アクアリウムの夜 (角川スニーカー文庫 906-1 スニーカー・ミステリ倶楽部)

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  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044275013

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  • 高2の主人公がその親友に誘われ
    興味本位で入った野外劇場(という公園的広場)の見世物テント。
    そこで見せられたテント外の風景は
    幻想的ではあるが科学マジックとも言えるもので
    実際に外にある風景と同じもののはずだった。
    ただ1点、野外劇場内の水族館前に
    地下に降りる階段があったこと以外は。

    以来、親友の言動は次第に狂気を帯び始め、
    主人公の人生自体を狂わせ始める…
    というティーンズ向け小説と思いきや
    鬱必至の後味良くない(≠後味悪い)作品。

    数ある伏線の多くが回収されないところも
    とっても後味良くないです。

  • 雰囲気は好きですが、怖いです。

著者プロフィール

1954年大阪府生まれ。本名、横山茂雄。京都大学卒、博士(文学)。英文学者、作家、奈良女子大学教授。横山名義の著書に『聖別された肉体—オカルト人種論とナチズム』(書肆風の薔薇)、『異形のテクスト—英国 ロマンティック・ノヴェルの系譜』(国書刊行会)、 訳書にマーヴィン・ピーク『行方不明のヘンテコな伯父さんからボクがもらった手紙』、ヒレア・ベロック『子供のための教訓詩集』(共に国書刊行会)、 編著に『遠野物語の周辺』(国書刊行会)、『危ない食卓— 十九世紀イギリス文学にみる食と毒』(新人物往来社)など。『日影丈吉全集』(国書刊行会)の編集、全巻解説も手がける。稲生名義の著書に『アクアリウムの夜』(書肆風の薔薇、のちに角川スニーカー文庫)、『アムネジア』(角川書店)がある。近刊に『映画の生体解剖』(高橋洋と共著、洋泉社)。

「2013年 『定本 何かが空を飛んでいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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