数式を使わない物理学入門 アインシュタイン以後の自然探検 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044005719

作品紹介・あらすじ

監修 大須賀健(筑波大学計算科学研究センター教授 宇宙物理理論研究室)
寄稿 永田和宏(細胞生物学者/歌人)

(目次9
第1章 現代科学の最先端を行く物理学
1 人間のいかなる空想も越える奇妙な世界
2 宇宙には、果てがあるか
3 宇宙は、膨張している

第2章 極微の世界は、常識を破壊する
1 物質の最小単位は、なにか
2 極微の世界の不思議
3 どれだけ小さいものまで見えるか

第3章 現代物理学は、自然の本質を解明した
1 断念は、あきらめではない――「断念の哲理」
2 新しい位置と速度の考え方――「不確定性理論」
3 自然の安定を保つもの――「プランク恒数」

第4章 宇宙の謎を解く素粒子の活躍
1 星は永遠に光り輝くのか
2 宇宙の放浪者たち

第5章 時間が遅れ、空間が縮む世界
1 光は真空を伝わる
2 絶対性の否定――「特殊相対性理論」
3 地球の引力による時間の遅れ
4 宇宙の神秘

第6章 物質世界の果てを求めて
1 電子顕微鏡でも見えないものを、知る方法
2 極微の世界に巨大な力がある
3 素粒子は、はたして窮極物質か

第7章 真空の世界では「無から有」が生じる
1 真空は、無ではない
2 自然は、限りなく深い

感想・レビュー・書評

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  • 読書マラソン感想カードより:

    物理の講義では腑に落ちなかったことのいくつかがスッと納得できるような本でした。広大な宇宙から極微な粒子まで想像を広げられる科学者、それを利用して世の中を便利にしていく人たちは本当にすごいなと思いました。

    さめさん

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/777073

  • 幻の名著が復刊!極限世界の不思議な現象を数式を使わずにやさしく紹介(出版社HPより)

    ◆◇工学分館の所蔵はこちら→
    https://opac.library.tohoku.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=TT22153513

  • 本書は1963年にカッパブックスから発刊され、難解な物理を扱いながらもその年のベストセラーになった作品です。今読み返しても、充分に難解ですが、まったく古さを感じさせないのがすごい。ニュートリノ素粒子、ド・ブローイの物質波、不確定性理論、プランク恒数、フェルミ加速、ミュー&パイ中間子、一般&特殊相対性理論、オズマ計画、反宇宙などにも言及し、タイトル通りむつかしい数式は使わず解説しています。本書は著者52歳の時のものですが、その4年後に惜しくも鬼籍に入られました、合掌。

    猪木正文:1911年-1967年5月25日。三重県生まれ。東京工業大学電気化学科卒、理化学研究所に入り、仁科芳雄に師事する。名古屋大学にて理学博士。同年山梨大学教授に。著書に『物理学的人生論 生・死・運命のなぞを解明する』『宇宙時代の常識 教養としての相対性理論』『素粒子の世界』講談社現代新書、『偶然の神秘 このあまりにも身近な謎』番町書房。

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著者プロフィール

1911年-1967年5月25日。三重県生まれ。東京工業大学電気化学科卒、理化学研究所に入り、仁科芳雄に師事する。名古屋大学にて理学博士。同年山梨大学教授に。著書に『物理学的人生論 生・死・運命のなぞを解明する』『宇宙時代の常識 教養としての相対性理論』『素粒子の世界』講談社現代新書、『偶然の神秘 このあまりにも身近な謎』番町書房。

「2020年 『数式を使わない物理学入門 アインシュタイン以後の自然探検』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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