ネオ里見八犬伝 サトミちゃんちの1男子 (4) (角川つばさ文庫)

著者 :
制作 : 矢立 肇  ぱらふぃんピジャモス  久世 みずき 
  • KADOKAWA/角川書店
4.60
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本棚登録 : 58
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046314444

作品紹介・あらすじ

あたし、サトミ。ムラサメを封印したと思ったら、今度はリューが大暴れ!! 里見家の当主として8つの試練を受けるはめに!? それに失敗すると「カオルンちの8男子」になっちゃう!? サト1編、波乱の最終回!

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻。
    主人公に感情移入できないまま終わりました。

  • ムラサメとの一件も無事に解決、心配してくれたカオルンにあやまらないと……と思っていたら、今度はフェレットのリューが暴れ出した?! しかも、カオルンが呪われ状態になっちゃった!! 「里見家の当主にふさわしいかどうか、試練を与えリュッ!」って、一体何なの??? この試練にクリア出来ないと、一生ワンコの姿のままとか、えーっ!? ――サトミを襲う八つの困難。カオルンを助けるため、サトミと男子たちの戦いが始まった! この先に待つのは、別れか、それとも―― 意外な人物の意外な結末、そしてサトミが受け入れる現実、「サトミちゃんちの1男子」完結を読み逃すな!

    いよいよサト1編最終回か…ってうおおおお! カオルン回じゃないかこれぇ~! 呪われカオルンだ~!! 自分が犬になることより、あくまでカオルンを助けなきゃ、って意気込むサトミがいい子だ(´; ;`) たった一人の親友だものね…
    みんなの力を合わせて困難を乗り越えるのは王道な流れでそれぞれの個性に溢れてて良かったなー。いやダイカとか特に何にもしれなかったしケノは単なる悩み相談だったけどw 特に好きなのはゲンパチとの回ですね。最後の方の試練だけど。一つの試練につきビーズ一つという決まりはないとか「けものに食われる夢にうなされて目を覚まし、いつもどおりに能天気な君の顔を見てカチンとくるのか」とかね。この台詞良かったなー最初はどういうこと?って思ったからね。いろいろ美味しすぎました。頭脳キャラ好きだなわたし。ところで視聴者からのメッセージww やたらハイテクな方法でモニタリングしとるww
    「本当の本当にサトミのパパとママも死んでしまった」と言う過酷な現実をサトミが受け入れて成長することが1男子編の主題だったと言う気がする。ある意味で結構ヘヴィーなんですけど。ってそらそうだ。中学二年生の女の子が、両親が本当に助からなかったってことを知ったのだもの。辛くないことなんてないよ。8男子がいなかったら、と思うととても辛い。もしそうだったらますますサトミは無理に生きるようになっていったと思うね。
    それにしてもまさかフネおばさんが浄化されるとは。全然予想してなかったので結構まさかまさかな展開でした。一巻に登場していたことすら忘れていたよ。ヨシロウとかもおいしいね。ヨシロウ、見た目まんま八房っぽいワンコであるけど。これからいっぱい癒されていくといいなあ、おばさん(´; ;`)
    サトミが「みんなこの家に「いなくちゃいけない」って思わなくなるように」って言ってたのが(モノローグだったかも)本当の意味で前に進んだなって思ったのね。「ずっと一緒にはいられない」ってことを、両親の死を受け入れたり、ソウスケの将来プランを聞いてわかってきたんだろうね。今は一緒だけどいつかは別れてしまう。だから、一緒にいられる今を大切にする。ここにいることに囚われるんじゃなくね。サトミちゃんちは「戻ってくるところ」としてあってもいいけど。
    あー……きっと次のシリーズで終わっちゃったりかなーって思うと寂しいです。っていうか、全ての謎が~とか帯にあるけど、まだシンベーはコアラのままだし!? ダイカとヒナキとか!? ゲンパチとブンゴとか!? その辺りの問題は解決されてないよ!? ということで次のシリーズも楽しみです。ぼくはサトミちゃんのお相手には最初からずうっとブンゴを推していますのでそういう流れになればいいと思います…( ˘⊖˘)

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著者プロフィール

東京都生まれ。おうし座A型。作家・脚本家。趣味はウクレレを弾いて歌うこと。主な作品に「サトミちゃんち」シリーズ、「裏庭にはニワ会長がいる!!」「4DX!!」シリーズ(以上、角川つばさ文庫)などがある。

「2021年 『鎌倉の姫将軍 北条政子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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