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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044003388
作品紹介・あらすじ
3代将軍足利義満の時代に全盛期を迎えた室町幕府。その50年ほどのち、重臣による将軍謀殺という前代未聞の事件が起きる―。この前期の室町幕府、4代義持、6代義教の時代に焦点を当て、室町殿と有力守護層たちとの複雑で重層的な関係から室町時代の政治史を読み直し、幕府崩壊の一大転換点となった義教謀殺=嘉吉の乱に至る道筋を実証的に跡付ける。
序 章 翳りのはじまり
第一章 足利義持の時代
一 義満後の政治環境
二 足利義持政権の特質
三 在地勢力の動向
第二章 足利義教の嗣立
一 足利義教の登場
二 嗣立期の足利義教とその周辺
三 正長改元の経緯と歴史的意義
四 後花園天皇の擁立と後南朝の動向
第三章 足利義教の時代
一 足利義教政権の特質
二 足利義教の文芸
三 有力守護家の分断政策
四 「恐怖の世」
五 対外交易と国際的環境
第四章 嘉吉の乱への道
一 永享の乱
二 嘉吉の乱はなぜ起こったか
終 章 嘉吉の乱──その後
感想・レビュー・書評
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将軍-重臣関係を軸に、義教の執政時期を主として嘉吉の乱による破綻までを描く内容。義教の還俗から元服にいたる過程や、各改元の詳細な検討など特に執政の前半期において興味深い内容が多かった。
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室町幕府は、足利義教時代に、将軍専制権力の頂点を迎えた。しかし、その中にこそ、その後の応仁の乱や戦国時代につながる様々な要因があった。大名の家督争いへの介入、関東の支柱たる鎌倉府の討伐など。
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