仕事に能力は関係ない。 27歳無職からの大逆転仕事術

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046016232

作品紹介・あらすじ

「オレ、会社辞めます」
――すべてはそこから始まった!

27歳の時、突然会社を辞め無職になった中川淳一郎。
フリーランスと名乗り、地べたを這いまわる日々から、
彼はどうやって自分だけの仕事を創り上げていったのか?
現在フリーの人、これからフリーになろうとしている人、
会社の中で自分の仕事を模索している人へ贈る、
仕事人として生き延びるための仕事術!
ここにセキララに公開!

感想・レビュー・書評

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  •  タイトルだけ見ると、よくあるビジネス書のようだ(極端なタイトルをアイキャッチにしているあたりも)。
     が、実際にはビジネス書ではない。ネットに強いライター・編集者として知られる著者が、27歳で博報堂を辞めて無職となり、ライターを始めた駆け出し時代の思い出を綴ったエッセイなのだ。

     ゆえに、しいて分類すれば「ライター入門」ということになるが、個人的な思い出がメインだから、普遍的なライター入門としてはあまり役に立たない。

     では、エッセイとして面白いかといえば、それもビミョー。私は中川淳一郎の本をわりとたくさん読んでいるが、その中でもかなり内容の薄い部類だ。

     そもそも、「27歳無職からの大逆転仕事術」といったって、博報堂出身というキャリアは駆け出しライターとしては相当なアドバンテージであって、「大逆転」でもなんでもないと思う。

     ただ、駆け出し時代の著者が出合ったトラブルの数々を綴った部分は、かなり面白い。

     時節柄とくに目を引いたのは、『テレビブロス』誌で「SMAP解散シミュレーション」(2001年に稲垣吾郎が道交法違反で逮捕されたときの企画)という特集記事を作っていたら、会社上層部の横ヤリで企画自体がつぶされたという話。
     ジャニーズ事務所から圧力があったわけではなく、版元の自主規制でやめたというあたり、「いかにも」である。

  • フリーになるため、フリーでやっていくためのノウハウになるかどうかはともかく、青春小説的に面白い。

  • ・暇なときはとりあえず受けろ
    ・なんとしてもやりたい仕事は、はったりをかましてでも受けろ
    ・できるかできないかは、そのあとでいい
    ・詳しいやつを探せばいい
    ・健康な体を維持しろ
    ・お金を握ってるのは、結局人間

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著者プロフィール

編集者、PRプランナー、ライター
1973年生まれ。東京都立川市出身。大学卒業後、博報堂CC局で企業のPR業務を担当。2001年に退社し、しばらく無職となったあとフリーライターとなり、その後『テレビブロス』のフリー編集者に。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などを経て『NEWSポストセブン』など様々なネットニュースサイトの編集者となる。主な著書に、当時主流だったネット礼賛主義を真っ向から否定しベストセラーとなった『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『ネットのバカ』(新潮新書)、『夢、死ね!』『内定童貞』(星海社新書)など。無遠慮だが本質を突いた鋭い物言いに定評がある。

「2020年 『意識の低い自炊のすすめ 巣ごもり時代の命と家計を守るために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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