同葬会 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 100
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944279

作品紹介・あらすじ

芸大に通う奈央の元に高校の同窓会の案内が届く。久しぶりの地元で再会した雅也に胸をときめかせるが、その夜テニスサークル仲間の遺体が発見された! 恐怖が駆け抜けるジェットコースター青春ホラー。

感想・レビュー・書評

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  • 同窓会に集まったテニス同好会のメンバが次々に変死していき,やがてそれが呪いのせいであることに気づく。
    ありがちな呪いものだがテンポは良い。
    ちなみにアフリカあたりでは,呪いというのはソーシャルネットワークであり,「あいつに嫌なことされたから呪ってやったぜ」→「あいつ呪われたらしいぞ」→「あいつ呪われたらしいぞ」と口コミで広がり,やがて本人の耳に入り「ヤッベー俺呪われたわー」→謝るor呪い返す→続く。という交流で世の中が回っているらしい。

  • なかなかつまらなかった。
    読みにくくて時間がかかった。
    作者は色々言っているが、
    やはり若者がなんか昭和っぽい笑

  • 3
    前半とクライマックスだけ読んだ。

  • 映画監督を目指し大学の映像学部で学ぶ奈央に、高校の同窓会が開かれると案内が届いた。
    卒業して1年4ヶ月、仲の良かったテニス同好会のメンバーに会いたくなり参加を決めた。
    だが同窓会の夜にメンバーの1人が亡くなる。そして彼が夢枕に立ったと言い出す者が…。

    かつて訪れた場所の祟りか、呪いか、それとも人為的なものか? 青春ホラー作品です。
    ホラーらしいホラーは、先の展開とそもそもの原因を自分なりに想像しながら読みますが
    そこがくっきりしていないと物足りなく感じてしまうこともあります。全部が心霊現象なら
    ぼんやりぼかしてもいいと思いますが、そうじゃないなら恨みつらみは“くっきり”がいい。
    「この人の方が怪しい」「あの人がこうしてきたらもっと怖いのに」なんて想像しつつも
    思った通りだったら、それはそれで物足りない。ホラー慣れしすぎたのかも。

  • 出口なし、がとんでもなくつまなかったから全く期待せずに拝読。その期待値の低さのせいか、意外と楽しめた。疲れた頭には調度よい安直さだ。得るものはないし、本当にただのエンターテインメントのための本。ただ、オチなし(出オチ)の出口なしよりかは練られているかな。ラストの描写は、恐らく呪いの続きではなく、新しく誰かに呪われたということだろう。愛する子供を守って行く決心を固めたそばから呪いが始まり、それを回避するためには子供を殺すしかない、さあどうする?ってラストなんだと思う。だとすれば、奈央が再度呪われる布石を打っておくべき。呪いが曖昧なものだけに、続いていたのかどうかも判然としなくなっちゃうからね。

  • ビデオに映る謎の影
    次々と亡くなる同級生
    そして今度の標的は、

  • 単純に怖かった!

  • 展開がありきたりで、刺激がない。

  • 淡々とラストシーンに向かっている印象でした。

  • 角川ホラー文庫。装丁のイラストはな何気に
    ポップなんですがw、作品のイメージはまた
    ちょっと違う。高校時代の仲良しの男女サークルの
    メンバーが同窓会をきっかけに、次々と謎の
    連続死を遂げていく。
    学生時代に遊びでやった心霊スポットでの肝試し、
    その時収めた映像に不可解な出来事が起こり...
    というストーリー。

    こういったものはよりベタな方が面白いのかもですが
    余りにもなんだか良くありそうな設定かつ、呪いだの
    祟りだの...という恐怖の根幹が、ちょっと自分には
    合わず、なんとなくサラっと流して読んでしまった...。
    こういうものに余り怖さを感じないのですが、作中に
    登場する民俗学者...的な人のキャラがなんだか一番怖かったですw。

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著者プロフィール

札幌出身。映画やテレビアニメのシナリオライターを経て『出口なし』(角川ホラー文庫)で作家デビュー。主な著書に『山手線デス・サーキット』『同葬会』(共に角川ホラー文庫)、児童書には「絶体絶命ゲーム」のほか、「あやかし探偵団 事件ファイル」シリーズ(くもん出版)、「九死一生ゲーム」シリーズ(集英社みらい文庫)などがある。

「2023年 『絶体絶命ゲーム13 負けたら地獄の学年対抗戦!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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