ミニマリスト、親の家を片づける

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046019172

作品紹介・あらすじ

本書はモノを持たない暮らしを実践する「ミニマリスト」の私が、「本当にモノが多い親の家(実家)を片づける技術」をまとめたものです。
 私自身がこれまでの暮らしで実践してきた「ミニマリスト流捨てる技術」、そして、実際に親の家を片づけ、失敗しながらも学んだ「親の家の片づけだからこそやるべきこと」(ミニマリスト流捨てる技術と、ときには矛盾することもありました)を、1冊に凝縮しています。
 先に結論をいってしまうようですが、今回の親の家の片づけ(以下、親片)で私がしたことはたったひとつ。「モノを捨てた」。これだけです。ただモノを捨てただけなのに、義理の両親の人生、私たち家族の人生、両方が驚くほど変わりました。
 モノが多すぎて居場所がなくなり、別居状態だった義理の両親は、今では週に2、3回は二人だけで釣りに出かけるほど仲が良くなりました。最近では旅行にも、夫婦だけでよく出かけます。
「片づけられない人」とご近所さんからもレッテルをはられていた義母は、今では別人のように、自分の部屋をちょこちょこ掃除するようになりました。今回の片づけでモノを捨ててからインテリアの趣味も自然に変わったようで、ピンクのかわいいこたつ布団を止め、今はグレーが基調のシックな部屋で暮らしています。

感想・レビュー・書評

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  • この方、とっても偉いと思う。
    夫の両親の家に同居することになり片付けた様子が書かれている。
    「汚部屋」「先住の親族」などとオブラートに包んだ物言いをしていらっしゃるが、その実態は「ゴミ屋敷」だし、「先住の親族」とは「夫の兄(または弟)の一家」だということが読み取れる。
    しかもその「先住の親族」一家が丸々ゴミを放置して出て行き、著者夫婦が片付けのみならず処分費諸々の出費まで請け負っている。
    ゴミ集積所に出したゴミを漁る近隣住民もいるようだ。
    とにかく著者は偉いとは思うけれど、あまりにも状況が過酷過ぎて、果たしてこの書籍が役に立つ読者っているのかな?

  • ミニマリストが義実家の片付けをするというので、一気にやってしまうのかと思ってましたが、相手の様子を見ながらしっかりと行っていてホッとしました。義実家の汚部屋がミニマリスト化させたわけではないので、劇的に片付いてスカっとするわけではないのでその点は注意が必要かもです。ビフォーアフターの写真はとても素敵でした。
    義実家の片付けを通して筆者自身の価値観の変化や反省点が書かれている為、参考になりました。

  • 親の家の片付けは親とのコミュニケーション。正にそうだと思った。
    片付け本は他にもあるが、実家の片付け本として、読んでよかった本。禁句を言ってしまうと意固地になったりするので上手い言い方などが書いてありよかった。捨てていいか?ではなく、どうする?など。
    奥にしまって忘れている物は見せずに捨てる。動線を少なくするため、下着など脱衣場に置く。クローゼットに掛ける分の服しか持たないなど。
    親のホットスポットには手出ししない。これは口出ししたくなってもしない。大事なことだと思った。

  • 親の家を片付けるというか、自分の家を片付ける視点で読んだ。
    開けてない段ボールはそのまま捨てる!は、確かに!って思うんだけど、それができないんだ〜〜〜〜〜〜!!

    最初の方にある実家のBEFOREとAFTERの写真がすごくいい。BEFOREの方の感じがめっちゃ親近感湧くぶん、片付けたらこんなに素敵なおうちになるんだ!ってワクワクする。

    あとは、ゴール決めるの確かに大事だなと思った。
    「安全に暮らせる」っていう曖昧なゴールだと、人によって解釈が違うし、いつまでも終わらない。「玄関・廊下・トイレの必ず通る生活動線の床にはものを置かない」くらい具体的にすると、やらなくていいことも見えてくる。

  • *モノを捨てたら、親子の問題も片づいた!ミニマリスト流、汚部屋の片づけ方*

    この方の本は初読みです。親の家=美しい部屋へのこだわりを捨て、わかりやすい部屋にすること、と言う部分には納得。捨て方の基準もとても現実的なので、本当にモノが溢れかえっているお家の方には有効かも。
    ただ、この片づけ話の背景に何か不穏さが感じられ、いつものようにワクワク読み込む気にはならず…構成的にも読みにくく、他人にはお勧めしづらい本。

  • 「変えられないものを受け入れる謙虚さを 変えられるものを変える勇気を その二つを見極める知恵を」

    処分することを、押し付けることはできないけれど、明らかに身体の害になったり、緊急時の妨げになったり、そういうものを処分する。それは大事だなと思った。まだ動けるうちにお互いに元気なうちに、できることはやっておきたいなっと思った。

  • 整理収納アドバイザーとはまた違う考え方もありましたが、人の心に寄り添うというところはやっぱり大事にされているんだなぁと思いました。ホットスポットは触らない、Iメッセージ「私はお父さんがなぜ、モノを捨てたくないのかを知りたい。教えてくれるとうれしい」、最初に決めておくリストp98のHow much!が大事なポイントというのも勉強になりました。

  • 自分の片付けよりも高齢の親の片付けの方が何倍も難しい。

    長く生きていた分、固定観念が新しい世代とも違ってなかなか片付けがうまくいかない。

    でも急な病気や事故、介護のリスクは上がっている。

    いつか来るその日のために片付けは自分のためにも親のためにもなる。

    親にしっかりと向き合い、しっかりと物やことへの片付けを行なっていこうと思った1冊でした。

  • 全体的に主張したいことはわかるけど、どうも自分にとっては浅いというか、すでに知られているよね、という事が多くあまり気づきは無かった。

    前回読んだものの方が、まだ説得力があったかと。
    というより、思想がそちらとは逆ですかね。
    共通するのは「押し入れは最後に」ですね(笑)

    同居が前提のようで、そのケースに合わない人には微妙だと思います。

  • 実の親ではなくて義理の両親というのがポイント
    以下に反発されずに(あるいは受け流して)ものを捨てていくか
    田舎の家の伏魔殿と貸した複数の家屋
    スペースがあるだけに物が溜まりまくっている
    私も部屋の整理しないとな

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著者プロフィール

ミニマリスト、主婦/ブログ「少ない物ですっきり暮らす」主宰。1977年生まれ。
高校のデザイン科を卒業後、24歳で結婚。フルタイムで勤務する傍ら、30歳で漫画家デビュー。9年前より子どもの生活サポートのため専業主婦に。
転勤族で引っ越しをきっかけにモノの持ち方を考え始め、持たない暮らしに目覚める。現在、夫、長男、長女、義理の両親と同居生活中。
著書に『少ない物ですっきり暮らす』(ワニブックス)、『無印良品とはじめるミニマリスト生活』(KADOKAWA)がある。

「2019年 『【マイナビ文庫】シンプル思考ですっきり身軽に暮らす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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