- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046532459
作品紹介・あらすじ
それでも人は、UFOを求める。多くの人が語る、不可思議な「体験」-。やがてそれらは、奇妙な符合を見せはじめた。日常と超常をさまよう渾身のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
-
はじめて田口ランディさんの本を読んだけど面白かった。UFOはなぜ見えるのかについて迫ったノンフィクション。精緻な考察でもないが、カント、スウェーデンボルグ、ユリゲラー、奇跡のリンゴ農家、苫米地英人、有名な人や著作が次々とでてきて、これほどほかの人の著作を読みたいと思わせる語り口が上手と思った。南米でマッシュルームキノコを食べて、汚いトイレが神々しく見える金のトイレ体験、満州でUFOを見た人の話、とりとめのない話なんだがひきこまれるような文の構成力がある。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人はなぜ見えないものを見るのか。全く霊感の無い著者が、UFOや見えない世界について、どういう立ち位置でそれをとらえればいいのかを、哲学・脳科学等を用いながら、取り組んでいっています。
-
マアジナルの取材日記
まさかマアジナルを読んだあとに読むとは思わなかった
田口さんに霊感が無いこともビックリした
日常生活の中にも表面には出ない事象や
マスメディアに載らない現実があって
知らないことだらけだった
参考にした文献を読んでみると面白いかもしれない -
難しくてよく分からなかった!村上龍さんのJNNメルマガを読んだ時以来の理解できなさ。申し訳ないっ!
-
トイレが美しく見えた話が印象的。
この世には、美しいものも汚いものも本当はないのだ。
それはただそれとしてあるだけで、
どんな色眼鏡でそれを見るかというだけのこと。 -
5年前ほど前まではこの目次の全てに興味があった。けれど今は全くなくなった。不思議なもの見えないモノを自分の外に置くのは危険な感じがする。変に憑依とかされるのではないかな。。。不思議な事、見えないモノ、全ての答えは自分の中にあるんだなと思う今日この頃。
-
ここには、結局のところ、「言葉としての」答え(結論)は書かれていない。
田口さんのこっちにいながらあっちを肯定するという姿勢に共感する。
行きたくても行けない時点でニュートラルとは異なる、ことも含め。 -
武田鉄矢さん曰く、見えないもの、見えるもの。あるか、なしか。ある意味壮大なテーマに挑む奇書。らしい。面白そう。
-
著者には、他の人には閉じている扉を無造作に開けているようなところがある。しかも、自我を守ろうとする力も強烈ときている。メキシコでのマジックマッシュルームの体験やUFOや超能力者と呼ばれている人々への取材など、おもしろく読んだが、その解釈が当たり前でつまらなくなるのは、著者の個性なのだろう。