- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043913022
感想・レビュー・書評
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液体がびちゃびちゃとはね、粘液が飛び散り、首がスパッと切れて頭が飛んで血が吹き出すスプラッタゴアホラー。
エロ、グロ、笑い、マッドサイエンティスト。B級要素が完璧に揃ってます。各章は関連なさそうですが最後に伏線回収で繋がります。ホラー愛を凄い感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは、、、女の子の読む本ではなかったかな笑。
いろんなランキングに入ってたので読んでみたんだけど、
ぐろいぐろい。
グロいとこ本を直視できず。
でもただのグロい、なんか、コアな人のツボをついてる本かと思いきや、最後は割と、人間味のある終わり方だったかな。
いやーしかし、ラストの母親の言葉も、女子にはわからない男子のマザコン的な感じだったかなぁ。
富蔵の行動を母親だったと思って振り返ると恐ろしいような、納得のような。。。
独特な世界、という意味ではおもしろい本だと思う!でも好みではない。 -
軍国主義による支配が続く戦時下の日本という設定で、3部構成。
第1部は国民学校初等科にかよう堀川真樹夫と、その同級生で病院長の息子、月ノ森雪麻呂が中心。
第2部は真樹夫の兄、美樹夫が戦地で体験する悪夢。
第3部は彼らの総出演による摩訶不思議な物語。
真樹夫が誘われて仕方なく行った雪麻呂の自宅には、死体をホルマリン漬けにしたプールがあるし、使用人は爬虫人だし、精神に異常をきたした軍人が地下にいるし、とにかく不思議な世界。あまりにヘンテコな世界なので、涙目になりつつも笑いました。グロテスクな描写が多いですが、第3部の会話にはふき出してしまうものもあります。また、第1部の謎が第2部、第3部へと移るうちに綺麗に解き明かされ、軽妙と言えなくもない、これまた困った作品です。 -
『飴クジが食べたいなあ、ザラザラの三角飴』
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読み取れませんでした
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2.4点。
どうにも異様な世界観についていけない。好きな人は好きなのだろう。いや~ 気持ち悪い。 -
各所絶賛、このミスランクインということで
中盤の生理的に吐気を覚える展開を堪えて堪えて読み切った割に…
ド肝を抜くような結末ではなく残念。
同著者の『粘膜人間』に通じる日本のようで日本でないパラレル戦時中な舞台と
不気味だけど滑稽さもあるダークファンタジーな世界、
そこにマシンガンの如く連打で訪れる事故事件の数々は
狂気的で「よくもまぁこんなに繋げられるものだ」と感心するほどダレ知らず。
人間の脳味噌を鼻から啜るおぞましさと
かたや馬鹿蜥蜴となじられても中身は日本人と仕える健気さが
同じ爬虫人に描かれる辺り
怖いんだけど間抜けさもあって面白いしよりインパクトがある。
恐怖の質もどちらかというと、エグイ泥臭い悪趣味さで憎みきれない。
ただし、ミステリとして高評価を得るほどの緻密なつくりかというと…
伏線は露骨だしオチも読めなくもないし、
奇抜な転換も行き当りばったりに私には感じられた。
ちょっと期待しすぎてしまったかな…
本当に吐気我慢して読んだだけに… -
読んでる間中、汚猥なものに触っているような感覚が。湿ったカストリ雑誌のような印象。