100円のコーラを1000円で売る方法2

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 101
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046028297

作品紹介・あらすじ

宮前久美が次に挑んだのは「日本企業がサムスンに対抗する方法」だった-。彼女は高度成長期の成功体験に囚われた日本企業で「新しい成長ストーリー」を打ち出すことができるか?ポーターからランチェスター、野中郁次郎まで1冊でつかめる。ビジネス戦略がわかる10の物語。第2弾は"競争戦略"編。

感想・レビュー・書評

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  • "前作同様ですが、物語形式として楽しめるマーケティング本です。
    一作目とまとめ買いをしたので流れで読みました。
    項目自体は多くないものの、実際にどういう物かをストーリーで学べるので初めの一冊には良い。
    今回はランチェスター戦略とか、ポーター理論とか、その辺です。

    ----------------------------------

    ◆2007年に”バーガーキング”が日本再上陸を果たした際のマクドナルドの戦略
    「ワッパー」という巨大なバーガーがウリ⇒先行して「メガマック」を売り出した。
    トップ企業は情報を仕入れて、徹底して同質化して、他社の強みを潰していく

    ◆組織のトップは”情報収集家”になってはいけない
    ⇒「とりあえず、やれることからやってみる」⇒PDCAの本質は”結論”から始めること
    ”結論”を実証するために実験を行ない、仮説を正しいものにしていく

    PDCAのPに時間を掛けていては、今の時代のスピードの速さに置いて行かれる
    とにかく仮説を作っては実行、このサイクルを早くしていくことが正しいPDCA

    ◆網羅思考の呪縛にとらわれてはいけない
    ステークホルダー全員の満足のために、という考え方ではスピード低下や中途半端な結果を招く
    ”論点を絞って、それ以外を思い切って捨てる”ということの大切さ

    ◆マツダの”デミオ”開発チームが10倍以上の労力を持つ相手に戦った話
    大手メーカーはエンジン回りに1,000人規模の開発チームを付ける
    2000年代始めのマツダは米フォード社との共同開発案件に技術者が駆り出され、なんと20~30人規模

    当時の開発本部長は、
    「数十人の規模では、あれもこれもできない。一方で燃費の良さは重要になる。エンジンの基本に立ち返り、一から考え直すことにした」
    ⇒圧縮比という基本技術を高めることで、燃費向上に成功した
     既に行き着く所まで行ったと思われていた基本技術も、まだまだ改善の余地があった

    これは”人が居ないからこそ、突破口が見つかった”という事例


    戦略は”何をやるか”ではなく、”何をやらないか”を決めるもの
    物事は全てトレードオフなので、何かをやれば何かを失う
    あらゆるものをやるのではなく絞って考えることも必要
    ※LCC先駆けのサウスウエスト航空と、同質化に失敗したコンチネンタル航空の話もそれ


    ◆弱者の正しい戦略
    ”差別化の拡大”=中途半端に行うと、差別化が失われる
    ”差別化の徹底”=顧客の声をさらに聞き届け、差別化を深めていく

    ex)コミー社:コンビニとかにある、防犯ミラーを製造している会社
    ⇒社員数14名で全国のシェア率80%という驚異的な数字
     年に1回、全社員が手分けして既存顧客のもとを回っている
     使用状況を徹底的に調査したうえで全社員で議論して、顧客も気づかない課題を挙げている

    ・顧客に関する知識
    ・それに応える技術
    ⇒他社の参入に対する障壁をつくっている"

  • 前作を読んでないのでタイトルの意味がわからなかった。難しいマーケティングの手法をストーリー仕立てで分かりやすくしている意図はわかる。ただし、ストーリー自体があまり面白くない。お決まりの展開で意外性はない。そもそもピジネス書として読むべき作品なのであまりストーリーを求めても仕方ないのかもしれないけど…
    主人公の熱意があるのはいいけど、モロにパワハラ的な行動は読んでて引いた。

  • 宮前久美 が 快進撃をする。
    どんどん出世していく物語。
    それをサポートする与田は 多くを語らず、
    そのときどきの局面において、示唆をするだけ。
    非常に いいポジショニングをしている。
    それを 宮前久美が 懸命に 努力し、実行に移す。

    宮前久美が タスクリーダーとなり、
    社内の天敵は 清水専務となる。
    ベテランであり、実績をつんできた人が
    直接に販売するという成功体験が
    パートナー販売をする 宮前とぶつかる。

    網羅思考から 仮説 検証の方向性。
    選択と集中における 基本が明確である。
    販売戦略とは なにを捨てるのか?
    ということを 考える こと になる。

    宮前久美の選択と集中。
    与田の理解と新社長の支援があって なりたつ。
    営業員が 50名から20名になるというなかでも
    生き残っていくという 激しい 変化の中で
    実績を揚げていくのが すばらしい。
    宮前久美は 天然ちゃんではないようだ。
    井上君の パートナーへの新しい提案はよく考えたものだ。
    マックスバリュー社のトップリーダーとしての取り組みと
    弱者の戦略との関係で、いさぎよく撤退するのも 
    その戦略の重要な取り組みと言える。

    第1巻よりも 進化していたことが 頼もしかった。

  • シリーズ2作目となる本書のテーマは「競争戦略」ですが、その背後にあるテーマは「成功体験からの脱却」です。1990年のバブル崩壊で終わった日本の高度経済成長。しかしその後の20年間、日本経済が苦しみ続けているひとつの要因は、私たちがいまだに過去の成功体験にとらわれていることにあります。そこで本書では、この「成功体験からの脱却」を実現するために、
    ・網羅思考から、仮説思考・論点思考へのシフト
    ・すべてやる思考から、『やらないこと』をあえて決断する思考へのシフト
    ・成功体験にこだわる同質集団から、成功体験に囚われない多様性な集団へのシフト
    といった必要な「3つのシフト」についてご紹介しています。

  • 今回もはまったなあ
    というかのめり込んだ

    朝から読み始めたのにさっき読み終わった

    今、周りで起こっていることと同じようなことって
    本の題材になる程度に起こっていて
    だいたい、同じような課題に取り組んでいるんだなあ
    と思えたのと

    やはり、非常に考え方をスッキリさせてくれる。
    1もそうだったけど 2も期待を裏切らなかった

    さて3を買わねば!

  • 前回に引き続き、読み物形式で読みやすい。

    ・コンセンサスを取ろうとすることが必ずしも正しいわけではない。カーネギーのマネジメントで話している内容は日本では高度経済成長期の話。
    企業の目的がわかりやすい時にはまった話。
    コンセンサスよりも仮説検証のフローをしっかり作ることが近代では大事。

    ・結論(仮説)を作ってから、その検証をどう進めていくかをつくっていくことが論文でも企業戦略でも大切

    あらゆる事態にそなえて身動きができなくなっては愚の骨頂。

    平等ではなく、公平を意識する。

    弱者の戦略は選択と集中。
    強者は弱者が差別化したものを埋めていく。

    戦略とは、何をやるべきかを決めるのではなく、何をやらないのかを決めることが大事。

    撤退する勇気も大事

  • (2014.09.25読了)
    前作同様ストーリーがあり、しかも前作から物語が続いているので、本来難しいテーマも気軽に楽しめます(^_^;)

  • マーケティングの戦略を小説形式でわかりやすく説明してある。シリーズの2巻目ということで登場人物にも愛着が出てくるし、前巻よりさらに読みやすい。「PDCAサイクルは円じゃなく螺旋だ」とか、「戦略は何をやるかではなく、何をやらないかを決めるためにある」など、メッセージにもパワーがある。本巻の引きも次巻への興味をそそる。

  • 前作に引き続きとてもわかりやすく書かれている。
    今回のテーマは「ビジネス戦略」。長年疑問だった、多数の会社が似たような商品を販売する理由がようやくわかった。
    理屈は十分にわかる内容だったけどストーリーが出来すぎててちょっと違和感。
    与田さんがいなくなった駒沢商会が今後どうなるのか。気になる。

  • ■「ターゲットを誰に絞り、何に特化して何を捨てるか」の本
    ・想定外をなくすために、あらゆる事態を想定しようとすると、どうしても意思決定に時間がかかってしまう
    →今起きている現象に目を奪われるのではなく、解決すべき課題は何か、そこにフォーカスする。(イシュー・論点が大事)
    ・戦略は"何をやらないか"を決めるために立てる
    ・仮説を立て、PDCAを回す。仮説を持っていることが重要。

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