身も心も 妻は、くノ一 3 (角川文庫 か 53-3)
- 角川グループパブリッシング (2009年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043931033
作品紹介・あらすじ
元平戸藩主、松浦静山に気に入られ、たびたび下屋敷に呼び出されるようになった雙星彦馬。妻の織江を探しに江戸へ出てきたのだが、天体観測を付き合わされたり、巷で起きる事件の調査を頼まれたり。そのため彦馬の織江探しは、静山が綴る「甲子夜話」のようには着々と進まない。だが彦馬は知るよしもなかった。お庭番の密命を帯びた織江が、飯炊き女になりすまし静山の下屋敷に潜入していたことを。大好評のシリーズ第3弾。
感想・レビュー・書評
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今回も楽しく読了。今回は比較的穏やかなお話が多かったけど、何やら雲行きが。。。次巻でどう展開するのか楽しみ。織江の彦馬への視線が切ない。
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2巻を読んでから結構経ったけど、やっぱり面白い。2巻の最後が「マジか」というシリアスな所で終わってたけど、無事で良かった。
彦馬と織江の関係は、あんまり進展しないけど、物語はちょっとずつ動いてる。
一方で一話完結の日常の謎も面白い。
また、静山ら周りのキャラクターも良い。
読み味は、ラノベに近くて、サクッと読める。
続きも読むと思う。 -
身も心も 妻は、くノ一 3 (角川文庫)
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前巻の最後は、静山のもとに潜入することに成功した織江が、辰吉という男に襲われるという引きで締めくくりとなっていました。本巻の冒頭で、彼女の危機を察知した犬に助けられるという結末がつけられます。
一方本巻のラストは、織江が静山の計画を知ってしまい、くのいちとしての使命と彦馬への想いの相克に直面させられるという、いっそう深刻な展開で次巻へと引き継がれていて、つづきが気になってしまいます。 -
二巻を飛ばして三巻を読む。あまり順番は関係ないような感じだ。彦馬の話と織江の話が付かずはなさずにつながって行く。近くに寄りながら離れる。これからの巻もこんな調子なのだろう。静山の屋敷に潜入した織江が見つけたものは?これからの巻でそれが話題となるのだな。
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20171015読破