機動戦士ガンダムUC(1) ユニコーンの日(上) (角川スニーカー文庫 G 9-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044748050

作品紹介・あらすじ

工業用コロニーに住む平凡な少年、バナージ・リンクスは、謎の少女オードリー・バーンを助けたことから『ラプラスの箱』を巡る事件に巻き込まれてゆく。宇宙世紀の開闢とともに生まれ、開放されれば連邦政府が転覆すると言われる『箱』の正体とは-。『逆襲のシャア』から3年後、宇宙世紀0096を舞台に、新たなるガンダムが世界に革新の予感を告げる。『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の著者による人気小説が文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 『機動戦士ガンダムUC』の文庫本が2種類発売されています。


    角川文庫版。
    タイトルはサブタイトルだった『ユニコーンの日』が表題になっており、ガンダム色を抜いて福井晴敏作品としての顔が前面に出ております。


    角川スニーカー文庫版。
    スニーカー文庫のガンダムシリーズのフォーマットに則って美樹本晴彦が表紙イラストを担当。本文内容は角川文庫版と同じなので、どちらでそろえたいかは各人の好みですが、私はこちらをオススメ。なぜならMS解説とかキャラ紹介とかを私が書いてるから!

  • 小説はゆっくりと話を進められるから、ジックリと楽しめて良い。
    この巻では主に『バナージ』と『バナージから見た世界』に加え、『バナージからは見えない世界』に少しだけ触れている。これから何か始まるのだと、年甲斐もなくドキドキしてしまう。
    後、ガンダムが一巻で出てこないのも小説ならではだと思う。

  • 流石は小説、アニメでは描ききれない部分が随所にあり、それだけで満足いく。

    また各所で原作ならではのアニメとの違いがたまらない(笑)。

  • ユニコーンガンダム文庫版第一巻。
    そもそもの始まりからバナージとオードリーの出会いが描かれている。アニメで観ているが、背景などは小説の方が良く解る。
    単純に楽しむならアニメの方が向いてるけど、小説も絵では描けない部分も書けるという違う楽しみがある。

  • コロニーなど詳細に解説されている。
    ガンダムの世界観が奥深い。

  • 【2013/02/02】読了
    今日に至るまで、映像のガンダム作品をいろいろと見てきました。
    よくよく思えば、ガンダムという機体の格好良さや派手な戦いに目が行くばかりで「何故、戦争をしているのか?」というところに関心がありませんでした。

    要するに、ゆとりです笑

    冒頭の西暦から宇宙世紀へと移り変わる話が始まったとき「あ、そういう時代背景があったんだ」と思い知らされました。今まで上っ面しか見てこなかったのが非常にもったいなく、もっとガンダムの世界を知りたいなと思えるようになりました。

  • 福井晴敏 著「機動戦士ガンダムUC(1)ユニコーンの日(上)」を読みました。

     あのガンダムの世界をあの「亡国のイージス」の福井晴敏が小説化したとあって、楽しみにして読みました。

     時は「シャアの反乱」から3年後、「ラプラスの箱」と呼ばれる謎の箱を巡って、連邦軍や巨大企業や反乱軍が入り乱れ、主人公の少年もその戦いに巻き込まれていく。

     この第1巻では、物語の世界観や登場人物たちがどのように関わっていくのかが描かれ、肝心の「ガンダムユニコーン」は宇宙を飛んでいるシーンとして1箇所だけしか登場しませんでした。

     それでもぐいぐい物語の世界に引き込まれてしまうのは、さすが福井晴敏。

     次巻でどのように主人公がガンダムとめぐり合っていくのか、楽しみにしたいと思います。

  • どうやらこの福井晴敏という作家とはとても相性がいいらしい。「そうそう、この重厚感!」と手をたたきたくなる文章だった。セリフ回し中心でなく、しっかりと情景や心理を描写している書きっぷりは極上の香りと味わいを持つワインを飲んでいるような気分になる。
    映像作品を先に観ているから文章が映像に変換されて頭の中で再生される。映像ではスピード感を出すために一瞬で終わってしまうところを、小説という形であればわずか1秒のことをあらゆる角度で描写することができる。ああ、あのビームサーベルの断面はこんな風に文章で描写されるのか、と思ったくらいだが、実際はこの描写を元に映像が作られているのだ。

    内容は映像作品で書いたものと同様になってしまうが、ファーストガンダムファンをううんとうならせ、これだよ!と思えるものに仕上がっている。さらに宇宙世紀のミッシングリンクも埋まっていくので想像以上に正統派の物語だ。

  • 5

  • 映像版1巻の前半部の内容にあたるが、文字の多いこと。これが原作にあたるのかな?こうして読んでみると映像版は駆け足だがよく限られた時間内にまとめられてると感じる。読んだ上で映像版を見返してみたい。順番が逆だったと思った。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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