誰が為に鋼は鳴る (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047267145

感想・レビュー・書評

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  • しみじみ好きだなーって思うお話です。
    鍛冶場で迷いながら槌を振る青年と響く槌音に惹かれる少女と見守るキツネちゃん。それぞれに迷い悩みながらも少しずつ進み成長する。少しの不可思議もすんなりと日常にとけこんだ、読み心地の良い物語です。
    友人に貸しまくってたのが戻ってきたので登録。

  • 最後に見たのがいつなのかさえ分からない…
    子供から大人になるまでの切ない展開がリアルに描写されていて大泣きでした。序盤と終盤のススキの場面が3人の共通の思い出としていつまでも輝いているんだろうなと胸がいっぱいです。

  • プロローグ+全5話+描き下ろし「エピローグ」「おまけコーナー」収録。横浜から祖母が暮らす兵庫県三木市へ越してきた少女・みっちゃん。母と離れて暮らすことを不安に感じていた彼女が出会ったのは、鍛冶屋の青年・ケンと、狐のお面を付けた不思議な少女・キツネちゃん。二人との出会いが、彼女を大きく成長させることに──。
    青年少女のほのぼの恋愛モノを探し出会った作品。まず絵が可愛すぎて悶絶。個人的に1番感情移入したのはキツネちゃん。段々みっちゃんと話せなくなるところが切なかった。そして同級生の杉山くん、キツネちゃんとは別の意味で切なかったなあ。幸あれ。また、舞台も創作かと思いきや、実在する町だとおまけコーナーで知って驚きました。ちょっと見に行って見たいな〜。最終回やエピローグも良かった(*^^*)オススメです!中古で探していたものの、なかなか見つからないことから新品で買ったら、初版かつ読者ハガキ付いてました!ラッキー!

  • 鍛冶師が集う田舎町。
    打てや打てと囁くのは鍛冶場の神。
    見習い鍛冶師の打つ鋼の音が鳴り響き、孤独な少女の心を誘う。
    青年は伝統工芸の厳しい現実を知りつつも鍛冶師の道を選び、少女は成長して青年に淡い恋心を抱くようになります。
    鍛冶場の神との拙い交流も微笑ましい。
    ふたりの未来に幸あれと素直に願わずにはいられません。

  • ケンちゃんまじイケメン。少女とお兄さんという個人的にたいへんおいしい組み合わせでしたありがとうございました

  • 兵庫県が舞台。鍛冶の音が聞きたくなる。

  • 荒削りな感じはあるものの、ほんわかする物語。

    ちょっと引っかかるのは、年齢差。
    最初出会った時、みっちゃんランドセル背負ってたもんな。
    主人公二人より、周囲の人間(杉山くんやキツネちゃん)が皆やさしくて
    わたしはそのあたりが好き。

  • この書き込みから、スマホから登録が反映されない。不便。

    「本の~」の雰囲気が好きで購入してみました。
    ストーリーうんぬんより、ロリコンかぁって思ってしまった。
    歳が近いであろうママさんとの交流もあるのに、
    娘の方に行くのか…ってちょっと生理的にダメでした。
    女の子だけの淡い初恋で終わって欲しかった。

  • 小さな鍛冶場を舞台に、鍛冶職人見習いの若者と、音に惹かれて立ち寄った女の子、そしてその子にしか見えない神様の物語。雰囲気がとても素敵でした。とても綺麗な物語だと思います。

  • なんかの雑誌で紹介されていて、気になっていた漫画。ラストの方の展開にはちょっとビックリしました。


    時間軸とか展開が、急に変わるから解りにくいとこもあった。でも可愛い女の子が描ける、それだけで一気に漫画に華が出るんだなと感じた。

  • かわいい!かわいい!
    素朴な恋愛にキュンキュンします!

  • 話の流れについてはあれ?と感じることもあるものの、それ以上にうまくまとまっていて、よかったねと最後に思う。そういえば、身近な神様のことを意識しなくなってしまったのはいつの頃からだろう。

  • 本屋で見つけて何となく惹かれて深い考えも無しに買って読んだ本ですが、すごく面白かったです。「うさぎドロップ」じゃないけど、年上の男の人に少女は惹かれるものなのでしょうか(笑)。そういう私自身がまさにそういう少女時代だったと久方ぶりに思い出しました。
    日本にはまだ八百万の神様ってすぐそばに居るのかもしれない。そんな気分になりました。

  • 期待していたような話ではなかったけど、これはこれで良かった。もっとキツネちゃん周りの、「鍛冶場の神さま」の話を広げてほしかったけれど。あと初恋は成就させちゃダメなんじゃなかろうか。てっきりお母さんとケンちゃんがくっ付いてみっちゃんが成長するハートフルストーリーだと思ったのに…。これじゃケンちゃんがただのロリコン。

  • 面白かった!鍛冶職人(見習い)と鍛冶場の神様と祖母に預けられた女の子の話。
    キツネちゃんが切ない…けど最後の見るとまだいるのかな。

  • 小さな恋の音<br /><br />親の離婚で田舎に越してきた少女は、ある音に心を奪われる。「カン!カン!」というその音は、亡くなった父の鍛冶屋を守るため、死に物狂いでひとり鋼を叩く青年が鳴らしていた。そんな二人と神が、守るものを見つける物語。<br /><br />それなりにまとまっていて、ジブリとかがアレンジしてアニメ化したら感動大作になりうるかも。<br />ただ神様のキャラがいまいち判然としない。<br />もうちょっとうまく書いてくれれば良かったのに。<br />あとこんなに「みんな幸せ」みたいな話なのに、あの同級生の少年をうまく落としこんでいないのは残念。<br /><br />何かがたりない。

  • 入江亜季系というか、売野機子系というか、とにかく昔の少女漫画のノリを現代の絵柄で描いた作品。とにかくキツネちゃんマジ天使。

  • 仕事第一の母がかつて飛び出した故郷に、「置いていかれた」少女が、初めて聴く音を追って着いた先は工場。そこで火の前に座っていたのは青年。
    青年の後ろ、または少女の横には狐面をつけた炎の守り神がいるけど、その姿は少女にしか見えない。
    少女がいつの間にか、音が好きではなく、青年が好きになり、ハッピーエンドを迎えるまですくすく育つお話。

    母も最初は正直オイ!と思う存在ですが、まあそこだけはご都合主義というか、実はいい人的なフォローが入るので、少女と青年以外の周辺も含めてめでたしめでたしと言えるかなと。

    装丁のノンスルーインクが素敵です。

  • Fellowsの作品は作りこんである作品が多くて好きです。
    森薫さんの作品なんかはきちんとした取材に基づく美麗な絵で進むストーリーなんかが特徴ですが、
    この作者は新人。新人なりに絵は上手いといえども、やはり少し大味なところはある。
    けれど、それを補って余りある暖かいお話がとてもいいと思います。

    一冊完結で読みやすいし、誰にでも薦めたくなるような一冊です。

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