- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047261273
作品紹介・あらすじ
世界で最も風呂を愛しているのは、日本人とローマ人だ!!
感想・レビュー・書評
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このマンガ、かなり面白いというのは噂には聞いていたが──
註:このレビューはマンガではありません。今日日比谷で見てきたこの映画の面白さを伝えたいなということで。
GW中に遠出する予定も無くなったので、久々に映画館に足を運ぼうと、先日ヤフーニュースでイタリア人に大受けしたとの情報を知ったこの映画を二日前にネットで予約。
予約してから観に行って助かった。
朝一番、9時20分開始というのに切符売り場には行列。
しかも観終わった後の帰り際、まだ昼前なのに再び切符売り場を通ったら、係りのアナウンスが
「今から切符を購入されても夜7時の回になります」だって。
もう大人気。
ネットの予告編も面白そうだったし、東京walkerのレビューを読んでも、皆が「面白かった」と書いていたものだから、期待していたが……。
ホントに面白い映画だった!!
『濃い顔一団』と『平たい顔族』の対比が。阿部寛の表情が、演技が。
阿部寛が役者としてデビューしたのは何年前になるのだろう。
確か本来はメンズノンノの専属モデルだったはず。
“背がかなり高くてちょっと男前で顔がでかいくらい”にしか思っていなかったが、こんなにすごい役者になるとは。
当時は全く想像できなかった。
しかも二枚目路線ではなく、三枚目のコミカル路線でこそ、その演技力を発揮。
ウディネーゼ映画祭で、彼の濃い顔、濃い演技がバカ受けだったというのも分かる気がする。
とにかく笑えた。
私の前に座っていた女性など、10分に1回は大きな声で笑っていたのじゃなかろうか。
それほど面白い。
帰宅してから、amazonにマンガを注文しようかと思ったくらいだ。
映画では原作にないキャラの女の子を登場させ、それなりに上手に原作を料理したと思うが、あまりシリアスさにこだわらず、ただただ爆笑という作品でも良かったような気もする。
行くまでは全然知らなかったのだが、作者のヤマザキマリさんが映画のために書き下ろしたという特別篇のマンガも掲載された、100万部限定配布のB6版36Pの冊子ももらえたのはとてもラッキーだった。
この冊子、かなり読み応えがある。
阿部寛×上戸彩インタビューや、『3分でおさらい、ローマの歴史』などもあるし。
この冊子だけで500円分くらいの価値はある。
映画館に観に行くなら、これが無くなる前に、お早めに行かれるのがおトクかと。-
人気漫画を急に映画にして、面白かった験しはないと思ってました。
レビューというか映画評、有難うございました。人気漫画を急に映画にして、面白かった験しはないと思ってました。
レビューというか映画評、有難うございました。2012/05/16 -
また花丸&コメントありがとうございます
∩(´∀`)∩ワァイ♪。
コメントに対するコメントはできないんですね。
なんだか使いにくいですねブク...また花丸&コメントありがとうございます
∩(´∀`)∩ワァイ♪。
コメントに対するコメントはできないんですね。
なんだか使いにくいですねブクログ。
話の内容は続いているのに何だか書き込む場所が飛び飛びで、なんかしっくりきませが・・・・。
テルマエロマエのレビューを見つけたのでこちらに書いてます。
阿部寛さんは私も大好きな俳優さんでして。
この役は今までの彼にはない、お笑い路線でしたね。それだけでも衝(笑)撃!?なのに
前半はほとんど裸のシーンばかりwww。
しかもあの表情がおかしかったですね~
私も普段は映画を見て、声を出して笑うことはあまりないのですが、この作品は笑ってしまいました。
プロフを見て三谷幸喜さんもお好きだと知り、
映画「ステキな金縛り」ご覧になりました?
これもかなり笑えます、そして一部ホロリとします。もしまだでしたらぜひご覧になってみてください。
お好きなんじゃないかと思います
そしてテルマエロマエ、ステキな金縛りどちらもレンタルもありますよ。
もしローマの歴史なんかがお好きなら、これも私の本棚の映画のコーナーの3ページ目にある「ROME」がお勧めです。かなり長い作品で、お笑いの要素は一切ないですが、歴史に忠実で面白いです。ハリウッド版の大河ドラマに近いでしょうかね。でもこれは好き嫌いがあるかもです
ご職業はライターさんですか!
なるほど納得(*′д`*)ウンウン、さすがです2012/12/14
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ご存じ、ヤマザキマリさんの一番の出世作。
「最初は2巻程度」の構想だったようだけど(ほんとの最初は、1話読み切りのつもりだったらしい)、6巻で完結となった。
もともとはどのくらいの構想だったのか、まあ古代ローマと現代日本を行き来する軽いコメディーだったのかも知れないけど、両者の意外な共通点をあぶり出すばかりでなく、皇帝と風呂設計技師の友情・信頼、「風呂のチカラ」までを描ききった。素晴らしい。
カッコいいおっさんがいっぱい出て来る。ヤマザキさん、どうやらおっさん好きらしい。 -
阿部寛主演で映画化されたということで読んでみました。
着想はとても面白いです。確かに「風呂」は文化なんですね~。
まだ1巻を読んだだけですが、このパターン化をどう打ち破っていくのかという所に興味がわきました。(笑) -
超有名作をいまさら鑑賞。
意外とシンプルなストーリー。
お風呂愛がコミカルに、時代を超えるのが面白いんですねー -
久々に読み返した。やっぱり、面白い。お腹を抱えて笑ってしまった。ルシウスが、日本にタイムスリップしてくるときに、お風呂からざばーっと出てくる顔がたまらない。
ローマの街並みがわかるのもいい。こんな家があったのか、浴場豪華だなぁと、見入ってしまう。ビジュアルでわかるのが、マンガのいいところだ。
ローマの歴史について、気になった。ディオクレティヌス帝がどんな人だったのか伝記を読みたくなった。ローマ人の物語など、通史も知りたい。
興味を持ちやすいところをきっかけに、知識を広げていく形が自分の場合はいいのかもしれない。分厚い本から読むのが良いという説もあるが、私はすぐに挫折してしまう。ローマの世界を魅了的に伝えてくれるこのマンガは、本当に素晴らしい。 -
久しぶりに読み応えのあるマンガに出会いました。映画化もされるそうですが、そちらも楽しみです。ローマ時代と現代の日本を『風呂』によってつなげる男・ルシウス。彼の活躍ぶりに今後も目が離せません。
2011年から2012年の初頭にこのマンガをむさぼり読んでおりました。これがきっかけで僕は長年気にはなっておりましたが放置していた塩野七生の『ローマ人の物語』に挑戦してみたいとさえ、思ったくらいです。
物語は荒唐無稽なようで納得もさせるものもあり、主人公の建築技師のルシウスがお風呂の中でおぼれては『平たい顔族』と彼が言うところの現代の日本にタイムスリップをし、日本のさまざまな風呂の文化に触れながら、 自身の風呂のイマジネーションに役立てていく、というお話です。
彼はフルーツ牛乳にヒントを得て失業中の身の上から一気に人気建築技師になったり、日本の温泉に使って食べる『温泉玉子』や熱燗をヒントに仰せ使われた難問奇問を解決したりと、まさに縦横無尽の活躍を見せてくれます。そこに描かれているのは、彼の愚直なまでのまっすぐさと、風呂というものに対する熱い想いでした。純粋に彼のような人間を応援したくなるというのは、僕だけではないと思っております。 -
お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第一巻。
古代ローマのテルマエ(大衆浴場)技師ルシウスが、タイムスリップで目にした現代日本の風呂にまつわるetcに驚嘆しつつ再現に挑む姿は、ユーモラスであると同時に、古代ローマの目を通した日本風呂文化論にもなっていて、一石三鳥のおいしさ。
風呂を通じて共通点もありつつ、やはり違いのある古代ローマと現代日本。現実にルシウスみたいな人と風呂談議ができたなら楽しいだろうなあ。 -
ローマ×風呂というテーマから、ローマ文化から日本文化までクロスオーバーした作品が描けるなんて。