- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044001506
感想・レビュー・書評
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「自閉症」という言葉をそのまま捉えると、「自ら心を閉ざす病気」というように聞こえる。私も大まかはそんな理解だった。しかし、一つの映画をキッカケに本書を読んで認識は大きく変わった。
いまイギリス発のドキュメンタリー映画が、全国で順次公開されている。「僕が跳びはねる理由」(ジェリー・ロスウェル監督作品)。世界5人の「自閉症者」を取材して、東田直樹原作の内容を映像で「証明」した作品である。
ずいぶん前から東田直樹さんのエッセイはビッグイシューで読んでいた。それなのに、それは普通の若者の文章で、彼はどれだけ重度の「自閉症者」なのかを私は認識していなかった。
「大きな声はなぜ出るのですか」
「いつも同じことを尋ねるのはなぜですか」
「どうして目を見て話さないのですか」
「声をかけられても無視するのはなぜですか」
「跳びはねるのはなぜですか」
「どうして耳をふさぐのですか」
この数倍ある疑問のひとつひとつに、13歳の東田さんは「理路整然」と、自閉症者として答えている。そのこと自体が、私の見ていた自閉症者の実態が、その心の中では全く違っていたことの証明だった。私は間違っていた。
映画は、先ずは自閉症者が見る世界を映像として見せる。79pで東田さんは言っている。
「みんなは物を見るとき、まず全体を見て、部分を見ているように思います。しかし僕たちは、最初に部分が目にとびこんできます。その後、徐々に全体がわかるのです」
だとしたら、私たちの認識とは全然別のものになるだろう。そして世界は、なんと美しく見えるのだろう。部分が美しすぎて、それが気になって、隣の人の言葉なんか聞こえなくなるのも当然だ。
「(僕が同じことを尋ねるのは)みんなの記憶は、たぶん線のように続いています。けれども、僕の記憶は点の集まりで、僕はいつもその点を拾い集めながら、記憶をたどっているのです」
これは衝撃的だ。映画では、随分前のことがほんの一瞬前のように感じることを映像として見せていた。ベッドで飛び跳ねている場面に、海で嬉しくて全く同じように飛び跳ねているフラッシュバックがつくのです。脳がそうなっているとはいえ、私たちの見る世界とはやはり違う。
じゃあ知的思考はできないのか?できるということは、この本が明確に証明している。文字盤、やがてはPCのキーボードで、彼は思考も会話もできるようになったのである。東田さんだけが特別なのではない。映画では、アメリカの男女の幼友達が、かなり高度な会話をしていた。
自閉症についてどう思いますか?
この質問に対して東田さんは以下のように答えている。少し長いが書き写す。教えなければ、誰がこの文章を13歳の男の子が書いたと思うだろうか?いや、そんなことが凄いのではない。私は、もしかしたら世界的に重要な哲学的発見を読んだのかもしれない。自閉症説明を超えて人類の本質を示唆しているのではいか。
「僕は、自閉症とはきっと、文明の支配を受けずに、自然のままに生まれてきた人たちなのだと思うのです。
これは僕の勝手な作り話ですが、人類は多くの命を殺し、地球を自分勝手に破壊してきました。人類自身がそのことに危機を感じ、自閉症の人たちを作りだしたのではないでしょうか。
僕たちは、人が持っている外見上のものは全て持っているのにもかかわらず、みんなとは何もかも違います。まるで、太古の昔からタイムスリップしてきたような人間なのです。
僕たちが存在するおかげで、世の中の人たちが、この地球にとっての大切な何かを思い出してくれたら、僕たちは何となく嬉しいのです。」 -
こっとんさんの、『わたしの心のなか』のレビューで、紹介されていた本書は、私にとって、とても得るものが多く、大切な気付きを促せてくれた、素晴らしい作品でした。
改めて、ありがとうございます。
私がまず驚いたのは、作者の「東田直樹」さんが、当時、13歳で執筆されていた事(自身で執筆できないので、尚更、困難さが加わる)と、Q&A方式で構成された、内容の具体性です。
『僕たち』という表現は、当時の自閉症で悩む人達へ向けて、そうしたということですが、見方によっては、自分がどういう人間なのかを、自問自答しているようにも思われる、当時の閉鎖的な社会環境において、この何とかしたいんだという、彼の思いの強さに、とても心を打たれました。
そして、その心の声を聞いたことで、東田直樹さんって、こういう人なのだということが分かると共に、おそらく、自閉症の方々の、心の中の思いを知ることも出来たのではないかと、実感できた、この点が、とても素晴らしいと感じるのです。
例えば、
コントロール出来ない声は、反射的に出てしまう。
皆の記憶は線のように続いていくが、僕らの記憶は点の集まり。
答えようとするときに、言いたいことが頭の中から消えてしまう。
自分の体を自分のものだと、自覚したことがない。
などは、おそらく、普段の表向きの言動からは理解できない、心の声を教えてくれた気がして、このような、今日まで私が知らなかった、気付きを促せてくれる質問が、58もあるのだから、彼がどれだけの思いでいたのかを、推測できると思います。
それから、本書の「はじめに」の中に、『自閉症を個性と思ってもらえたら』とあるのですが、これについて、まさしく個性だと肯けることを、私なりに考えてみました。
例えば、本文の中にある、「僕たちは美しいものを見たり、楽しかったことを思い出したりしたとき、心からの笑顔が出ること」。
また、「人の批判をしたり、馬鹿にしたり、騙したりすることには笑えないこと」。
これらについて、「楽しいと思えることやおかしいことが、みんなとは違うのだと思うのです」とありますが、私からしたら、馬鹿にしたり、騙したりする話で笑わない人の方が、好感をもてますし、美しいものを見たとき、心からの笑顔が出るのは、誰もが持ちうる個性だと思います。
また、それに加えて、他のテーマでは、「自然を友達だと思う心を、僕はいつまでも大事にしたい」といった言葉もあって、そう思うのは私もだよ、なんて、つい言ってしまいそうな、親しみやすさを感じるとともに、東田さんの自然の表現も素晴らしく、少し掲載すると、
自然は、いつでも僕たちを優しく包んでくれます。
きらきらしたり、さわさわしたり、ぶくぶくしたり、さらさらします。
見ているだけで吸い込まれそうで、その瞬間、僕は自分の体が生まれる前の小さな分子になって、自然の中にとけていくような感覚に襲われます。とてもいい気持ちで、自分が人だということも、障害者だということも忘れてしまうのです。
上記の文章を見て、どこが病気なんだろうと思いませんか?
私はそれを読んで、ものの見方や感覚が、とても繊細で、どこか詩的な一面もある、それが彼の個性なのかなと思いました。
『自分を好きになれるのなら、普通でも自閉症でもどちらでもいい』
ただ、それでも、その理解できない感覚を理解することの難しさというのは、あると思います。
それが、おそらく上記の言葉にも表れているとは思いますが、よくよく見てみると、自分を好きになれれば自閉症でもいいと思える、彼の気持ちの中には、自閉症をどうするかというよりも、彼自身の心の喜びを満たすためには、どうすべきかというのが、最も大切なことのように感じられ、彼自身の創った、「ショートストーリー」や、「ちょっと言わせて」で感じられた、メッセージも素晴らしく、私が見習うべき点は、たくさんありました。
今では本書も、28か国で翻訳されているそうで、彼の、その心の中の思いは、世界各国へと届き、きっと、多くの自閉症の方々の支えになっていることでしょう。
『ホント、僕らの言葉はミラクルだね』-
こっとんさん、こんばんは。
昨日は、大変失礼をいたしました。
改めて、コメントありがとうございます。
『わたしの心のなか』もそうでしたが...こっとんさん、こんばんは。
昨日は、大変失礼をいたしました。
改めて、コメントありがとうございます。
『わたしの心のなか』もそうでしたが、私も含め、あまりにも自閉症の方の事を知らなかったんだなということを、本書を読んで、再実感いたしました。
外見や、目に見える行動だけが、その人の全てでは無いことは、私たちも同じはずなのに、その誤った先入観や、無知によって、自閉症の方々が辛い思いをされるのは、おかしいと思いますし、じゃあ、どうすればいいのかとなった時に、本書が、自閉症の方々の心の中を知ることのできる、ひとつの指針になると感じました。
感想でも書きましたが、本書を読むことで、東田さんがどんな人なのかを知ることができる、ということは、自閉症の方がどんな人なのかを知ることができるということになると思います。
例えば、『どうして上手く会話できないのですか?』という質問に対して、
「僕も話せないのはなぜだろうと、ずっと不思議に思っていました。
話したいことは話せず、関係のない言葉は、どんどん勝手に口から出てしまうからです。」や、
「話せないということはどういうことなのかということを、自分に置き換えて考えて欲しいのです」
を読んだ時に、自閉症の人だって、話せないことを不思議に思わないはずがないよねと、感じましたし、これって、自分に置き換えて考えれば、想像出来うる事なのではないかと痛感し、想像力が足りなかったなと反省しましたし、実際に聞こえてくる声ではない、心の声を聞くことの大切さを、改めて教えてくれた気がしました。
理解出来ないことの恐怖は、私も分かります。
しかし、それを知って安心するために、こうした本が存在するのだと考えれば、東田さんの為さった事の大きさは、計り知れない程の素晴らしさを感じ、その勇気を称えたいですし、恐怖を感じている人にこそ、是非、本書を読んで欲しいと思いました。2022/09/21 -
たださん、おはようございます。
まず、不快な思いは一つもしていないので、ご心配なく♪
実は私、身内に障害者がいるのです。なので、障害を持つ...たださん、おはようございます。
まず、不快な思いは一つもしていないので、ご心配なく♪
実は私、身内に障害者がいるのです。なので、障害を持つ人たちのことを理解しているつもりになることもあります。でも、きっとピントがズレているのだろうな、と思うのです。言葉を持つ私たちでさえ、完璧に理解し合うのは到底無理ですものね。
なので、東田さんの本や、『わたしのこころの中』を読むことで、少しでも彼に近づくことができるかな?と思えるのです。でも、きっと、ほんの少しですよね。
そして、たださんのように、こういった本を読んで彼等を理解しようと思ってくれる人が一人でも増えれば優しい世の中になるなぁ、と思います。
たださんのような方が彼等にとって、そして私にとってとてもありがたい存在なのです。
ありがとうございます♪
これからも色んな本で繋がっていけたら嬉しいです♪2022/09/22 -
こっとんさん、こんばんは。
そうだったのですね。
身内の方で障害を持たれている人がいらっしゃる、こっとんさんでも、ピントがズレていると思う...こっとんさん、こんばんは。
そうだったのですね。
身内の方で障害を持たれている人がいらっしゃる、こっとんさんでも、ピントがズレていると思う・・しかし、それこそ、私たちと同じ人間であることの証明ですよね。
東田さんは東田さん、他の自閉症の方々もきっと、それぞれの個性を持っているということだと感じましたし、私も本書を読んだだけで、自閉症の全てを知った気にならず、その人、それぞれの心の中を、考えていきたいと思いました。
それから、東田さんの『自閉症の僕が飛び跳ねる理由2』もある事を知り、こちらは高校生編のようなので、当時、彼がどのような思いを感じ、生きていたのか、とても知りたいので、日をおいて、読んでみようと思います。
私のこと、迷惑をかけたのに、ありがたい存在だなどと、仰って下さり、恐縮です。
ありがとうございます。
私も、また色々な本で、こっとんさんと、関われることを楽しみにしております(^_^)2022/09/22
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いつだったか、どこかの誰かが「人の心の中には地球の外と同じように宇宙が広がっている」と書いてあったのを思い出した。
一見、近よりがたい、声をかけることを躊躇してしまいそうな、もし話しかけても通じなかったらどうしよう、となりそうな自閉症スぺクトラムの方にも広大な宇宙が広がっているんだ、と教えられた。
想像しがたいくらい苦しく、辛いのに、泣けてくるほど優しい。
一問一答形式で読みやすく、パラっとめくって1ページ読むだけで新たな視点が開ける。
「こんなときこう感じてたんだ」
「意味不明に見える行動にこんな意味が」
もちろん、解説でデヴィッド・ミッチェルさんが書いているように、「彼は導師ではない」ひとりの人間だから、すべての自閉症スぺクトラムの方にあてはまるわけじゃないと思うけど。
タイトルの『自閉症の僕が跳びはねる理由』も書いてあるのだけど、私は自分が子どもの頃に感じた思いに近いものを感じ、懐かしくて懐かしくて...。
他の感覚も「全く分からないではない」気分にさせられるのは、東田さんの文章力と「他の人の感覚で分かるように書いている」というバランス力の賜物だろうか。
皆さんに読んでもらいたいけど、『誰か』を『お世話しなくちゃならない』という立場の方にもおすすめ。
この本はブクログのレビューで知りました。
書いてくださった方、ありがとうございました。 -
当事者である東田直樹さんの文章は、正直で丁寧。英訳して世界に広めるきっかけになった、ディビットさんにも感謝します。彼らの交流のドキュメンタリーDVDも買いました。本書とDVDは、周りの人に薦めまくってしまった。それくらい、目から鱗が落ちる、本です。
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心に直接「言いたいことは伝わりました」と届けたくなる、勉強になる言葉が沢山綴られていました。心の奥の方が静かに揺さぶられて、今もなお余韻が残っています。
テレビで見たことのある人にしても、数少ない出会ったことのある人にしても、自閉症者の心のうちというのはどうにも理解しがたくて、感情も読み取れなくて、正直あまり考えたことがありませんでした。その状態を彼らは普通だと捉えているのか、楽しんでいるのか、苦しんでいるのか、も分かりようがなく。もっとも、そんなことが汲み取れるほど寄り添った経験がないのですが。だから、今、自閉症者本人が症状を苦しく感じることがあるのだと知ることが出来ただけでも見える世界が少し変わった気分です。
それから、障害を持たない人の理性や様々な概念の形成が極めて社会的なもので本能によるものではないのだろうということを改めて思い知らされました。「太古の昔からタイムスリップしてきたような人間」という表現はあまりに秀逸です。自閉症のように名前が付かなくても、気が利かないと言われがちな人や集中力が足りない人など、どうも社会適応能力が無いというレッテルを貼られる人は世の中に結構居るものだと思います。そういう風に言われる人の中には自分の状況を言語化して説明することが叶わなくて理解を得られないままになっている人もいるのではないでしょうか。悪意や怠慢が原因で社会に適応出来ない人の考えは別として、本能に近いレベルの「こんな風に生きたい(あるいは、しか生きられない)」には一定の理解が必要だと考えます。それに、自分は理解「してあげる」側だと思い込んでいても、自分にも理解「してもらいたい」部分があるかもしれないわけで、何事においても、自分が寄り添う姿勢を見せることは回りまわって自分にとっても良い影響を及ぼすかもしれないわけで。
より良い共生を考えるための良い教材です。これからも沢山の人の目に触れますように。 -
とにかく衝撃的だった。
凝り固まった頭をガツンと殴られた気分。
世界の見方が変わった。
見方を変えれば、今までなんでもないことが、とても貴重で素晴らしいことなんだと実感。
世界はこんなにも美しく、愉快で、気持ちいいところなのだと教えてもらった。
重度の自閉症の13歳の男の子が書いた文章とは信じられないほど、とても素晴らしい表現力!
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たまたま「僕が跳びはねる理由」と言う映画の紹介を目にした。
そしてこの本を知った。
30ヶ国以上で出版された大ベストセラーであるにも関わらず、知らなかった自分は、きっと自閉症というものにあまり関心がなかったのだろう。
しかし、この本に書かれている文章はとても新鮮で、発見の連続で、しかも著者が13才の時に執筆したとは驚くしかない。
今まで私達は、自閉症の人はこうであろう、と勝手に思い込んでいたのだろう。
この本は自閉症の著者が、自らの気持ちをそのまま分かりやすい文章にしている。
心の叫びだ。
巻末に収録されている短編小説「側にいるから」には、心を激しく揺さぶられる。
自分の気持ちを表現できない、相手に伝える手段がない。とは、どんなに苦しいことだろう。
この本に出会えて良かったです。 -
保育士をしていて、自閉症のことは学生の時に学んだし、現場で働いている時も関わる機会が多かったので普通の人よりも知っているつもりだったが、新たな発見だらけだった。本当はどう思っているのか、どう接してほしいのか心の中で考えていることを知ることができてよかった。
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本書は、なるべく多くの人に読んで頂きたい本です。
近年、企業等においては障害者雇用の取り組みが進んできており、わが社でもそのような施策が検討されています。先日、わが社の社長とそのことで話す機会がありましたが、こんな意見でした。
「障害者雇用には取り組まねばならないと思うけど、身体、精神はともかく、知的の採用は難しいと思うね。時々、突然奇声を発して、女子社員とかを驚かすんだよね。」
これを聴いて、私は「こりゃダメだな」と落胆しました。
本書の著者、東田さんも、自閉症の症状として、この社長に言わせれば「奇声を発する」一人に分類されるのだと思います。
我が家にも家族の一員として欠くことのできない大切な存在の自閉症の娘がおりますが、同様に分類されることになるのでしょう。
しかし立場を変えて考えてみるに、健常の人からすれば、突然関連性のないと思える言葉を大きな声で発するのを見ると奇声に聞こえても無理はないかもしれません。自閉症の子の親である私でさえ、電車の中で大きな声を出す子供のことを恥ずかしく感じ、口を押えたことは何度もあります。
なぜ大きな声を出すのか、なぜ同じことを繰り返し言うのか、なぜ突然脈絡のないことを話すのか、その理由は健常な者には理解できず、親でさえ理解できなかったのです。
しかし、本書では、その真の理由を、自閉症である当の本人が語ってくれています。それもすべてが、納得のいく理由で、我が家の娘の行動にすべて思い当たることばかりです。これほど革新的で、意義深く、真実性に富んだ本はないでしょう。しかも、奇跡的な本であるとさえ思えます。
ここに書かれている症状は、多くの点でというよりも、ほとんどの点で我が家の娘と共通しています。おそらく、多くの自閉症の方や、あるいはなんらかの障害を持つ方との共通点が多いと感じます。私は、この本を読んで、「ああ、そうだったのか。そんな思いでいたんだ。」と、より娘をいとおしく思えるようになりました。
それどころか、健常な我々がつまらぬことでグチグチ言っているにも関わらず、彼らはもっとつらい環境に正々堂々と一人で立ち向かい、一人で戦い続けているんだと思うと、我々は足元にも及ばないくらい偉大な存在であるとさえ感じられるようになりました。
著者の東田さんは、健常者と同じかそれ以上に、様々なことに対しチャレンジしたいという心を持っています。しかし、そうは心で思っていても、自分の体がいうことをきかないということも自覚しています。そんな辛い環境にも、決して負けることなく、さらに人生にチャレンジし続けています。
障害ある人を見かけたら、私は、我々の想像も及ばない、偉大なチャレンジャーであると思いたい。私の意識を根底からさらに変革してくれた東田さんに感謝です。 -
自閉症の著者が13歳の時に記した本。
・大きな声はなぜ出るのですか?
・どうして目を見て話さないのですか?
などといった58の質問に答える形で綴られている。
自分の気持ちを話すことが非常に困難な「僕」の中の、様々な思いがあふれ出るように真っ直ぐに伝わってくる。
これは自閉症の「僕」の作品で、それを理解するために大切なことがたくさん詰まっているが、それだけでなく、小さな子供、若者、障害を背負った人、働く人、高齢者、そして自分自身、誰にでもある思いをも含んでいると思う。
P23「本当の優しさというのは、相手の自尊心を傷つけないことだと思うのです」
P107「人にどれだけ否定されても、緑はぎゅっと僕たちの心を抱きしめてくれます」
購入して、何度も再読したい作品。
ちょっと知らない間に東田直樹の本が結構な数に!
それだけ認知度が高まっているってコトですね。
ちょっと知らない間に東田直樹の本が結構な数に!
それだけ認知度が高まっているってコトですね。
それなりに調べましたが、藪の中です。
でも、10数年本が出ている...
それなりに調べましたが、藪の中です。
でも、10数年本が出ていることは、それなりに検証されているのだと判断しています。
そう言う話があるんだ、、、知りませんでした。
ちょっと調べてみます(だから何?の話になりそうですが)
そう言う話があるんだ、、、知りませんでした。
ちょっと調べてみます(だから何?の話になりそうですが)