- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046014993
作品紹介・あらすじ
やらないで後悔するな! やって後悔せよ! 嫉妬、強欲、色欲、憤怒、傲慢、暴食、怠惰。そのすべてを味わい尽くして、女は強く、美しくなる。いま、もっとも輝く二人による「大罪」のすすめ。
感想・レビュー・書評
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本当だったら、林真理子大ファン、フェチの私めは
星5でもいいのだけど
どうも対談というところがねぇ。
それも小島慶子ータイムリーちゃタイムリーよね。
最近チラッとワイドショーで
エア離婚たらなんたら。はっ?
この方、女子アナとの対談ってどうよ。
七つの大罪
嫉妬
強欲
色欲
憤怒
傲慢
暴食
怠惰
林真理子が勝手に
おっしゃってるのであれば、そうだ、そうだとうなづくのだがー
どうも小島慶子ご託宣には
なんとなく
ふーんみたいな。これって僻み、焼きもち
いじけ?
どうも本文が入っていかなかった。
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”七つの大罪”をテーマにした林真理子さんと小島慶子さんの対談集。そもそも「ダ・ヴィンチ」で”女の野心”をテーマにした対談の反響が大きく、生まれた今回の企画だそう。
お二人の小説は大好きなので、ほくほくしながら手に取りました。
嫉妬、強欲、色欲、憤怒、傲慢、暴食、怠惰、とそれぞれ章に分かれてざっくばらんにお話をされています。
本人が読んだら自分のことだってわかるだろうなぁ!という他者のエピソードも盛沢山で、ひやひやしつつも知らない世界を垣間見れて楽しかったです。
対談の中には、刺さるような箇所もあって、そうだよねぇ・・・と頷きつつメモ。
【嫉妬】の章では、リスクを取って挑戦していく姿って、カッコいいよね、という話が心に残る。
小島さんの言う「謙虚さって、見た目にはいいかもしれないけど、「何のリスクも取らず、人から嫌われずにいよう」なんて、そんなうまい話はないんだと思うんですよ。」という発言や、それに対する林さんの「謙虚さって、本当におっしゃるとおり、「リスクを取らないでいよう」という、「せこさ」なんですよ。」という返しが刺さりまくりました。
お二人のプライベートの様子なども少し伺えたりして、またそれぞれの価値観に触れられたりもして、普段対談集というものをあまり読まないのですが、楽しいものですね。エッセイとはまた違った魅力でした。 -
古くからカトリック教会で慎まなくてはならないと定められてきた悪徳―つまり嫉妬、強欲、色欲、憤怒、傲慢、暴食、怠惰の七つの大罪について、現代の私達の人生に照らし合わせて「女が人生をより深く楽しむために嗜むべきものという位置づけでとらえなおしてみよう」という企画で、林真理子さんと小島慶子さんが対談しました。
お二方とも、頭が良く正直で面白いので、好きです。
面白くてあっという間に読み終わってしまいました。
ただ、時々古傷にふれました…。ぐさぐさ。
だけど、小島慶子さんがこんなことを言っていました。
「本当に、自分の人生は一回しかないのでね。
私、未来の自分は恩知らずだなと思うんです。
昔『私の将来どうなるのかしら、将来のためにどうしたらいいのかしら』とか、散々心配してやったのに、未来の自分って、いざその時点に行くと
『昔は青かった』とか『あの頃の私は痛かった』とまで言ってしまったりして
『本当に、お前のために、一体過去の私がどれだけ胸を痛めていたと思うんだ』と。
だから、私ある時点から義理立てはやめたんです。
どうせあいつ、どんなになったって、『今が一番いいんだ』とかって言いやがるから(笑)』」
これ、私も!そうか、そういうふうに考えたらいいんですね。
同じく小島慶子さんのお話で参考になった二点。
まず「人生の最後に(遺品整理する)人様を困らせることのないように、部屋を綺麗にしよう」
そして、彼女は朝日新聞のパブリックエディターをやっていて、その会議とか、あるいは雑誌テレビの対談で頭の良い人たちと関わることがあるのですが、知識の量とその引き出す速さと的確さがすごい。
それをわかりやすく、面白く説明する。
そんな彼らはノートをしっかりとっている、ということです。
(二つの内容をくっつけてまとめてしまいました、慶子さんゆるしてください)
大いに参考にします! -
なかなか辛口なお二人の対談は面白かったです。ちょっと斜めからいろんな状況や人間観察をしていて、その様子が楽しい。モヤモヤしてる人、スキッとするかも。
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大好きな林真理子さんと、こちらも大好きな小島慶子さんとの対談形式のエッセイ本です。どちらの生き方も現在家族がありお子様がいて、セレブな暮らしぶり。
でも人種的にまったく真逆な感じのお二人だと思うので、なんとなく本音でぐさぐさというお話にはいたっていないみたいでそこがちょっと残念。
全体的に林さんがまっとうな意見を述べ、小島さんがけっこうぶっとんでいる意見をかなり気をつかいながら述べている気がしました。でもお二人とも好きだし、今後の生き方もずっと知りたいし、さらっと読むには楽しめましたよ。 -
雑誌の連載時も欠かさず読んでいましたが書籍化にあたり加筆訂正もアリということで、改めて手に取った次第。
雑誌連載時に読んだ記憶もすでにウッスラなのですが、本書、当時に比べたらかなり加えたのでは!?という印象を受けました。
一番印象に残ったのは小島さんの「おっぱいコンプレックスに対する根の深さというかルサンチマン?」(笑)
おっぱいコンプレックスに関して言えば、自分はものすごく共感できるので、というか「私のことか!?」と思うほどの共感ぶりだったので大笑いしつつもどこか乾いている、というような感じでした。
歯に衣着せぬ、といいつつ頭のいいお二人ですから慎重に見えない薄衣を被せつつのトークだったに違いないと思うのですが、あけすけというか赤裸々というか、そういう風に読み手に感じられるのはさすがというかコロモ感の絶妙さというか(笑)
林さんはいろいろな媒体で感じられるお人柄そのままですが小島さんは知っていたよりも屈折感、というかドロドロ感?のある人と知ることができ、返って好感が上がりましたね。
や、これは老いも若きも、女ならば読んでうなずくことしきりの一冊ですよ。…まあ、誰にでも必要、ということはない一冊ですけれどもね。-
はじめまして、ruko-uさん。
フォローありがとうございました。
この対談集、読みました!
小島さんの『おっぱいコンプレックス』...はじめまして、ruko-uさん。
フォローありがとうございました。
この対談集、読みました!
小島さんの『おっぱいコンプレックス』。美人で頭も良くてアナウンサーという花形の職業についていても、そんなに強いコンプレックスがあるんだ~と驚いた記憶があります。
自分からすると持ってるものばっかりに思えます(^-^;
そのことについてさんざん愚痴を言っていた小島さんに旦那さんがおっしゃった言葉「君がもしも巨乳だったとしたらとても鼻持ちならない女になってたかもしれないね」も印象に残っています。強いコンプレックスがあったからこそ今の小島さんがあるということでしょうか。
旦那さんよく奥さんを見てるし、愛を感じるわ~と思いました。
ruko -uさんがレビューで書かれていた「コロモ感の絶妙さ」ってまさに言いえて妙な表現!赤裸々のようで赤裸々ではない(笑)
抑制の効いた毒舌に安心して笑えました。
いきなり長文コメント失礼しました。
よろしければこれからもよろしくお願いします。
2018/05/28 -
5552さんコメント、そしてフォローありがとうございます!
最近レビューを全くしてませんでしたので、久々のコメント大変嬉しく
思いました。
...5552さんコメント、そしてフォローありがとうございます!
最近レビューを全くしてませんでしたので、久々のコメント大変嬉しく
思いました。
読書記録のつもりなので、段々レビューが億劫になってしまい近頃はすっかり手抜きしてましたが(笑)、こうしてコメントをいただくとその本を読んだ時のことも一緒に思い出せたりしていいものですね。
良さを思い出させてくださって、その意味でもありがとうございます。
私も5552さんと同じ、「こんな恵まれた人生を歩んでいるような人でも
こんなコンプレックスがあるものなのだなぁ」と感じ入りました。
特にね「おっぱいコンプレックス」というのがもう!
小島さんと語り合いたい! と思いましたものね(笑)
5552さんの本棚、私の気になる本や「これ読んだ!」という本が数冊ありまして、もしかして好みとか感性がちょっと似ている方なのかなと勝手に親近感を
感じてました。今後参考にさせていただきたいと思いました。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
これからまたちょっと頑張ってレビューしてみようかな。たまに(笑)
2018/05/29
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ふたりともはっきりと物を言う人なので読んでいてもスカッとするわ。
そこがまた怖すぎて友人にはなれそうにはないけれど……。
表裏がなくていいかもしれないが、言い方に注意だな。 -
二人の本音トークがすごい。
こんなにはっきり心の機微をぽんぽん解説できる表現力がさすがです。
人のことをこんなに見ているって悟りの境地かも。
林さんの旦那さん評に笑い、小島さんの例えやバッサリ感に感心して女に好かれる二人だなぁと。
カッコよくて潔いので読後感スッキリします。 -
七つの大罪(嫉妬・強欲・色欲・憤怒・傲慢・暴食・怠惰)をテーマにした林真理子先生と元アナウンサーの小島慶子さんの対談。林真理子先生の小説は何冊か読んだことがあります。対談形式ってあまり好きではないなと思って読み始めたのですが、才女たちの思考を垣間見たようで面白かったです。色欲の章の、女風呂のくだりが特に好きです。私も女風呂に行くとつい男になったような目線になってしまうのですが、某掲示板で女性は女風呂入ってそんなこと考えないって意見に大量プラスついていたことがあって。あれ、そうなのかな?と思っていたので、お二人の意見が心強かったです。まあこの本は小説ではありませんし、箸休め的に読むのがいいですね。✩3.5寄りの4です。