風水天戯 巻之一 開け!運命のとびら (角川ビーンズ文庫 77-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550318

作品紹介・あらすじ

星淑は宮廷内では見向きもされない第八公子。異母兄のいじめも日常茶飯事のなか、宮妃・嬌杏に助けられる。恩返しに彼女のすさまじく汚い部屋を掃除しようと、流行りの「風水」を学ぶことに。究極の気功術「風水」をお片づけの極意とかんちがいした星淑は、奥義書『風水天戯』とオンボロ羅盤を見つけ、そこから現れた小さな仙人・楊老師に弟子入りしてしまい…!?史上初!!第8回ビーンズ小説大賞"大賞"受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 藤崎竜ファンなので買った作品。文章がとてもうまく、風水についても効果的に演出できていて、楽しんで一気に読めた。主人公が最初めちゃくちゃうじうじしていて、読者にとってストレスのような存在になるし、絡んでくる兄もひどいものだが、だんだんと成長していき、兄の意外な優しさもあきらかになり後半になればなるほど爽快感が増す。ギャグシーンも藤崎竜っぽいといえばっぽい気がする。藤崎竜の絵柄に合わせて文体やノリをこなしている。。。のではないかと思えた。藤崎竜のコマがうかぶし、絵柄がうかぶような、リズムとテンポのようで、感嘆した。しかし、藤崎竜の絵柄がいまの銀英伝や、封神演義とくらべて、その中間の、なにか苦しんでいるような絵に見えるのは気のせいだろうか。絵が変なのだ。プロ中のプロにいちゃもんをつけるのはだめかもしれないが……もっとなんかバッチバチのカックカクのキッラキラに表紙を描いて、ばばーんと出せば、きっと人の目をひいてヒットし、ゆくゆくは漫画化になってもいいくらいの作品ではないかと思うのだが……。

  • 少女小説的要素はゼロですが、面白かったです。
    普通に角川文庫から出版すれば良いような……。

    群像劇っぽい感じ。
    風水という形で表現しているけど、因果応報の話。

  • 難し楽しい
    部屋を片付けたくなる
    フジリューキャラで思い浮かべちゃうなあ

  • 風水を題材にしたファンタジー。
    宮廷内で誰にも見向きもされない第八公子の星淑が風水を学ぶことによって、少しずつ成長してゆく。

  • 完結巻が出るので一気読み。
    藤崎先生の独特の画風が目に楽しい作品。風水用語が出てきましたが、全く知識がなくても楽しめました。
    主人公星淑の天然ぶりが可笑しくて、途中何度か吹き出しかけました笑
    これから彼がどうやって風水を極めるのか、成長が楽しみです。

  • 挿し絵買い。

  • 面白い!
    風水バトル中華ファンタジー。

    初の大賞作品ということでどんなものなのかな、と思っていたんだけど、
    つまずくことなく、違和感を感じることなく世界に入れる安定した文章力、
    登場人物の立ち方、個性、話の流れ、盛り上がり、
    全て文句なしでおもしろかったです。
    ラノベでこんなにわくわくして読めたのははじめてかも。
    (※ラノベあんまり読んでません)
    これが一冊目なんて、すごいなあ。

    風水が素人には難しくて全く分からなかったけど、
    戦闘モノによくある呪文だと思って読み流せば問題なし。
    しいて言うなら実践できるお気軽なものを紹介してくれたりすると
    嬉しかったんだけど、まあそれはいっか。

    ただ、風水であまりにも簡単に解決しすぎる(効果が出過ぎる)のと、
    悪役キャラたちに対するお仕置きがそれだけなのが、
    なんかすっきりしない感じ。それでも十分面白かったけど。
    あとはイラストの人。藤崎竜さんなのはいいんだけど、
    はっちゃかめっちゃかな電波系服装の絵が正直微妙だったかなーと。
    その二つで☆-1。

    次巻以降は……お金を出してまでは読みたくないけど、
    無料でなら読みたい。そんな感じ。

  • 風水をもとにした中華風ファンタジー。
    主人公である末っ子と長男の関係がものすごい萌えた!

  • 藤崎竜×中華モノの組み合わせで、昔ハマった漫画を思い出したのが、購入のきっかけ。
    風水は全然わからないけれど、これを読んで知識がついたらいいな。

  • また面白い小説に出会ってしまった。面白かったー! 兄弟、良いですね!虫・・・・・じゃない笑、ちっちゃい楊老師がまた良い味を出していて。主人公の星淑くんがもうものすごく頼りなくて情けないのですが、権力争い渦巻く宮廷の中だからこそ、そんな主人公で良かったんだなぁと思いました。だからこんなに面白くなったんだなぁ、と。
    会話の掛け合いとか、シリアスな中でも笑いを誘う描写とかすごく好みにどんぴしゃでした。最後のあれで、英祥と趙子風が大変好きになりました。

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