読み替えられた日本書紀 (角川選書 642)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047037014

作品紹介・あらすじ

(目次)
プロローグ 『日本書紀』一三〇〇年紀に向けて

第一章 中世日本紀の世界へ
1.『釈日本紀』と「日本紀の家」
2.『太平記』が伝える「中世日本紀」

第二章 戦乱のなかの『日本書紀』
1.伊勢神宮に伝わった「秘書」
2.応仁・文明の乱と吉田兼倶

第三章 「日本紀講」と平安貴族たち
1.「日本紀講」の現場へ
2.『源氏物語』のなかの「日本紀」

第四章 儒学者・国学者たちの『日本書紀』
1.山崎闇斎・出口延佳・新井白石――儒学系の学者たちはどう読んだか
2.本居宣長・平田篤胤・鈴木重胤--国学者たちが読む『日本書紀』

第五章 『日本書紀』の近・現代史
1.維新変革のなかの『日本書紀』
2.近代学問は『日本書紀』をどう読んだのか

第六章 天武天皇・舎人親王・太安万侶--『日本書紀』成立の現場へ
1.『古事記』『日本書紀』、ふたつの神話世界
2.「日本紀講」に埋め込まれた神話

あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 中世での読まれ方

  • 古事記偽書説(正確には序文が後世の作で、本文は多氏の家伝、権威付のために天武天皇の意向を偽作したとする)の章はいかにも空中戦で苦しい。文献史学だけで、“弘仁私記序"を深読みすればこう解釈できる、と言われてもさいですかとしか思えない。日本書紀だから「ある書に日く」を真似てるのだとしたら書き方が悪質だが…
    中世日本紀の話だけにしときゃいいのにと思いますね

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著者プロフィール

佛教大学教授

「2024年 『〈学知史〉から近現代を問い直す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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