葬神記 考古探偵一法師全の慧眼 (角川文庫 あ 52-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043943920
感想・レビュー・書評
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子供の頃、考古学者になりたいと思った事があった。結局それは夢で終わったが、この作者は学芸員であっただけあり、考古学に関する記述が詳しく分かりやすく書いてあり、その点は大変興味深かった。
ただ、登場人物にあまり魅力がなく正直感じが悪い人物ばかり。主人公?(古屋)は情けなく焦れったい。推理部分もあまり良くなかった。
でも、このシリーズ後2冊購入済みなので次回に期待したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーーーーん、これはほんとに合わなかったなぁ。テーマは好きだったけど。
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実は、考古学をテーマにした推理小説をずっと探していたので、個人的には嬉しい。一法師探偵も言っているが、犯罪捜査の鑑識と発掘調査は似ているのである。鑑識だけでは無い、僅かな事実をもとに推理していく手法は、ほとんどそのまま考古学に応用出来るだろう。
しかしながら、小説としては、残念な内容になっている。何処からか引き出して来たような伝説で無理やりネットパニックを演出。わざわざヤマを三つも盛り込む仕掛けを作っている。それよりか、登場人物を絞って魅力的な人物造形をするべきだった。
確かに弥生時代は何故か偶像崇拝が無い。そこへ来て、あの魅力的な「発見」は普通の人はいざ知らず、私のような弥生時代ファンには、ドキドキする設定ではある。だからこそあのラスト、みーんな古屋を称えているのが、どうしても納得いかない(笑)。
2012年12月7日読了 -
うーん、設定は面白いのに話の流れというか、組み立てかたがよくわからない。もっとシンプルに時系列で組み立ててくれた方が、わかりやすく楽しめた気がする
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3作目から読んでさっぱり分からなかったので、とりあえず1作目を読んでみたものの、やはり分からなかったです。どういうことだ。
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クールで聡明な一法師が、持ち前の頭脳をもって「ぬかと様」なる謎に挑んでいく。話の中に、考古学的な話や説明がいくつも出てくるが、出土品や発掘現場に関わる考古学知識には少々興味があったので、考古学説明部分には関心が持てた。またストーリーも面白く、古屋が色々巻き込まれて一法師に叱咤されながらも、自分で頭を使って自分も謎を解決しようと成長していく様は、読んでいて応援したくなった。
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まずは探偵役チームのキャラクターが、なんというか、テレビ映えしそうなキャラクターで。(^^;
ドラマ化とかちょっと意識しているんだろうか?って感じですね。
事件はそう複雑ではないのですが、ちょっとした伏線とかが良く配置されているなぁと思いました。
終盤のパニックものみたいな展開はちょっとやり過ぎの印象も。 -
ワカマツカオリには抗えなくて。
そのブーストを借りても少ししんどい。優秀な人間を理解できるように描くことが如何に難しいか。「ぼくの考えるいちばんかっこいい考古学者」感、決して嫌いじゃないけど、ゾクゾクする。
目指すところは京極堂や万能鑑定士なんだろうけれども… -
良さがわからない
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遺跡の発掘現場で殺人事件!
探偵は考古探偵の異名を持つクールガイ!
かなりわたしの好物な類なんですが
結果は大いに期待はずれ。
どうしても最後まで読むことができなかった
基本ケチなので買った本はつまらなくてもなるべく
最後まで読む方なのに、それでもギブアップ。
キャラクターに魅力がないのはまだいい。
最近のライトミステリによく出てくるタイプのキャラ
ばかりなので、ある意味類型的で納得できる。
なにより文章が読みづらい
作者が書いた日のテンションで文体が変わっているようなリズム感の悪さ
わたしはライトな読者なので、普段はそんな文章が
気になるとかいうことはないのに、
文章を書くことが苦手な人の論文を読むときと似た疲れを覚えた -
2014.10.22読了
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遺跡の発掘現場でアルバイトの古屋は遺体を発見し、警察に連行されてしまう。そこに現れたのは、文化財専門のトラブルシューターで「考古探偵」の一法師全だった・・・
古屋の不幸具合が・・・あまりにひどいので同情しちゃう(^_^;)しかもラストがまた残念な感じに・・・
考古学にからめてるのは面白いけど、いまのところ続きを読むのは迷い中。 -
主人公は不幸体質の平凡な青年。
あるきっかけで遺跡の発掘調査のアルバイトを始めて事件に巻き込まれる話。
途中までは良かったんだけど最後の方で時系列や視点がバラバラになって読みづらくなった。
主人公が最初から最後までぱっとしないのも残念。
白衣を着た傲慢な探偵役が他人の夢からインスピレーションを受けて事件の謎を解くのも違和感がある。
探偵は偉そうな割に天才ではないし主人公が予知夢の特殊能力に目覚めるわけでもないというどっちつかずの設定で事件が解決してしまうモヤモヤ感。
もっとキャラの設定を極端にしても良かったと思う。
ミステリの構成としては殺人事件が起きたり犯人の他に黒幕がいたり主人公視点でのミスリードがあったり、ライトミステリっぽい表紙の割にちゃんとまとまってると思う。
自他共に認める主人公の情けなさが魅力のなさに繋がって微妙な読後感になってるので面白さは普通の☆3つ -
あまり楽しくなかった。
話の内容よりも、登場人物がちょっと...
なんでこんな感じ悪い人ばかりなんだろう?
いまいち物語に入り込めないのもあって、イライラもやもやする。
一法師の過去が気になるけど、続きを読むかどうかは微妙。
装丁が素敵だった分、残念。 -
あっ、そうか。
インディゴの夜とおなじイラストレーターさんなのね(表紙。
何か見覚えがある雰囲気だと思ったよ。
ううーん、ちょっとタイトルで期待しすぎた感。
どうせならもっと、徹底的におどろおどろしくても良かったかなぁ。 -
発売当初に購入し未読だったものをやっと読了しました。
次から次へと疑惑をかけられる主人公に不憫になりながらもいつの間にか味方になっている自分がいました。
次巻が楽しみです。 -
『奈良が舞台』ということで
これは読んでおかなくては!と購入★
表紙のイラストにもひかれて買ったのですが
読みやすく、ライトノベルのようにキャラも個性的。
私の好きな俺様キャラが登場する!てなことでわくわくして読みました
地元が舞台なだけに、想像できやすく
「え?そんな逸話あったっけ?」などと考えながら(笑)
(まぁ、小説のなかのおはなしなんですけどね。その言伝え)
さくっと読めました。
けれど、なんだろう?ミステリー(推理モノ)としては
さらっとしすぎているような感じがして(爆)物足りないかも;
そして、主人公?の一法師先生の俺様具合が
私の好きな感じじゃなかった;(爆)
俺様っていうか…上から目線で要所要所ヒントのようなセリフを
語るだけであまり登場してこない(^^;
なんとなく、「心霊探偵八雲」の八雲っぽい感じを想像していたので
少し残念;;
八雲は、俺様などこか人を馬鹿にした節があるけれど
凄く人このことを思っていたり、晴香ちゃんを助けたり
そういうシーンがバン!とあったりするので
かっこよく感じるのですが…今回のお話は、その部分が薄いので
本当に、俺様なだけっぽくなってたり…;(爆)
しかし、続刊されているのでその部分は変わってきているのかもしれませんね。
私は1巻しか読んでいないので、その部分はわからないのですが
続きを読んでみるのも悪くないかも?
図書館であったら借りてみたい。