GOSICK VI ゴシック・仮面舞踏会の夜 (角川文庫)
- KADOKAWA (2010年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044281137
作品紹介・あらすじ
謎の修道院"ベルゼブブの頭蓋"から辛くも脱出したヴィクトリカと一弥は、豪華列車オールド・マスカレード号で、一路懐かしいソヴュールへ。そこで出会った乗客たちは、それぞれ奇妙な名乗りを上げる。"死者"に"木こり"、"孤児"に"公妃"。やがて起こった殺人事件、三つの嘘とひとつの真実、いや、もしかしたら、すべてが…?誰もが誰かを演じる仮面舞踏会の夜、深まる混沌にヴィクトリカの推理が冴えわたる。
感想・レビュー・書評
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ヴィクトリカが、「大人が利用するために生まれてきた私は意味があるのか」的なことを言っていて、私と同じ年齢くらいの子にそのような思いをさせる大人こそこの世に必要ないと思った。いつも一弥に酷い言葉ばかり浴びせているヴィクトリカだが、考えられないほどの孤独を抱えているヴィクトリアにとって一弥は心の支えであり、必要な存在であるのだと思った。
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作風等々、好きなんだけど、ミステリーとしてはかなり問題があるのではないかな...特にこの巻は。
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メインの謎やトリックは真新しいものではないけれど、後半の、容疑者たちの証言を聞いて検討していくパートは面白かった。
シリーズ的にはクライマックスへむけた準備の感があり、王国のオカルトvs科学の内部対立が具体的に見えてきはじめた。 -
感想はまとめて最終巻へ!
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主人公二人の関係も少しマンネリ化。面白いが変化もそろそろ欲しい。この作品はミステリー要素は弱めなので、関係性を変えてもいいのかなぁ、個人的には。
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前回から一気に2人の距離が縮まり、恋心が芽生えはじめ、読んでいてついつい顔がにやけてしまうほど可愛らしい。
ただ、ミステリーとしては刺激不足といった印象。また、ストーリーの構成上仕方なかったかもしれないけれど、各々の証言はほぼ似たような内容の繰り返しで、若干読んでいて飽きてしまった。とくに、木こりの心の声を含めた証言は意外性もなく、ただ退屈に感じてしまったのが残念だったな。
まぁ、このシリーズはミステリーというよりも2人の成長物語として読んだ方が楽しめそう。 -
列車に乗ったあとの事件の話。
その場に居合わせた人達からの事情聴取をしつつ、謎を解くのはヴィクトリカ。
ツンデレのデレの部分がちゃんと書かれるようになってきて、ヴィクトリカの人間的成長記録が可愛らしい。
一哉の方はわかってないっぽいけど、天然できっちりデレまくってるからそこがカワイイ。 -
何年かぶりの再読!
ベルゼブブからの帰りの出来事
ミステリーはあっさりめだけど、物語が最後に向かって動き出してる感じがいい