タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 5055
感想 : 678
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944545

感想・レビュー・書評

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  • 褒められても素直に受け取れないことがよくある。
    共働きで偉いね、女なのに学歴が社格が…
    うんざりだ。あなたが思うほど私は弱くない、と二十代のころは虚勢を張っていた。
    三十代になり、自分を自分で認められるようになってからは、そんな声を受け流せるようになってきた。
    わたしは守ってもらわねばならないほど弱い人間ではない。

  • いくつかの物語が,
    最終的にはうまくまとまっていて
    読んでてとても心がほっこりしました。

    ショッピングモールで勤務経験がある方は
    読んでて楽しいかもしれません♪

    どの登場人物も,例え最初「ん?」と思っても
    愛おしいキャラクターになっていきました。

    飛鳥井さんは人間の小さな機微など
    描くのがとても上手だと思います。
    なので,読んでてとてもリアルだし
    「なんで分かるのー」って感じる事が多い。

    男性にも読んでもらいたいなぁと
    この作品は思いました。

  • 連作短編集好きなので読んでみました
    それなりに楽しめたけど、特に心に残るものもなかった。

  • 必ずしも理想の形ではないけど、タイトルの「小さな幸せ」を感じることができる作品。甘すぎない恋愛小説で、それがリアルさを増していて、自分も今の相手とうまくやっていこう、と思える。また、生き方みたいなものも考えさせられた。

  • 大型ショッピングセンターに関わる男女8人の物語、主に恋愛。日常的なエピソードの羅列で大きな展開もうねりもない。表紙のイラストに惹かれた。

  • 色んな人の視点から書かれた短編集なので、ひとつのショッピングモールの中で交錯する無数の人生を覗いているような感覚になる。
    ショッピングモールのシンボルである大きなツリーが、希望や癒しの象徴として何度も登場している。いつも変わらずそこにある、見守ってくれているようなツリー。そこが本当に素敵な場所であることを、想像できた。

    同年代の恋愛が主な内容だったので、なんとなく、恋愛以外の要素も見たかった。

  • 日常の小さな幸せがテーマの短編集。
    デパートで働く男女の恋愛物語がメインで読んでてすごい面白かった。
    幸せってなんだろ、周りと比べて自分はどうだろ、強さって何、好きって何、
    そんな大人の恋愛物語盛りだくさんで共感と気づき満載でした。
    芯がしっかりした女性になりたいと思った。強くかっこよく生きたい。そして出来れば幸せになりたい。温かい家庭、笑顔がある家庭で過ごしたいな。
    飛鳥井さんの小説は強い女性がテーマな気がしてすごく読んでて元気出る。他の作品も読んでみたい。

  • 読みやすかった。
    章ごとのタイトルも良かったし、毎回視点が変わるのも面白かった。間を開けて読んだりすると、誰だっけ?となったりしたけど、読み返したりしてくうちに記憶にも残った。
    個人的にドックイヤーの意味を知れて勉強になりました!

  • タイトル通り、小さな小さな幸せのお話し。

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著者プロフィール

1979年生まれ、愛知県出身。2005年 『はるがいったら』 で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。11年に上梓した 『タイニー・タイニー・ハッピー』 がベストセラーとなり注目を集めた。他の著書に 『君は素知らぬ顔で』(祥伝社文庫) 『女の子は、明日も。』 『砂に泳ぐ彼女』 など多数。

「2021年 『そのバケツでは水がくめない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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