美しい日本語 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 38
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044002312

作品紹介・あらすじ

「気遣い」と「心遣い」はどう違う? --美しい表現と伝え方で、日本語力がアップする実践的日本語講義!

古来、他者との関係性や自然を大切にしてきた日本人。その豊かな文化を映しこんだ美しい言語である日本語を、言語学の第一人者が多くの事例とともに解説。日本人らしい表現や心を動かす日本語、間違いやすい言葉、「が」と「は」は何が違うのか、相手にわかりやすく説明するための6つのコツなどを、具体的なアドバイスを交えつつ紹介。人を引きつける、美しい表現と伝え方で日本語力が一段とアップする、実践的日本語講義。

【もくじ】

第1章 「常識度」模擬試験 

1 敬語のカン違い
2 理屈に合わない表現
3 あいまいな言葉の使い方
4 日本人らしい表現


第2章 周りを引きつける人の日本語力

1 じょうずに話すということ
2 おもしろくて役に立つ文法の話


第3章 「話せばわかる」日本人の本音

日本人の「はい」と「いいえ」
「おはようございます」は業界用語?
眼目は最後の最後に
卑下と自慢は紙一重
いずれ相談いたしまして
「弁解するようだが」と言う人


第4章 日本人の心を動かす言葉

1 やっぱりこだわってしまう一言
2 よくも悪くも日本人


第5章 言葉の背景を学ぶ

1 変わるものと変わらないもの
2 方言は短い文学である

感想・レビュー・書評

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  • 国語学で著名な金田一春彦が日本語の特性を解説した一冊。言語とはそのことばを使う人びとの特性をそのまま受け継いでいるということがわかる。日本人が直接的な物言いを好まない、自己主張をあまりしないという性格はそのまま言語表現の特徴となっている。
    また言語はその使用者たちの文化の特徴を示す。たとえば日本語のさかな偏の漢字の多さ、また植物の種類の多さからその名前の多さは世界一とか。
    ことばが時代や土地によって変化してもそこにはそれを使う人たちの性格、生活、文化を反映している。
    言語とは流動的であり使う人びとや時を経ることによってどんどん変化していく。しかし日本語の本来持つ美しさ、繊細なことばの表現等はできることならいつまでも残っていって欲しい。

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プロフィール

大正2年、言語学者金田一京助の長男として東京に生まれる。昭和12年、東京帝国大学国文科を卒業。専攻は国語学。名古屋大学で助教授、東京外国語大学、上智大学で教授を歴任。東京芸術大学、ハワイ大学、在中国日本語研修センター(北京)、NHKアナウンサー養成所などで講師、玉川学園客員教授なども務め、日本ペンクラブ理事なども兼任した。著書に、『日本語』『ことばの歳時記』など多数。なかでも教科書や辞書『現代新国語辞典』他の編纂で多くの人に親しまれた日本語研究の第一人者。平成9年文化功労者に選ばれる。平成16年5月没。

「2016年 『美しい日本語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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