマンス色が濃いです。女子受けはそれなりに良さそうな本だと思います。図書館と周辺の機関との衝突など、たまに「なんで敢えて難しい言い回しでこねくり回してるんだ?!」って思うときもあるけど、概ね本当に深く考えなくても楽しめる作品になっています。どのキャラクターも設定が濃いしドラマ化できそうだな〜なんて思う。
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有川浩さんのレインツリーの国が登場して少しテンション高まる
小牧教官かっこいいっす! -
映画は先日一作目を観たので、今度は小説の二巻目。ドンパチがない分読ませます。
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好意的なレビューが多いが、「戦争」の方が良かったかな。それでも一気読みだから十分水準以上。
皆キャラが立ちすぎ。もうちっと普通の人が出てこないと疲れる。砂川事件はふくらませ方によっては、それだけで一冊書けそうな内容だと思う。 -
ようやく。
漫画版既読。 -
相変わらずきゅんきゅんさしてくれるなぁ!郁が王子様の正体に気づくとことか!堂上も可愛い。柴崎が郁に心を許しはじめているところがいいなぁ。『レインツリーの国』はここに出てきたのかぁ!巻末の対談もいい。早く『図書館危機』が読みたい!2011/156
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漫画みたいな話。本当に漫画のようにガンガン進められる(^ν^)
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徐々にハマる感覚アリ。
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図書館シリーズ2作目。
今回は派手な銃撃シーンはなく、ドロドロとした政治関係の話がメインです。
郁と堂上の凸凹コンビは健在です。
小牧隊員と毬江の話は、ほっこりしました。 -
田中圭さんを小牧さん役に配役したプロデューサーさんに国民栄誉賞あげてくれ
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ハイハイ、心の中で茶化しながらと楽しんで読める、わかりやすい恋のお話。
なんだかんだ2冊目も楽しんで読めた。
柴崎、手塚が個人的に好きです。