歴史が面白くなる 東大のディープな日本史 (3)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046004987

感想・レビュー・書評

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  • 東大日本史パート3。本作は『歴史読本』という雑誌に連載されたものを加筆したものだがそれゆえ前2作と比べ「1話読みきり」という事を意識して書かれている。歴史雑誌は特集の内容により読者がガラッと変わるためより「一期一会」なのだ。また印旛沼の干拓や鉄道の建設といった具体的な事例に即した問題が選ばれている。詳細→
    http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou29803.html

  • ディープだ

  • これまでの第1弾、第2弾と比べても、日本史の流れを掴める良問がそえてあり、解説もツボを押さえている。これを読んでいると、東大の入試問題も、最近のものより、少し昔の問題のほうが史料を生かした骨のある問題が多かったのだなと感じた。
    本書のなかでは、「浮浪・逃亡した農民はどこに行ったのか?」、「武士と荘園の関係は?」、「建武の新政はなぜ失敗に終わったのか?」、「守護大名と戦国大名の違いは?」、「秋田藩が院内銀山を経営した意味とは?」、「幕府は列強諸国に何を要求したか?」、「明治政府が三国干渉を受け入れた経緯とは?」などが特に興味深かった。なかでも、「幕府は列強諸国に何を要求したか?」で取り上げられている史料からは幕末の日本の置かれた切迫した状況がよくわかって、印象深かった。

  • ○東進ハイスクール講師の相澤氏の作品。シリーズ3作目(関連本としては4作目??)
    ○古代から近現代まで、東大日本史をテーマに、「なぜ、それを聞くのか」という視点から、歴史を再構成している。
    ○教科書レベルの知識かもしれないが、その奥深さや因果関係、相関関係など、解説が丁寧で分かりやすく、とても興味深い。
    ○毎回楽しんで読んでいるので、ぜひ次も期待したい。

  • <目次>
    はじめに
    第1章  古代
    第2章  中世
    第3章  近世
    第4章  近代
    おわりに

    <内容>
    ディープシリーズ第3弾(いや第4弾か…『現代史』があった)。今回は「歴史読本」連載のものをまとめたもの。
    あいかわらず、わかりやすい解説があり、一般的に高校生が教科書のおさらい(?)をするのに適した設問チョイスだと思います。

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著者プロフィール

相澤 理
1973年生まれ。東京大学文学部卒業。
シリーズ累計35万部突破のベストセラー『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』(KADOKAWA)著者。
長年にわたり、東進ハイスクール・東進衛星予備校講師としてセンター試験倫理対策講座を担当。現在は、通信教育予備校「早稲田合格塾」のほか、首都圏の高校で受験指導にあたっている。YouTubeチャンネル「ユーテラ」で授業動画を配信中(https://www.youtube.com/channel/UCTRI9gzaa4xp1vBWBJf0VXg)。
著書には、上記のほか『マンガで倫理が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、『センター倫理でびっくりするほどよくわかる はじめての哲学・宗教』(大和書房)などがある。

「2022年 『悩んだら、先人に聞け!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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