- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046023612
作品紹介・あらすじ
「定説」が通用しない時代。うまくっているビジネスモデルにはどんな共通点があるのか。
本書では、AmazonGo(米国)、芝麻信用(中国)、タイムバンク、サイゼリヤまで、
世界最先端企業から日本のスタートアップ、誰もが知る大企業までを同じフォーマットで図解。
見るだけで、その「すごい仕組み」を学べる一冊です。
もちろん、学ぶだけでなく、自分でビジネスを立ち上げたい人にも最適です。
感想・レビュー・書評
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1社見開き2頁で簡潔に纏められてはいるが、、、
・左側のビジネスフロー図は、意外と分かりにくかった。
・これら新たなビジネスモデルが、既存の産業や個社に対してどれ程のインパクトがあるのか、というのは分からない。
ニュースや記事を見かけたときに、「この会社ってどんな会社なの」と思ったら、ざっくり分かるといった程度か。。。
然は然り乍ら、色々なことを考えてビジネス展開されており、社会の課題解決にアイディア+ITがこうやって活かされるのか、感心するばかり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サイゼリヤ、ライザップ、タイムバンクなどの、企業の収益の仕組みや、仕入れ、などが明記されており、これから企業を考える人などにオススメ
●これからはESGを気にしなければ投資家からお金を集められない
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今まで表面上でしか見えていなかったビジネスモデルが、より理解しやすい形で書いてある
また、裏側にどんな意図や仕組みがあるか解説してあるので、自らがビジネスモデルを考えるときのポイントも見つかりそう -
色々な会社(サービス)のお金の流れ(ビジネスモデル)を図式化した本。パラパラ読んで、へえあの会社ってこんなお金の流れをしているのか、と概観できて良かったです。
モノ・サービスを売ればよかった時代から、それだけじゃ売れなくなった昨今、じゃあ上手くお金が流れて(儲かって)いる会社は、一体どんな共通点があるんだ?が、情報はちょっと古めですが、分かりやすくまとまっていました。 -
『俺のフレンチ』、『ライズアップ』、『サイゼリヤ』といったおなじみの企業(店)からスタートアップまで、全部で100社を代表的な経営資源である「ヒト、モノ、カネ、情報」というキーワードで分類し、そのビジネスモデルを図解とともに解説した本。
この4つのキーワードの意味は下記のとおり。
ヒト:新たな「ステークホルダー」を巻き込む
→これまでつながりを持たなかった企業や団体
を効果的に巻き込む
(例)ビッグイシュー:ホームレスの自立を応援するための雑誌
モノ:新たな「コアバリュー」を提供する
→これまで見過ごされていた価値を時代背景の
変化により「本質的な価値」として再定義
(例)ライザップ:「結果にコミット」した徹底した仕組み作り
カネ:新たな「お金の流れ」をつくる
→これまでお金にならなかった領域やお金の流
れが滞っていた領域で事業化
(例)CASH:写真を撮るだけで持ち物をすぐ現金化
情報:新たな「テクノロジー」を使う
→実現が難しかった領域を、情報技術やデー
タ活用により突破
(例)ZOZOSUIT:アイデアを技術で実現した採寸用ボディースーツ
この4つに共通するのは「新たに」という部分だが、実は全く新しい、つまり無から有を生むというものではなく、「これまでにも~」とあるとおり、今までにもあったものを違った角度から再評価して生かす視点、その大切さを本書は説いているのではないかと思う。
本書の言葉を借りれば、「起点」から「定説」を生み出し、定説に対して何が逆なのかという考え方で「逆説」を考え、最後に起点と逆説を組み合わせることでビジネスに革新をもたらすということ。
本書の優れたところは、まさにここだと思う。
つまり、単にこの会社のビジネスモデルアはこうですとだけ言われても「ふ~ん」で終わってしまうが、このビジネスモデルのキモは今までの常識はこうだったところをこのように変えたと解説しているところである。
例えば前述の4企業のどこが革新的かと言えば下記のとおりである。
□ビッグイシュー
(定説)寄付や物品による支援
→(逆説)自立を促すための仕事の提供による支援
□ライザップ
(定説)自己管理が当たり前
→(逆説)トレーニングだけでなく生活習慣や食事管理まで完全予約制のマンツーマンで徹底サポート+目標未達で全額返金保証
□CASH
(定説)売るのが先で現金は後
→(逆説)写真を撮ってアップするだけで入金(現金が先で売るのが後)
□ZOZOSUIT
(定説)試着しなければサイズが合うか分からない
→(逆説)試着しなくても合うサイズが分かる
一方、本書は2018年頃に出版された本なので、現在のコロナ渦は想定しておらず、当時隆盛であったインバウンド向けのサービスを主とした業態も多々あり、その意味では早くも時代にそぐわないビジネスモデルになってしまったものもあるが、アジャイルが得意なスタートアップ企業のことだから、この困難な時代でも新たなビジネスチャンスを見つけて、たくましく生き残っていることを期待したい。 -
きっかけ
異動でビジネスモデルをたくさん知っておくことが必要そうなため
感想
この図解ができるようになったら理解スピードあがりそう。
ただ、数年前のベンチャー的サービスが多いし、toCが多いからどこまで自分の仕事に活用出来るかは不明 -
流れが図式化されていて分かりやすい。
ただ、アフターデジタルを読んだ後は、既に古いビジネスモデルばかりになっている気がする。 -
本書は国内外の画期的なビジネスモデルを紹介するものである。
ここで言う「画期的」とは、八方よし、儲けの仕組み、逆説の構造の3つを満たすものを指す。
ビジネスモデルは時に、
・思考バイアスを生みやすい
・模倣されやすい。
従って、社会の変化に応じてビジネスモデルも変化し続けることこそが重要だと著者は述べている。本書は、ビジネスモデルの目を磨くための教科書として使うことを推奨している。
■ 本書の個人的な使い方
1.知識としてモデルそのものを理解する。
2.モデルが生まれた背景や合理性(課題)を推察し、方法を習得する。→思考法を抽出し、再現する。
3.モデルのまとめ方を習得する。→まとめ方の教科書として使う。
■逆説の構造
定説に反する仕組み。例として、「俺のフレンチ」は「座って食べる高級料理」が定説であるが、「立って食べる手頃な料理」として、一流フレンチを提供している。
■理想的なビジネスモデル
・ソーシャルの「社会性があるか?」の問いには、「八方よし」を考える。
・ビジネスの「経済合理性があるか?」の問いには、「ビジネスモデル(儲けの仕組み)」を考える。
・クリエイティブの「創造性があるか?」の問いには、「逆説の構造」を考える。
■シェアリングエコノミーの今後(私的解釈)
服や物は今後循環するようになるだろう。
高度にサプライチェーンが発達した今では、倉庫を中心に物が回るようになる。
余っている物や循環しないものにこそチャンスがある?
ー個人的な記録3つー
■ 米国発のメンズアパレルブランド「BONOBOS」ガイドショップと呼ばれるショールーム型の店舗を持つ。試着用の商品を展示しているが、販売するための在庫を持たない。気に入った商品はECサイトから購入する。店員のレジ業務や在庫管理が不要になり、接客に集中できる。→提案(マーケティング)こそが本質である。
■ 訪日外国人の不便を解消するサービス「WAmazing」WiFi環境の整備や言語対応の課題を、無料配布のSIMカードによって解決する。訪日者は出発前にクレジットカードを登録しておくことで、全国の空港にあるSIMカードを使って無料通信、タクシー観光ツアーの予約、決済ができる。
■リクルートライフスタイルが運営する「Airレジ」販売データの集計、客足予測、売れ筋商品など、店舗運営に必要なデータを確認できる。本書には記載されていないが、従来の組み込み機器のレジとは異なりソフトウェアのアップデートが容易なのも強み。キャッシュレス対応や増税対応、集計など、レジ回り業務を簡単に済ませることができる。 -
(図書館員のつぶやき)
成功しているビジネスには何か共通点があるみたいです、この本はAmazonGo(米国)、芝麻信用(中国)、タイムバンク、サイゼリヤまで、 世界最先端企業から日本のスタートアップ、誰もが知る大企業までを同じフォーマットで図解にしてあります。もし自分が会社を持つとしたら!図解にして分かりくなっていてイメージできるかも・・です・読んでみらんですか。 -
自分がビジネスを始める時に、とっても参考になる図鑑だと感じました。とてもシンプルで分かりやすくまとめられていて良い学びが出来ました!ありがとうございました^ ^
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世に出始めたサービスや海外のサービスから「サイゼリヤ」まで、統一された図解で描かれており、非常にわかりやすく面白い。
文章の部分を音読して、家族で楽しんでます。
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ポプテピピックの文字に釣られて購入したが、おもしろかった。アニメをビジネスの観点から見たことは無かったので新鮮だった。業界の常識と逆行していることがよくわかる。100事例のビジネスモデルをシンプルに図解していて、仕組みが分かりやすい。自分で作れるツールキットもあるので、使ってみようと思う。
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ビジネス図など、整理の仕方がわかり易く参考になった
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2023/03/24
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ヒトモノカネの分野にわけて、さまざまな企業のビジネスモデルについて知れる本。参考になる。
アイデアを生み出すために、逆説の発想を持つ、という考え方を身につけ、色々と考えることでアイデアが生まれると思った。
学びメモ
・逆説の構造、今の業界の定説を覆す考え方をする
・ビジネスモデルは思考バイアスを生みやすく、模倣もされやすい。時代の流れによって定説化されたら、また次の逆説を作っていく。
・図解にして見える化させる
・まずはそのビジネスが一般的に言うと何を提供しているのか起点を設定する。起点となるものがどのようなイメージを持たれているのか定説を置く。定説に対して逆説を表す。逆説はひとつではない。
・逆説によって非常識的なものをつくひ、それが成り立つような仕組みをどう作り上げるかを考える。
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2022年11月17日読了。ユニークな100件のビジネスモデル3×3のフォーマットでモノ・カネ・情報の流れを図解する本。色々なビジネスがあるものだが、特に「どこから収益を上げるのか?」という点が重要、ということが図解されるとよくわかる。ここがあやふやなままだといくら満足度の高いいいサービスを利用者に提供していてもビジネスは立ち行かないものなのだろうな。ユーザーに無料でサービスを提供して他から収益を上げる、という仕組みはそれだけで「発明」だよな…。本書で取り上げられているビジネスのいくつが今も継続できているかは分からないが、ビジネスはただ収益を上げて継続すればいいというものではなく、社会的なインパクトを上げ注目を集めたうえで役目を終えて終了する、というビジネスもあるものなのかもしれない。
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気づき
知らないビジネスモデルをたくさんしれた
TODO
未来食堂
などの気になったモデルを調べる -
需要と供給
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6/19
ビジネスモデルを図解した本。
色んな人からビジネスモデルについて学んだ方がいいと言われていたがその意味が分かった。
自分の中にどれだけ引き出しとフレームワークがあるかによって自分で考えられるビジネスの幅が変わる。 -
ビジネスモデルを直感的に把握するのに便利な考え方を分かりやすく説明しています。著者のnoteで全文公開しているので、まずはそちらから見るのも良いと思います。
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サクッと読み終わりました。
これを実践してくのが大事だなと感じました。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50128294
「定説」が通用しない時代。うまくいっているビジネスモデルにはどんな共通点があるのか? 本書では、AmazonGoからポプテピピックまで100の事例を図解。すべてを同じフォーマットで比べながら、その「すごい仕組み」を学べる一冊です。
(生命融合科学分野 大塚正人先生推薦) -
2021.12 読了
ヒト・カネ・モノの動きをシンプルに構造化するツールとして、ビジネスモデル図鑑は良い教科書になると思った -
非常に面白い本だった。
いろんなビジネスが世の中にはあるなぁ。 -
者面白い100の企業の仕組みを一気に知ることができる。完読した後、身近なサービスについて、仕組みを考えるようになった。
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シンプルな図解で面白い内容だった
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ヒト、モノ、カネ、情報において、逆説の発想でビジネスを成功させている企業を図解。
ビジネスモデルが100本続くので、なんだかテレ東のWBSをずっと見続けているような感覚になる。