アメリカの鏡・日本 完全版 (角川ソフィア文庫)

  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044000042

感想・レビュー・書評

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  • 日本の生きざまが書かれた本。
    アメリカ人はアメリカ人である著者が書かれた内容を読んでどのように感じ、何か考え方が変わったのだろうか。

  • 第1章 爆撃機から見たアメリカの政策
    第2章 懲罰と拘束
    第3章 世界的脅威の正体
    第4章 伝統的侵略性
    第5章 改革と再教育
    第6章 最初の教科「合法的に行動すること」
    第7章 鵞鳥(鵞鳥)のソース
    第8章 第五の自由
    第9章 誰のための共栄圏か
    第10章 教育者たちの資質

    付録 
    1 大西洋憲章
    2 パールハーバー
      国防省総括
      パールハーバー報告(上下院両院合同報告)

  • まだ読み途中。ユーモアを交え、淡々と状況を描写。なぜこれがマッカーサーから発禁処分を受けたのか不思議…あまりに素直に記述しているため都合が悪かったのか⁇
    英文でも読みたい。

  • MH2a

  • 歴史の評価には慎重でなければならない。日本が無謀な戦争に踏み込んだのは確かではあるが、あらゆる面からみて悪であったのか?アメリカはあらゆる面で正しかったのか?そして、そこから我々がくみ取るべきものは何か?戦前の日本には受け継ぐべきものは何もないのか?改めて考え直す必要があるだろう。

  • 私は打ちのめされた。アメリカに敗れた真の理由を忽然と悟った。アメリカにはミアーズがいたが、日本にミアーズはいなかった。近代以降の日本は「アメリカの鏡」であった。遅れて帝国主義の列に連なった日本は帝国主義の甘い汁を吸う前に叩き落とされた。本書を超える書籍が日本人の手によって書かれない限り、戦後レジームからの脱却は困難であろう。
    http://sessendo.blogspot.jp/2016/09/blog-post_7.html

  • 著者のヘレンミアーズと言う人は何と聡明な人だろう。アメリカ人にしてここまで正確、かつ客観的に近現代日本史を理解し、極めて高いバランス感覚を持っている。稀有の存在だと思う。
    題名にある『鏡』の意味は訳者あとがきに書かれてある通りだが、もう一つの意味を読み取ることもできる。つまり戦前の日本為政者の考え方は、当の日本人にはそれぞれの主義・思想のフィルターがかかって却って真実が見えにくいものだが、客観的視点を持つ外国人研究者の目に反映させることによって、当時の国際情勢を踏まえた正確な、色のつかない事実を見ることが可能になる。『鏡』がなければ自分の正確な姿は決して見えないのだ。
    この本は全ての日本人必読の書であるが、何とも皮肉なことは、この手の本を読もうとする人は読む必要のない人たちであり、本当に読むべき人は決して手に取ることがないことである。誰かマンガかドラマにでもしてくれないだろうか。

  • 進駐軍のスタッフから見た日本。
    上から目線で皮肉屋の女史だが、日本を見る目が温かい!
    視点をかえると、こう見えるのかと参考になる!
    日本人必読書!

  • これはともかく日本人必読と言っておく

  • 原題:Mirror for Americans: JAPAN (Houghton, Mifflin 1948)
    著者:Helen Mears(1900-1989)

    日本では何度か翻訳書が刊行されては絶版になっているようだ。


    【簡易目次】
    第一章 爆撃機から見たアメリカの政策
    第二章 懲罰と拘束
    第三章 世界的脅威の正体
    第四章 伝統的侵略性
    第五章 改革と再教育
    第六章 最初の教科 「合法的に行動すること」
    第七章 鵞鳥のソース
    第八章 第五の自由
    第九章 誰のための共栄圏か
    第十章 教育者たちの資質

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著者プロフィール

1900年生まれ(1898年の説もあり)。20年代から日米が開戦する直前まで二度にわたって中国と日本を訪れ、東洋学を研究。戦争中はミシガン大学、ノースウエスタン大学などで日本社会について講義していた。46年に連合国最高司令官総司令部の諮問機関「労働諮問委員会」のメンバーとして来日、戦後日本の労働基本法の策定に携わった。48年、本書を著す。89年没。

「2015年 『アメリカの鏡・日本 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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