悪果 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 745
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943814

感想・レビュー・書評

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  • 暴力団担当刑事って全員こんなんなん?
    まぁ情報取るには金かかるんでしゃあない部分もあるが・・・。
    暴力団も最近の法律でシノギがなくなってきてるらしいし。

  • 黄金を抱いて翔べ を思い出した

  • マル暴もの。
    キャラは立ってるし、テンポがよくて面白い。
    ラストは残念だが、続編があるみたいなので、探して読もう。
    しばらくは、黒川縛りになりそう。

  • 返却

  • 大阪の具体的な地名が出てきたり、かなりディープな大阪弁が連発で、かなりの親近感をもって読めました。アマゾンのレビューで書いている人もいましたが、登場人物が結構多いので、主な登場人物の説明があればより楽しめたと思います。マル暴担当の刑事が主人公ですが、かなりのワルで他の刑事ものとはひと味違う感じで面白く読めました。でもワルはワルですが、自分のシノギを守るためにかなりマジメに仕事します。寝る時間や食べる時間も削って仕事している姿が描かれ、これは本当にワルなのか?、と考えさせるところがこの小説のポイントか?

  • おもわずノンフィクションでは思わせるような話の展開。そして面白い。

  • オマケで4点。カネの匂いに敏感な悪徳刑事が活躍するのが痛快。

  • 実にマル暴やその手の情報に詳しく良く取材してると感心した。
    話のテンポよく一気に読了。
    でも誰と誰が組んでどう絡んでいるのか登場人物が多くてよく分からなくなったが、この刑事二人がどうなるのか気になって、そんなことはお構いなく先に読み進めることができた。
    面白い。

  • もっとハードボイルドかと思って読み始めましたがそんなことはなく、大阪弁のおかげかサクサク読めました。
    軽い冗談の中にも居心地の悪いリアルが存在していて、「大阪府警ってこんなところなんだ…」と鵜呑みにしてしまいそう。展開が気になるストーリーと文章の良いバランスです。「警察小説」たけなわですが「大阪府警小説」ってジャンルができそうですね。
    キャラ的にはひどい人たちばかりなのであまり感情移入できません。特に主人公 堀内のお金の使い方にはまったく同意出来ない…(小心者)。それでも最後までハラハラしながら一気に読める面白さでした。

  • 直木賞作家 黒川博行の警察小説。これは、実録、ノンフィクションものではないんだよな?と確認しながら読むほど、リアルに描かれた、大阪府警某警察署の暴犯係刑事の話。
    暴力や利権にからむ警察官たちは、やがてはその職務の対象である風俗や暴力の世界に染まっていき、同化していく。
    奇しくもこの小説を読んでいる時に、大阪府警で8万件の犯罪件数隠蔽が報道されている。
    これは大阪だけの話ではないのかもしれないが、大阪が抱える闇は底知れず深いような気がする。

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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