- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046014498
作品紹介・あらすじ
東大生が1番読んでいる「大学4年間」シリーズ最新刊!
ソクラテス、デカルト、カント、ニーチェ、フーコー……
重要人物の考え方を押さえながら、哲学史をざっと復習できる超お得な1冊。
【目次】
01 哲学とはどのような考え方か?
02 「哲学」のはじまり ……ソクラテス、アリストテレス
03 中世:神学の婢 ……アウグスティヌス、トマス・アクィナス、オッカムのウィリアム
04 自我の芽生え ……デカルト、パスカル
05 理性の世紀:合理論と経験論 ……スピノザ、ライプニッツ、ロック、ヒューム、ルソー
06 近代の前段階 ……カント
07 近代哲学 ……フィヒテ、シェリング、ヘーゲル、ショーペンハウアー、キルケゴール
08 近代の矛盾 ……マルクス、ニーチェ、フロイト、ベルクソン
09 20世紀哲学の三潮流I ……フッサール、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ
10 20世紀哲学の三潮流II ……カルナップ、クワイン、ウィトゲンシュタイン、ライル
11 20世紀哲学の三潮流III ……ソシュール、レヴィ=ストロース、ラカン、ロラン・バルト
12 人間を作る構造 ……フーコー、デリダ、ドゥルーズ、レヴィナス
13 ポスト・モダン ……サイード
14 東洋の知恵I ……仏陀
15 東洋の知恵II ……孔子、老子、荘子
16 東洋の知恵III ……仏教、江戸儒学、国学
17 哲学の基本問題I ……存在 根拠 心理 自由 身体の哲学
18 哲学の基本問題II ……善と美、「なぜ人を殺してはいけないのか」
19 日常を哲学する ……国民国家 歴史の哲学、自分、生きる意味
20 西洋哲学史概観・再び ……24時間365日哲学、いま・ここ・わたしの哲学
感想・レビュー・書評
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どうしても重い内容をぎゅうぎゅうに詰め込んでいるので不自然な所、疑問に思う所は出てくる。仏教、神道についてある程度知識のある私としては
その部分で少し?と思う所はあった。しかしこれから哲学を学んでいくための取っ掛かりとしてはイラスト、挿絵での説明もあり、読みやすいと感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本当に触りだけをざっと浚ったような感じ。この本だけで全てをマスターすることは到底無理ですが、幾つかの入門書に目を通した上でならば、一応(無意味ではないという意味で)勉強にはなると思います。
取り敢えず用語だけでも覚えて帰るくらいの気楽さで読めばいいんじゃないですかね? -
哲学を簡単にわかりやすく学べるものでした。
参考文献なども巻末に多く乗っているので興味がある哲学者や分野についてはより深堀しやすくなっています。
教養として有名な哲学者や概念をさっくりわかりたいという人にはおすすめです。 -
自分にとっては難しかったです。
まとめてあるのですが、まとまり過ぎてそもそもの説明が仕切れてない感じがします。
読み手が上級者で、哲学史の概要がまとめられた本として使用するか、もしくは、初心者が深掘りしたい哲学者を探す本としてなら良いかもです。 -
哲学初心者にも分かりやすい平易な言葉で、日常生活での例をひきながら、図も用いて解説する、という趣旨は良いのだが、例から結論へ結びつけ辛い、肝心の図が分かり辛い気がした。
哲学について全くの初心者ではなく、ある程度概要を掴んだ人が読むには理解が早いのかもしれない。 -
タイトルのとおり哲学を幅広くさーっと学べるという趣旨の一冊。とはいえ1テーマに約2ページは簡略化しすぎだった。読んでも全然掴めなかった。
逆に、「哲学を理解するには時間をかけてウーンと悩みながら本を読み進めていくことがやっぱり必要」ということを理解させてくれる意味では良書かもしれない。まあ、当然著者の意図はそうではないのだけども。 -
これから正義の話をしよう、を読んで哲学の話に興味を持って読んで見たけど、これは難しい。まず、簡単に書いてくれているはずの図表が全くわからないし、本文もわからない。哲学はざっと学べるものではないこと、紀元前から始まる偉人たちの知識の積み上げであることは理解できた。次は大枠を学ぶよりも、なぜ始まったばかりのものを伝統とする錯覚があるのか、死刑制度について色々な考え方があるかなど、わかりやすい題材から入って考え方を教えてくれる本を読んで見たい。
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図解が非常にわかりにくい。著者は有名な哲学者のようだが、図解作成スキルがないんだろう(本人がどこまで関与しているのかわからないが)。説明文も無理に1Pで収めようとしているため全体的に不十分であり、わかりやすいとは言えない。
西洋・東洋哲学史や哲学的諸問題といった網羅性だけはあるので、目次はよくできているんだが、1度一通り勉強した人がまとめ的に整理する内容になっていて入門書ではない。
「自分にふさわしい哲学を自分でつくらなければならない」というまとめはよかったけど。 -