食いたい!男の漬け物 カラー版 (角川oneテーマ21 C 75)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047041554

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「食いたい!男の漬物」4

    著者 小泉武夫
    出版 角川書店

    p38より引用
    “お母さんがつくってくれた漬け物は、お母
    さんにしかつくれないものだったからです。
    どんなに愛している妻がつくってくれたもの
    でも、決してお母さんの味にはならないので
    す。”

    目次から抜粋引用
    “なぜか男たちは漬け物に回帰する
     漬け物に秘められた知恵とロマン
     取り寄せても食いたい漬け物 野菜編
     取り寄せても食いたい漬け物 魚・肉編”

     発酵学者である著者による、日本の漬け物
    についてまとめた一冊。
     男が漬け物に憧れる理由についてから全国
    の漬け物を扱うお店一覧まで、漬け物が好き
    な人にはたまらない情報が記されています。

     上記の引用は、母親の漬けた漬け物が何処
    にも売っていないことについての一節。
    家々で漬け床の手入れの仕方が違ったり、母
    親の手についている細菌の種類の違いなどか
    ら、ほかの人が作っても決して同じ味にはな
    らないとのことです。
    親は生きているうちに、大事にしておかなけ
    ればならないということなのでしょうね。
    親自体が漬け物を漬けないという家も、今で
    は多いのかもしれませんが。
     2004年の出版ですので、お店が今でもある
    かどうかはわかりませんので、取り寄せるに
    は確認するしかないでしょう。しかし、漬け
    物という伝統的な食べ物を扱うお店ですから、
    そう簡単に無くなってはいないと思います。
    全国の漬け物を楽しみたい人には、便利な一
    冊でしょう。

    ーーーーー

  • (2012-07-27)

  • [ 内容 ]
    おふくろが昔作ってくれた懐かしい漬け物。
    それは、妻がどんなにがんばっても再現できない味。
    ならば自分でそれを甦らせてしまおう。
    体内DNAの奥深くに眠っていた本能が目覚めたかのように、最近、男たちの間で、漬け物づくりが静かなブーム!発酵学の第一人者にして、食の魅力を知り尽くした小泉教授が綴る、漬け物指南書の決定版。

    [ 目次 ]
    第1章 なぜか男たちは漬け物に回帰する(男たちの挑戦 漬け物大国ニッポン ほか)第2章 漬け物に秘められた知恵とロマン(昆布の味噌漬け カラスミ(唐墨)をつくる ほか)
    第3章 取り寄せても食いたい漬け物 野菜編(金婚漬け 仙台長なす漬け ほか)
    第4章 取り寄せても食いたい漬け物 魚・肉編(紅鮭押漬け 松前漬け ほか)
    巻末付録 全国旨い漬け物お取り寄せリスト(編集部厳選)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 5月27日読了。小泉武夫氏が、歳をとると男が漬け物にひかれる理由と、日本各地の漬け物の魅力を語りまくる。ご飯に乗っけてお湯でもぶっかけ、あるいは酒と一緒にガンガン食べられる荒っぽさと独特の「郷愁を誘う」芳香が、男が漬け物に惹かれる理由なのか。確かに、私も歳をとるにつれ漬け物好きになっていく実感がある。野菜・魚・肉と、日本各地にはバラエティ豊かな・私の知らないいろいろな漬け物があるということを知らされる。世界はすばらしい!

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著者プロフィール

小泉武夫(こいずみ・たけお):1943年、福島県の造り酒屋に生まれる。東京農業大学名誉教授。専門は醸造学・発酵学・食文化論。専門的な話を、分かりやすく伝える達人。また食の未来を中心に、日本が抱える多くの大問題に挑んでいることから、「箸(★正字)を持った憂国の士」と評される。140冊を超える著作があり、小説も『猟師の肉は腐らない』、『魚は粗がいちばん旨い』など、専門的な知識に裏付けられた独自の作品が多数ある。


「2023年 『熊の肉には飴があう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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