穂村弘の、こんなところで。

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046014320

作品紹介・あらすじ

輝いている人は、人に見せない“芯” がある。
歌人・穂村弘が贈る、いま最も活躍している41人との刺激的なトークセッション。
写真・題字:荒木経惟

【対談者一覧】
本谷有希子(劇作家・作家) 
朝吹真理子(作家)
藤田貴大(劇作家・演出家)
尾川智子(プロフリークライマー)
康本雅子(ダンサー・振付家)
西川美和(映画監督)
蒼井優(女優)
岸本佐知子(翻訳家)
渡辺ペコ(漫画家)
皆川明(mina perhonen デザイナー)
川上未映子(作家)
名久井直子(ブックデザイナー)
武井咲(女優)
吉原由香里(囲碁棋士)
松田青子(作家)
枡野浩一(歌人)
伊藤沙月(アマチュアボクサー)  
鳥居みゆき(芸人)
綿矢りさ(作家)
金沢百枝(美術史家)
平松洋子(エッセイスト)
瀧波ユカリ(漫画家)
藤野可織(作家)
瑛太(俳優)
陣崎草子(絵描き・歌人)
二階堂ふみ(女優)
大西麻貴(建築家)
西加奈子(作家)
青葉市子(音楽家)
鴻巣友季子(翻訳家)
メレ山メレ子(エッセイスト)
滝川クリステル(フリーアナウンサー)
松任谷由実(シンガー・ソングライター)
橋本麻里(美術ライター)
ハルカ(ミュージシャン)
金森穣(演出振付家、舞踊家)
宮本信子(女優)
伊奈川愛菓(女優棋士)
松本望(作曲家・ピアニスト)
飯島奈美(フードスタイリスト)
荒木経惟(写真家)

感想・レビュー・書評

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  • ロマネスク美術の金沢百枝さんの本を読み終えたので、ほかにも彼女の本を読んでみようと思って、図書館で検索したらこの本がヒットした。
    彼女の著書ではないが、これ以外の本が最寄りの図書館にはなかった。
    どうしようかなと思ったけど、穂村弘の世界観も嫌いではないので手に取ってみた。
    金沢さん以外にもたくさんの人が穂村弘と対談している。
    雑誌の連載をまとめたもので、連載自体は2011から2012ごろのものらしい。
    はっきり言えばちょっと古かったけど、そのタイムラグを楽しんで読んだ。
    作家、俳優のほか、建築家や音楽関係など、わりといろんなジャンルの人が出ている。
    新進気鋭の人ばかりでなく、女優では二階堂ふみから、宮本信子までが登場している。
    わりと女性が多い感じ。みんな、きりっとしていカッコいい。
    宮本信子のところでは、最近、夫の伊丹十三の育児エッセイを読んだ視点から話を見てしまう。なかなか良かった。
    滝川クリステルが好きな異性のタイプを聞かれて、ミッションを共有できるひと、との答え。へえー。この本が10年以上前だから興味深い話だ。
    二階堂ふみが大学でテニスのサークルではなく、テニスの王子様サークルに入った、のところで笑ってしまう。
    テニスはせず、お菓子を食べながらテニスの王子様の話をするらしい。面白そう。(私は全然詳しくないけど)
    綿谷りさがときメモが好きだったり、素顔が見られて面白い。
    恋愛の話は別に不要なんだけど、資生堂の雑誌で連載していたから、こういう要素がつけられたのかな。

    アラーキーによる、カラフルな写真も面白かった。
    鳥居みゆき、藤野可織、鴻巣友季子、メレ山メレ子、大西麻貴(建築家、彼女のセリフ、家を建てるのってすごく面白いですよ。こんなに大きなもの1人じゃなかなか建てられないですから。が面白かった)、松本望など、読んでいて面白かった。

  • まず、メンツがどちゃくそいい。
    それから、装丁と写真もいい。
    対談は相手によって話す内容が自然と違うのが面白い。
    プロフェッショナルだなあという話もあれば、その人の人としての根源の話も、男女や人間関係の話もある。
    穂村さんと相手の関係性から語られる、互いのリスペクトの上にある信頼関係が垣間見える相手は特に興味深く読んだ。
    穂村さんの本音が引き摺り出されている様にも、にまにましながら。

    あと読みたい本が数珠つなぎで増えて困る。

  • 澁谷克彦氏のアートディレクションぢからがすごい…

  • 穂村弘さん、こんなに対談してたのか。
    瑛太と青葉市子が面白かった。

  • 穂村自身や対談者の多くが、一般社会への馴染めなさを、率直かつお洒落に表明しているところがいい。

  • 写真も良かった

  • たくさんの人たちが登場し、それぞれ違う価値観を持っているが、共通しているのは、幸せに思われたくて生きているわけではなくて、どんな生き方をするのが自分にとって本当に幸せかをよく知っているところだと思った。

  • さくっと読めてよかった。

  • 資生堂の雑誌「花椿」で連載された対談集。
    アラーキー氏の写真付き。
    穂村さんて、こんなに足が長いのかとびっくりした。
    肩幅あるし顔も小さいし。
    エッセイで想像される男子の姿よりよっぽどカッコイイじゃないか。
    対談の相手の一言がとても印象に残る本だった。
    分量は短くても、内容が濃いのは穂村さんが聴き手であるのも大きい。
    こういう対談のホストは、
    いろいろなことをを知識の上っ面だけでなく知っていることが
    対談を面白くする大きなポイントだと毎度思う。
    瑛太の演じる穂村弘はすっごく見てみたい!
    撮影用なのかもしれないが、女性がピンヒールを履いてる姿が多く、
    こういうのがやっぱ絵として美しいんだろうなあーと思った。

  • 輝いている人は、人に見せない“芯”がある-。松任谷由実、川上未映子、瑛太…。歌人・穂村弘が贈る、いま最も活躍している41人との刺激的なトークセッション。『花椿』掲載を書籍化。

    最後にアラーキーとの対談もあるのだけれど,KaoRiさんのことを語っていて,微妙に感じた・・・。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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