名句に学ぶ俳句の骨法 上 (角川選書 323)

著者 : 斎藤夏風 鍵和田〓子 大串章 清水哲男 復本一郎 石田勝彦 佐佐木幸綱 矢島渚男 辻田克巳 山下一海 落合水尾

• KADOKAWA/角川学芸出版 (2001年4月28日発売)

感想・レビュー・書評

[＄＄＄さんの感想 · 2014年9月25日]

想像してみて、皆で一斉に便器に座り、誰がどんな糞を出すか？っていう競争をするのが、句会です。俺いつも同じ便所じゃもう出せないからって公衆便所巡りをしたのが芭蕉です。
そんなもの見たくもないよと言ったのが、現代人です。
こんな事して喜んでいる物好きって今も昔もいるんだよね。おまけに一本糞だと風情や情緒がなく風流じゃなくて、漫画的な巻き糞だと技巧的過ぎて肛門で出してない、頭で出してるなんて言って、昔の人の方がご馳走食べてたとか、ふとした時に出たオナラが一番良いっていう価値観なんだから。

著者プロフィール

昭和6年 東京に生れる。昭和28年「夏草」入会、山口青邨に師事。昭和37年「夏草」新人賞受賞。昭和40年「夏草」同人、編集担当。昭和61年 夏草賞受賞。同年「屋根」創刊、主宰。平成23年 句集『辻俳諧』にて俳人協会賞受賞。
句集『埋立地』『櫻榾』『次郎柿』『燠の海』『禾』『辻俳諧』
評論ほか『山口青邨』『俳句創作百科・河』『草木花・春夏秋冬』『現代俳論集』（共著）写生文集『三艸春秋』等。俳人協会理事、日本文芸家協会々員、日本ペンクラブ会員。

「2013年 『夏風先生の俳句道場』 で使われていた紹介文から引用しています。」