美は乱調にあり

著者 :
  • 角川学芸出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046214270

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭は、伊藤野枝のご家族との対面でのドキュメント。そのまま家族からの聞き書きで現在に至るまでのドキュメントで貫くのかなと思いきや、途中から小説になっている。

    思いのほか、辻潤との夫婦生活の話が長く、大杉栄との間柄についてはほとんど書かれていない。それにビックリした。平塚らいてうの恋物語も、結構ページを割かれている。

    大杉栄と伊藤野枝夫婦になってからはある意味平凡だから、題材になりづらかったのだろうか。

  • 時間の合間に読むには、重かった。考えさせられることは大いにあり。出会えて良かった。

  • 伊藤野枝の伝記小説。
    小説はおもしろかったが、伊藤野枝に魅力を感じない。
    どちらかというと、神近市子や大杉の妻保子に魅力を感じた。

著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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